何か面白いことをしたい
プロジェクトアブロードを知ったのは、18歳の時です。
何か面白いことをしたい、わくわくするようなことができたら、という思いで探したのがプロジェクトアブロードでした。
20歳の時に、プロジェクトアブロードでガーナに行きました。
ガーナではもちろん大変なこともありましたが、それと同時に仲間と共に一つのことを成し遂げることのおもしろさを体験し、それが忘れられなかったので、ガーナから1年半後に2度目となる参加を決めました。
自分に合った団体を選びたかった
プロジェクトアブロードは建築だけでなく、教育、人権保護、医療、経済、環境保護など多面的に支援を行っている団体です。
たくさんの人がいろいろな課題を抱える中で、プロジェクトアブロードは様々な取り組みをしています。
ボランティアをする、団体を選ぶ、その時に重要視したのは支援が「長期的」かつ「包括的」に行われていることでした。
この条件を満たすのがプロジェクトアブロードだと考えたので、選びました。
それぞれのボランティアは自分にやれることを選べるので、なにかできることはあるかな、と考えている人もできることは見つけられると思います。
弁護士や医師といった資格がある人だけでなく、音楽をやってきた人、サッカーが得意な人など、自分だからできることをプロジェクトアブロードでは探すことができると思います。
タンザニアに魅かれた理由
今回タンザニアという国を選択したのは、ある人たちの存在が理由です。
それはマサイ族です。
どんな暮らしをしているんだろう。
どんな人たちなのかな。
という彼らへの興味から、タンザニアに行くことを決めました。
いざ、建築ボランティアとして
活動先のマサイ村には電線もなく、だだっ広いサバンナにぽつんぽつんとマサイの家の集合があり、そんなところに学校がありました。
建築作業はシンプルです。
「砂、セメント、水を混ぜて作ったコンクリートのようなものを接着剤にして、ブロックを積み重ね壁を作る」
「木を切って組み立て屋根を作る」
など、大きな機械を使うことなく、人の手で建築作業を進めていきます。
建築の方法は、他の国の建築プグラムのやり方とあまり変わりません。
ガーナでも建築プログラムに参加しましたが、方法はとても似ています。
建築プログラムでネパールに行った仲間も、方法はほとんど同じだと言っていました。
現地の大工さんもいるので、教えてもらいながら活動できます。
女性のボランティアもたくさんいたので力仕事に不安が、という方でも参加できると思います。
毎日泥や汗にまみれ、仲間と完成を目指します。
少しずつ少しずつ、それでも確実に完成に近づいていきます。
壁が2段できた!玄関ができた!窓ができた!黒板ができた!など「やればできるんだ!」がたくさんあるプログラムだと思います。
いろいろな国から集まった仲間と一つのものを完成させていくことを通して得られるやりがいや達成感は、何にも代えられないものです。
これが建築プログラムの一番の魅力だと思います。
刺激的だったタンザニアでの日常
現地での生活は、忘れられないほどにたのしく刺激的でした。
18歳の高校生。
31歳の弁護士。
21歳の大学生。
62歳の会社経営者。
アメリカ、イタリア、スウェーデン、スイス、オランダ、日本など、同じ国から来た仲間が同じプログラムをやっている方が珍しいくらいです。
暮らしてきた環境が全く違う人たちと一緒に暮らし、仕事をして、ご飯を食べたり、話をしたり、タンザニアでの「日常」は、いまでも忘れられません。
誰かが帰国する、となれば、その前夜はみんなでビールを飲んで楽しく過ごしたりしました。
リラックスできて、本当の家族のような存在でした。
週末は、仲間とサファリなど観光に出かけたり、映画を見に行ったり、レストランに行ったり自由に過ごしていました。
プログラムだけでなく、共に時間を過ごす中でコミュニケーションをとり、「仲間」になることができたと思います。
タンザニアで得たかけがえのないもの
活動を通して得られたものは、達成感と仲間です。
アフリカのタンザニアという国に、自分たちの手で作り上げたものが存在する。
自分の人生の中で成し遂げたことと、胸を張って言えるような経験でした。
何より一緒に頑張った仲間の存在は、一生忘れられないでしょう。
この体験談は、主観に基づいて綴られています。
その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。