今度こそ国際ボランティアへ

プロジェクトアブロードと出会ったのは、2021年の6月頃のことでした。

高校生活で初めての夏休みを勉強だけで過ごすことなく、他に何か地域社会に貢献ができるボランティア活動を検討していました。

当時はプロジェクトアブロードではなく、別の企業のプログラムでフィリピンでのボランティアを希望していました。

コロナの状況が少しずつ改善されて規制も緩和され始めたということもあって、少し長めに滞在したかったですが、ほんの数日間だけの枠しか空きがなくて断念しました。

しかし、それから他のボランティア活動を探していたところ、プロジェクトアブロードを見つけました。

そこで魅力を感じたのは、バラエティのあるプログラムを長い間いろんな国で展開していて、また最も魅力だったのが全てのプロジェクトがSDGs(持続可能な揮発目標)に大きく繋がっていたことです。

当時から私は教育問題に関心を持っていたため、「これはとてもやりがいがあり、素晴らしい体験になるだろう」と感じました。

最終的に、プロジェクトアブロードのカンボジアで二週間チャイルドケアをすることにしました。

初めての一人旅

私はこのプログラムに参加するまで、一人で海外まで行くことなんてありませんでした。

それも日本(東京)からカンボジア(プノンペン)への直行便がありませんでしたので、乗り継ぎを一度する必要がありました。

正直言って、不安とワクワクな気持ちがありましたが、数年ぶりに海外に行く機会でしたので、ワクワクの気持ちの方が強かったです。

実際乗り継ぎの空港で一瞬迷子になりかけましたが、無事にカンボジアへの便に問題なく搭乗することができました。

現地の空港に着くと、現地のスタッフさんが温かく歓迎してくださり、他のメンバーとも合流しました。

宿泊先のホテルに着くと、すでに到着していたルームメイトを紹介してくださいました。

知らない人と一緒に泊まることに不安を抱えておりましたが、今回は日本からの参加者が多かったため、ルームメイトは日本人の同学年の子でした。

結局は雑談をしながら不安をかき消すことができ、とても仲良くすることができました。

元気な子供たちに囲まれる日々

活動先までは、バスで片道1時間ほどかかりました。

途中で車両ごと乗せられるボートに乗って別の島へ移動し、現地の小学校へ向かいました。

私たちの活動内容は、現地の小学生に英語を教えることと、子供たちの世話(遊び相手)、そして道作りをすることでした。

英語を教えると言っても、がっちり英文法とかを教えるわけではなく、もっと易しい英語を教えました。

例えば、曜日、天気、月、アルファベットなど、ベーシックな内容をカードや黒板に書いたり、またメンバーが分散して個別に教えたりしました。

子供たちは本当に活発的で、いつもニコニコして楽しそうでした。

毎回学校へ入る度に、子供たちが走ってきて抱き着いてきたのが忘れられません。

また、授業が始まる度に、全員で起立して挨拶してくれました。

いつもフレンドリーに接してきてくれて、本当に幸せで嬉しい瞬間でした。

道作りでは、砂、石、水をバケツにかき集め、セメントを始めから作りました。

力仕事がメインで、Tシャツが汗でビショビショになるほどでした。

嬉しいことに、クーラーボックスにはたくさんのコーラなのど飲み物が補充されており、自由に飲めて本当にありがたかったです。

これほど体験したことのない仕事でしたが、すべての道が完成した時の達成感はとてもやりがいが大きく、ついに社会貢献したと感じる瞬間でした。

最終日のお別れ会は、非常に悲しかったです。

もうこの子たちに会えないと考えると、本当に泣きそうになりました。

その時、時間の大切さを改めて感じました。

想像以上に快適だったカンボジア生活

カンボジアでの生活は、思っていた以上に快適でした。

東南アジアのホテル事情がよくわからなく、あまり想像はできませんでしたが、実際は予想を上回りました。

シャワー室には、日本のとある会社のお湯沸器があり、きちんと温かいシャワーを浴びることができました。

ホテルの朝食はビュッフェ形式で、とても美味しかったです。

少し辛い物もありましたが、日本人の口には合うと思います。

夕食は基本的にいつも外食で、バスで移動します。

恒例行事として、バスの中では音楽をかけて、みんなで熱唱しました。

今でもその場面が印象に残って、忘れられません。

とても楽しい移動時間でした。

レストランは、スタッフさんが美味しいお店に連れて行ってくれます。

毎回予算が伝えられ、予算以内の料理を注文します。

基本的にクメール料理がメインで、とても美味しいことに驚かされました。

ホテルから数分歩いたところに、イオンモールがありました。

そこは、本当に日本のイオンモールの雰囲気にそっくりで、日本の調味料が売ってて、日本食レストラン、さらにゲームセンターまであり驚きました。

まるで日本にいるような感じでした。

実際、数回はイオンモールで自由に食事をする機会がありました。

週末には、シュムリアップへ二泊三日の週末旅行へ出かけました。

世界遺産であるアンコールワットを、日の出に合わせて訪れました。

とても綺麗で、歴史をたくさんこの肌で感じました。

とても素晴らしい週末になりました。

人生で最も有意義な夏休み

私はこの2週間でいろいろ困難なこともありましたが、今回のプログラムに参加して本当によかったと思います。

実際のカンボジアでの教育現場では、さまざまな課題を抱えていました。

まず、カンボジアの生徒たちは英語を教えるための教科書を持っていませんでした。

そこで、子供たちに分かりやすく教えるために、自作で単語に関する絵を描いたり、単語カードなどを使用したりして、イメージしやすい工夫をしました。

この時、自分は良い勉強環境に恵まれていると知らされました。

学んだこととして、実際に現場に行って体験しないと、現場がはっきり分からないということです。

行く前と行った後では、やはりカンボジアに対する概念が大きく変わりました。

新しい文化に触れて、また最高のメンバーたちと出会うことができ、自分の世界視野の拡大、たくさんインスピレーションを得られたので、参加した甲斐があったと感じます。

実際のカンボジアは、素晴らしい国でした。

これらの経験を通して、これから何かしらアクションを起こしたいという気持ちが芽生えました。

社会の一人として自分ができるボランティア活動を、趣味として海外でも国内でも継続したいと思いました。

またチャンスがあったら、プロジェクトアブロードに参加したいです。

これから参加する高校生へ

はじめの頃は、もしかしたら不安があるかもしれませんが、現実はやはり自分の目で確認しないとわからないものです。

ぜひ勇気を振り絞って、新しい世界へ溶け込んでください!

海外でのボランティアは、学ぶことがたくさんあります。

一体自分に何ができるのか、どう社会に貢献ができるのかに悩んでいる方は、身の周りにある課題解決に繋がるプロジェクトアブロードをおすすめします!

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カンボジアでチャイルドケア&地域奉仕活動 神谷隆仁

この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。