行く!と即決した
プロジェクトアブロードのことは、トビタテ留学ジャパンのエージェントにあったのを見て知りました。
「留学 ✖ ボランティア」というコンセプトに惹かれました。
私は、高校二年生の夏が受験前長期間海外に行くラストチャンスだと思っていたので、海外に行くことは決めていました。
しかし、ただ英語を使うために行くだけでは物足りず、せっかく行くなら何か人の役に立てるような「一石二鳥」感をどこかで求めていました。
そのためプロジェクトアブロードを見つけたときは、「行く!」と即決でした。
語学留学できるうえに、メインはボランティアなんて、どれだけ素敵なプログラムかと思いました。
消去法という選択肢
カンボジアを選んだのは、正直消去法です。
(こんなにカンボジアで素敵な時間を過ごしたのにこう書くのはどうかと思いますが、事実ですので)
母は安全一番で、直行便が飛んでいる国が第一条件でした。
アフリカは蚊帳の外でしたし、モンゴルも考えましたが私はラム肉を食べられません。
比較的治安が安定しているカンボジアなら渋々といった感じで、ワクチンもかなり受けました。
ただ、狂犬病は打ってよかったと感じています。
そこら中に犬がいました。
ちなみに次もし参加するなら、ネパールに行きたいです。
カンボジアもそうですが、自分の頭の中でどういう国か想像できないところに行くわくわく感が個人的にはたまらないので、そういう国を選んだら面白いと思います。
あと、旅行じゃ行かなそうなところ!
カンボジアの子供たちのためなら
現地での活動内容に入ります。
主に二つに分かれていて、teachingとlabor workです。
前者についていえば、天国です。
子供たちは人見知りせずにどんどん飛びついてきたりして、可愛すぎました。
授業中はアルファベット、数、色、動物、フルーツ、曜日などを、事前にホテルで用意したものを使って教えました。
とにかく声が大きくて元気です。
みんながみんな授業に集中しているわけではありませんが、現地コーディネーターや先生は最強でした。
どうにかなります。
逆に、みんなが静かに頑張っているときは感動しました。
Teaching以外にも、日本の文化を教えるcultural dayや、環境について教える community dayなど、たくさん子供たちと触れ合えました。
それでも足りなかったです。
Labor workは、予想以上にきつかったです。
暑い中、ここではシーブリーズや自分が日本から持っていった氷を作れるスプレーが最強でした。
でもかわいい子供たちのためなら、concretingもgardeningも余裕です。
活動後の炭酸ジュースは、何よりもおいしかったです。
もう一つ現地コーディネーターのナラットについて書かせてください。
みんなの頼れる存在
私たちは彼を、パパと呼んでいました。
とにかく優しくて、活動中頑張っている私たちに日本語で「すごーい」と言ってくれます。
また授業の通訳、授業で必要なものの準備をしてくれたり、道の途中でお菓子を買ってきてくれたり、よくアイスクリームをねだっていました。
とにかく全部が最高です!!
みんなのパパです。
いつも気を遣って話しかけてくれるし、全身からやさしい雰囲気が放たれている人です。
Love you, Papa!
山あり谷ありカンボジア生活
カンボジアでの生活に関して言えば、特に大きな問題はありませんでした。
スーパーは、日本のものであふれていました。
イオンでchatime3回飲みました。
安いものは安いです。
スムージー系安いです。
スタバのフラペチーノも!
ホテルの部屋については、語れます。
とにかく最初の1週間の部屋は最高でした。
そこからだんだんランクが落ちていきました。
最初の部屋は文句なしです!
入ったらハートとツルの形のバスタオルが置いてあって、なぜかダブルベッドに一人で寝ましたし、窓からの景色素敵でした。
朝起きると、きれいな街並みが見えます。
冷蔵庫もバスタブもある、問題はドライヤーが30秒ごとに切れることくらいでした。
二人部屋なのに、毎日なぜか3本も水が供給されました。
話はここからです。
シェムリアップのホテルは正直変えてほしくて、Papaに頼みましたが無理でした。
隣のレストランとトイレの換気口みたいなところがつながってて、ノンストップのそれなりにうるさい音楽が夜も聞こえてきます。
窓もないです。
タオルは新品のはずが、なぜか色がついてる。
なんとなく汚い。(行けばわかります)
でもご飯はこっちのほうがおいしいですし、雰囲気もいいんですけど、なぜかプノンペンのホテルが恋しくなりました。
ところが!!
プノンペンに戻ると部屋が変わっていて窓なし、冷蔵庫故障、バスタブなしの部屋になってしまいました。
幸い友達がこのころにはちゃんといたので、冷蔵庫を貸してもらったり、色々と助けてもらいました。
ルームメイトと嘆きました。
いろいろありましたが、最後の方はジムもプールもマッサージも利用して、なんだかんだ最高に楽しかったんです。
最後に学んだことなどを頑張ってまとめます!
納得するまで、とことん
このプログラムに参加できて、私は幸せ者です。
カンボジアの今を知れたこと、世界で一番かわいいんじゃないかと思った子供たちに会えたこと、これを書いているだけで会いたくて泣きそうになる一緒に活動した高校生のみんなと2週間過ごしたこと、全てに感謝します。
この2週間は、私の世界を広げてくれました。
発展途上国とは何か、建設中のたくさんのビルを見て感じたり、初めて異国に来たなと思いました。
(カナダやオーストラリアに行きましたがそれとは一味、二味違います)
でも自分がカンボジアで何かできたのかは、正直実感できませんでした。
ただ活動したことは事実だし、これからもカンボジアをはじめとする発展途上国のこれからにかかわっていきたいという思いを強く抱きました。
大学では、東南アジアのどこかに留学して開発学を学びたいです。
そして自分が何かしたという実感を得られるまで、頑張り続けたいと思います。