ボランティア活動を行ったフィジーの学校

フィジーでチャイルドケア&村落生活体験 梶友里愛

人の役に立ち、その国ならではの文化を学びたい

短期留学をするなら、ただの語学留学ではなく、ボランティアなどを通して人の役に立ったり、他の国では体験することができない国や文化を学んだりしたいと思っていました。

また、私はトビタテ留学Japanの奨学金を利用したかったため、トビタテの条件を満たしているProject Abroad に惹かれました。

そして、ほかの国の人たちと一緒に活動できることが魅力的でした。

私はチャイルドケアができるプログラムであること、ホームステイができること、英語圏の国で活動できること、ボランティア活動ができることを理想としていたので、その条件にすべて合致しているフィジーのこのプログラムを選びました。

フィジーでの活動と生活

フィジーのGaloa Villageに3週間ホームステイをしました。

日本人の他にも、アメリカやフランス、オランダからの参加者がいました。

平日は、午前中に幼稚園に行ったりデイケアなどのチャイルドケアをしたりして、午後はFoot Passやビーチクリーンをしました。

時々、天候やMonday Feverという理由でいきなり活動がなくなることもありました。

理由に驚きましたが、それもフィジーらしいです。

休みの日は、村から出て自然を感じることのできるアクティビティなどもしました。

活動がない時は、常に村の子供達と遊んだり、村やビーチを案内してもらったりして、充実した時間を過ごすことができました。

折り紙や日本の手遊びに、みんな興味を持ってくれて嬉しかったです。

子供達は本当に元気で体力がもたなかったり、英語が通じない小さな子供たちとは意思疎通が難しかったりと大変なこともたくさんありましたが、とても可愛かったです。

宿題を教える時間もありました。

また、宗教のお祈りや歌を教えてもらったり、教会や地域のお祈りや集まりに参加させてもらったりしました。

村のホールで行われたダンスパーティーなどにも参加させてもらいました。

村での生活は、シャワーが水だったり、家によって電気や冷蔵庫、洗濯機がなかったり、電波が悪かったり、よく停電したりと、日本に比べて不便なことも多かったのですが、違う文化や生活に触れられてとても楽しかったです。

また、私はフランス人の子と同じホームステイ先だったため、フランス文化や学校のことなどもたくさん聞くことができて新鮮でした。

感謝の気持ちと幸せの秘訣

今回の留学では、本当にたくさんの人にお世話になったし、村の方々のおかげでたくさんの思い出を作ることができました。

ホストファミリーは、フィジーの伝統的な料理について教えてくれたり、宗教のことを教えてくれたり、フィジーについてのたくさんのことを教えてくれました。

おかげでフィジーが大好きになりました!

村の人たちはみんな優しくて気さくで、人懐っこく色々な人と関われたのが、私の中で大切な思い出です。

フィジーの子供達はみんな活発で、一緒に遊ぼうと誘ってくれたり、ホストファミリーも子供が多かったので、寝る時以外は常に誰かと話したり遊んだりしている環境が本当に楽しかったです!

おかげで課題は進みませんでした 笑

一緒に活動した仲間も困った時に助け合ったり、お互いの話をたくさんしたり、、、

みんながいてくれたから心強かったし、それぞれ帰国した今でも連絡を取ったりと大切な友達です。

フィジーの友達とも連絡を取り合っていて、フィジーにまた遊びに行かせてもらう計画も立っているくらい今でも仲が良いです。

関わってくれた人たちみんなが、私の拙い英語でも構わずコミュニケーションを取ってくれ、困った時に助けてくれて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

みんなの優しさのおかげで、忘れられない思い出になりました。

フィジーは世界幸福度調査が1位の国なため、その理由を調査したいと思っていきましたが、フィジーの時間にルーズな所、自分は特別だと教えるところが幸せの秘訣だと思いました。

また、村全体が家族のような関係性であったり、人懐っこい国民性だったりするところも幸せの秘訣の一つだと思いました。

誰にでも気さくに、家族のように接してくれる村の人が大好きです。

見えてきたやりたいこと

私は今回の留学で、裕福なことが幸せではないと実感しました。

ボランティアという言葉はおこがましいほど、たくさんのことをフィジーの人から学ばせてもらいました。

今回の経験を通して、様々な国で平和や教育の発展のために活動したいという気持ちが強くなりました。

そして、ただ発展させるだけではなく、もともとある現地の良さや良い教育法などをほかの国に伝える活動をしたいと思いました。

また、私のように海外で留学をしたい人のサポートにも携わりたいと思うようになりました。

地域に密着して、現地の良さを十分に生かせる活動をできるような人になりたいです。

自分が将来実現したいことを、より具体化していきたいと思います。

これから参加する高校生へ

新たな夢ができたり、かけがえのない経験ができたり、たくさんのことを感じ、学べたり、、、

留学は本当に価値のあるものだと思います!

また、国を越えた友達ができたり、第二の家族や故郷ができたりと、一生の財産を作ることもできると思います!

自分自身を見つめるきっかけになるし、その後の自分のモチベーションにもなると思います!

大変なことも多いと思うし、時に辛いと感じることも多いと思いますが、その経験が自分自身を強くしてくれると思うし、成長のきっかけになると思います。

自分から挑戦し、積極的に楽しんで行動することが何よりも大切です!

応援しています!

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フィジーで活動中の高校生ボランティア・梶友里愛さんと仲間たち

この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。