興味があったアフリカの医療現場へ

アフリカの医療に興味があって、中でもタンザニアの⽂化に興味があったので選びました。

アフリカ⾃体⾏くのが初めてで、⽣活、⾔語、全てのことが不安でした。

でも、それと同時に新しい領域に踏み込むことに対して、楽しみでもありました。

タンザニア医療ボランティアとして

1つ⽬は病院⾒学で、先⽣や研修医の⽅達に混ざって患者さんを⾒回ったりしました。

⼀⼈⼀⼈の患者さんについて、症状などが説明されて、それに対して研修医の⽅達が先⽣に、「この患者さんには何をすればいい?」と質問されて、答えたり実際にやってみているのを⾒て、「今これは脳をチェックしてるんだよ」というように、対応を中⼼に⾒学しました。施設も⾒学しました。

2つ⽬は、ワークショップで、現地のスワヒリ語やダンス、マサイ族の⽂化などを学びました。みんなで⽇本で英語を習うみたいにスワヒリ語を習って、⾃⼰紹介をしたりしました。

3つ⽬は、授業で、感染症や怪我、応急措置から専⾨的な薬、症状などまで医療についての授業を受けました。

授業は全て英語で、板書が読みにくかったり聞き取れなかったり、あるいは知らない単語があったりと、⼤変なことも多いですが、「わからない」「それはなんて書いてあるの?」などと、聞けばすぐに違う⾔葉で表現してくれようとしたり、図を描いてくれたりするので⼤丈夫でした。

鶏⾁を縫ったり、注射器を使ったりもしました。

4つ⽬は、アウトリーチで、教会や村に⾏って授業で習った処⽅箋の読み⽅などを活かして、くる患者さんたちに薬を渡したり、⾎圧を測ったりしました。

5つ⽬は、公衆衛⽣で、⼦供達の学校へ⾏って、⻭磨きを教えたり、⼥性が集まる集会所に⾏って応急措置を教えたり、⾃分が授業で習ったことを違う⼈に対してアウトプットするという活動をしました。

他には週末にサファリに⾏ったり、スーパーに⾏ったりしました。 

現地生活で学んだタンザニアの人々

滞在先はとても綺麗で、⽇本の家とあまり変わりませんでした。

⾷事は美味しかったですが、朝は基本的に毎⽇毎⽇同じものが出るので、「調理」はしていませんでした。

洗濯はあまりしませんでしたが、したい時に⾔えばバケツを貸してもらえたので、⽔を⼊れて、持ってい った洗剤で洗いました。

ルームメイトはとてもいい⼈達で、特に仲良くなったオランダ⼈の⼦など、外国⼈の⼦とは連絡を続けています。

タンザニア生活で⼀番印象に残っていることは、「オープンさ」です。タンザニアの街を歩いていると、知らない⼈からものすごい頻度で話しかけられます。

私は以前イタリアに⾏った時に、話しかけられた⼈に気を取られて、その仲間の⼈に財布をすられたことがあったので、そういう⼈かと思ったら、違いました。

純粋に話しかけてくれていて、ハイタッチをしてきたり、「明⽇はサファリ?」などと話しかけてくれました。

私たちの⾞のタイヤに⽯が挟まってそれを取ろうと路肩に停まっていた時も、通りすがりの2⼈組の登校中の男の⼦たちが⼿伝ってくれて、すごくタンザニアの国⺠性に⼼を打たれました。

停電があったり、⽔が飲めなかったりしましたが、私にとってはそんなに負担じゃなかったです。

あとは、時間の概念が⽇本と違くて、レストランでご飯が出てくるのが4時間くらいかかったりしましたが、その間も他のボランティアと話していたので、お腹すいたなくらいにしか思っていませんでした。

強いて⾔えば、英語の単語で病名などが出てきた時に分からなかったりしました。それが少し⼤変だったけれど、そういうのはその場で聞いたり、辞書やスマホで調べたり、あとで外国⼈の⼦に聞いたりすると、優しく教えてくれました。

⾃分と違う⼈なんて沢⼭いるんだなってことを改めて思ったし、今まではそういう⼈に突っ込んで⾏こうとか話しかけようとかはあまり思わなかったけれど、とにかく⾃分の外に興味を向けて積極的に⾏った⽅が絶対楽しいし、いろんな⼈や事と出会えるなと思いました!

この経験を活かして、⼈との関わりを⼤切にしたいです。それに加えて、⾃分が経験した事、思ったこと、他にも⾊々伝えたいと思います。

とにかく楽しかったし、⾃分の中にあった「スタンダード」がガラッと変わりました!

これから参加する高校生へ

アフリカ怖いな、途上国怖いなとか思っている⼈が多いと思いますが、私が⾏ってみた感じで⾔うと、⽇本の⽥舎より栄えていたので、少しでも興味がある⼈はそんな理由で辞めないで、もっと⾃分の視野とか⾏動範囲を広げてみたほうが絶対いいと思います。

プログラム詳細へ

体験談一覧へ

この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。