主体的に活動した
活動先の具体的な行動内容は、現地学校の先生との話し合いの中で決定していきました。
その際に自分が何を特技としているのか、どのような活動を行いたいのかを明確に説明することができることが重要であると感じました。
この打ち合わせの段階で、しっかりと自分の意志を持っていることで活動の充実度が変わってくると思います。
私は4週間の中で、前半は日本文化や日本語を教えていました。
後半は、主に教科書を使用した授業や教師のサポートを行っていました。
さらにホストハウスでは、教室に飾る大型ポスターを作成しました。
活動以外の時間を大切に
私の滞在先は、受け入れを沢山経験している家庭だったため、安心して生活できました。
活動先以外での相談は、ホストマザーに話すことが多かったです。私のホストマザーは些細なことでもすぐにスタッフに確認を取ってくださったため、とても助けられました。
ホテルやアパートで滞在するよりも、文化を身に染みて感じることができるホームステイをお勧めします。
部屋も日本人の女の子とシェアするか、1人で1部屋を使用するかのどちらかでした。
シャワーもお湯が出て、毎日美味しいご飯を提供して頂きました。現地で出会った8人程の日本人は、私を含めネパール料理を気に入っていたため、安心してください。
私は現地の方々ともっと触れ合いたいと思ったため、週末にプロジェクトアブロードが提供して下さるツアーには一回も参加しませんでした。
1週目の週末は、滞在先でホストファミリーとのんびり過ごし、2週目以降は現地で知り合った方々と交流したり、一人で観光を行ったり、自由な生活を行っていました。
私はボランティア活動だけに焦点を合わせるのではなく、活動国の幅広い地域を偵察することで視野も広がり、活動国の現状にも気づくことができたと考えます。
持ち物アドバイス
持ち物についてですが、まず、生活必需品以外に、自分の強みをPRできるものや自国の文化紹介ができるものを持って行くことを強くお勧めします。
言葉でのコミュニケーションだけでなく、これらを用いて説明することで、活動先や滞在先でとても興味をもって頂くことができるはずです。
またネパールでは生活用品は現地で購入することができるため、心配する必要はありません。
しかし活動のための準備物は、日本から持参するべきです。
また現地で必要となったものは、自ら手配する前に現地スタッフに相談してみましょう。
私はポスター作成に必要な画用紙やマーカーを滞在先に持ってきて頂くことができたため、活動をスムーズに行うことができました。
これから参加する方へ
参加を決心したら、初めにするべきことは派遣先の国をよく調べることだと思います。
現地では、日本の常識が通用しないことが多々あります。
無意識に現地の方々の暗黙のルールを破ることのないように、文化を理解する必要があります。
さらに英語以外の現地語がある場合は、簡単な言葉を喋ることができるとコミュニケーションの幅が一気に広がります。
私は英語が得意ではないのですが、ネパール語を積極的に使用することで現地の方々に喜んで頂けました。
また活動期間で悩んでいる方は、4週間以上をおすすめします。
理由は、1週間や2週間では現地の現状に気づくことはできないからです。
現地では日本人スタッフが滞在していない国が多いため、現地スタッフと英語でのコミュニケーションがメインとなります。
しかし日本スタッフとメールや電話での相談も可能なため、不安を抱えすぎる必要はありません。
みなさんのボランティアが、充実した活動であることを願っています。