小児科医への夢 VS 襲った不安
将来、小児科医になることを志していることから、海外での医療ボランティアを経験してみたいと思い参加を決めた。
また、発展途上国での医療ボランティアであるため、子どもたちへのケア活動も活動内容に含まれていたのでこのプログラムを選んだ。
1ヶ月ぐらい前はワクワクしていたけれど、出発が近づくにつれて嫌になっていった。
なんでこんな遠い国を選んでしまったのか、という気持ちでいっぱいだった。
考えながらたくさん学んだ
地方の村や学校にいって、体温測定やマラリア検査、B型肝炎検査などの基本的なアウトリーチケア活動を行った。
ハンセン病キャンプでは、傷の手当を行った。
普段日本にいたら絶対に経験できないようなハンセン病キャンプや、アフリカの田舎でのアウトリーチケア活動ができたことで、アフリカの現状や、田舎の様子、ハンセン病に対する偏見、ハンセン病患者の方々がどんな状態なのか、どんなことを考えているのかを、自分なりに見て考えるということを学んだ。
また、週に1度現地の病院に行き、自分の興味のある分野で半日過ごし見学した。
医療のワークショップでは、全て英語で行うところが大変だった。
学校の英語のレベルを大幅に超えているから、1回聞いただけじゃほとんど理解できない。
ボランティアメンバーに助けてもらいながら、毎日の夜は自分でノートをまとめ直してなんとか克服した。
心で通じたガーナ生活
ホストファミリーも、ボランティアメンバーもあたたかい人たちで、毎日楽しく過ごすことが出来た。
食事は私たちに合わせて作ってくれたので、とても美味しかった。
中でも、ホストファミリーの家に集まる子どもたちと一緒にサッカーをしたことが最も印象に残っている。
言葉がはっきりとは通じなくても、一緒に楽しむことができるということを改めて痛感した。
確固たる将来の夢
将来、小児科医を目指す気持ちが強まった。
今回のガーナの医療ボランティアで、アフリカの子どもたちは十分な医療を受けれていないことをこの目で実感した。
自分しかできない経験をさせてもらったからこそ、今回アフリカのガーナで目にしたことを心に焼き付けて、将来はただの小児科医ではなく、世界を飛び回ってどんな子供たちでも治療してあげられるような小児科医になりたいと思った。
とにかく、なんといっても充実した2週間だった。
かけがえのない経験、仲間、家族に出会えて本当に幸せだった。一生忘れない2週間。
これから参加する高校生へ
英語ができなくても、自信がなくても、笑顔とジェスチャーだけは絶やしちゃだめです!
それだけ守り抜けばなんとか頑張れるので、絶対に常にスマイル!
この体験談は、主観に基づいて綴られています。
その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。