やっと見つけた
初めてプロジェクトアブロードを見つけた時、私の率直な気持ちは「やっと見つけた」でした。
社会人になってから海外旅行に行くようになって、単身でアメリカなどに行きました。
ただ観光で行くことしかなかったため、海外で何かしたい、海外でボランティアがしたいと思うようになりました。
でも日本の代表的なボランティアグループだと、英語力や専門的な知識が必要だったり、社会人のように長期休暇が取れない人は参加できないものだったりが大半でした。
約2年間イベントなどに参加して、自分でも参加できるボランティアがないか探していた中で出会ったのが、プロジェクトアブロードでした。
プロジェクトアブロードは期間も内容も自分に合ったものが選べ、社会人の自分でもいけるボランティアがあると知った時には、凄く心が熱くなりました。
前述の通り、医療などの専門知識がない私でも、何かできることがないかと考えていました。
好きなバスケットボールだったら、現地の人に協力ができるのではないかと思いました。
スポーツを通して現地の人と交流し、現地の方の笑顔を増やしたいと思い、スポーツプログラムを選びました。
スポーツボランティアとして
基本的には、ホストマザーの作ったお弁当を持って活動場所まで行き、お弁当を食べ終えた頃に練習が始まります。
まず椅子や得点板を準備し、軽いミーティングをします。
その後、3on3の試合が始まります。
私はファールのカウントや得点の管理などをしました。
小学生の試合を見ていましたが、日本人の大人よりも大きな子達が沢山いることに驚きました。
その子とバスケをした時に、私のシュートを思いっきりブロックされたのは、忘れられない思い出です(笑)
3on3の後は、女子のチームと男子のチームを日替わりで指導します。
基本的には、現地の先生方やボランティアの方が指導にあたります。
ときどき私が練習メニューを考えたり、メインで指導したりしました。
練習中以外でも、子どもたちが遊んでと寄ってきてくれて、おいかけっこをしながら一緒に遊んだりもしました。
子どもたちの笑顔をたくさん見ることができる最高の活動場所でした。
習うより慣れたガーナ生活
ガーナの生活は、思っていたよりも凄く快適でした。
毎日ホストマザーが美味しい食事を作ってくれて、周りのボランティアの方々も優しく接してくれました。
1日目は、英語が思ったよりも通じず少し落ち込んでいた時もありましたが、慣れてくると、通じなくても何か話したいということを伝えれば相手は汲み取ってくれて、なんとか話を理解してくれようとすることがわかりました。
日本に帰る2日前に、現地スタッフの方が現地語を学ぶ機会を作ってくれ、その後は現地語でホストマザーやホストマザーの家族などと話しました。
現地語で話すと、現地の人が凄く喜んでくれるのが印象的でした。
「習うより慣れろ」をガーナの生活で理解することができました。
経験から学びとったこと
一番成長できたことは、協調性だと思います。
ガーナ人の方や他国のボランティアの方と話すことによって、国籍なんて関係ないということを学びました。
今回の活動を通して、言葉があまり通じなくても、考え方や日々の習慣が違っても、握手して挨拶すれば仲良くなれる。
そんな事を感じました。
またガーナの人たちは明るく陽気で、イギリス人はどんな時にも格好いい(笑)など、日本にいただけでは、日本人と話しただけではわからない外国人の良さを感じることができました。
つながりたい、伝えたい
今後は、現在日本にいる外国人の方を集めたバスケットボールチームを作ろうと思っています。
また最近、精神障害者のバスケチームのボランティアにも参加するようになりました。
世界には色んな考えを持った人がいますが、スポーツを通して仲良くなれる。
本ボランティアで学んだ事を活かして、これからも色んな人と仲良くなりたいと思います。
また、社会人になっても海外でボランティアができることを広めていきたいです。
長期休暇が取れなくても、経験がなくてもできるということを伝えていきたいです。
この体験談は、主観に基づいて綴られています。
その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。