父が薦めてくれた
Project Abroadを見つけてきたのは父でした。
将来医師を志していた私は、海外での医療活動に興味があったので、父が薦めてくれました。
日本において高校生が医療を体験できるプログラムは多くないので、シンプルに医療を体験できるという点でも魅力的でした。
ただ、私は海外経験がほとんどなく、知り合いがいない所できちんと活動できるかが不安で申し込みに踏み切れずにいました。
しかし、説明会に参加したところ、渡航前・渡航中問わずコーディネーターの方々のサポートが充実しているということが分かり、申し込みを決めました。
モンゴルでの医療プログラムにした理由
私が参加させていただいたのは、モンゴルでの医療体験ボランティアです。
先にも少し触れた通り、私は将来医師を志しているので、医療体験ボランティアを選びました。
モンゴルは日本からあまり遠くないにも関わらずどのような国なのか全く分からなかったので興味があり、モンゴルを活動国として選択しました。
現地での活動
現地では、ワークショップを通して血圧の測定や縫合、点滴など基礎的な医療行為について学びました。
さらに、それらの知識を活かして貧しい人たちの健康チェックに参加したり、救急車に同乗して治療の様子を見学させていただいたりしました。
その他にも、現地の病院を見学したり、子供達の英語教室のお手伝いをしたりしました。
活動後には、モンゴルの伝統的な音楽と踊りを鑑賞したり、民族衣装を着用して写真を撮ったりと、モンゴルの文化にもたくさん触れることができました。
「おかえり」が嬉しかった
ホストファミリーもモンゴル料理を作ってくれて、食事を楽しむことができました。
慣れない場所で活動している中で、活動を終えて家に帰ると毎日ホストファミリーが「おかえり」と出迎えてくれるのがとても嬉しかったです。
また、私は日本に帰国する際、朝3時半に家を出たのですが、朝早いのに家を出る前にスープを作ってくれるなど、本当に優しかったです。
日本ではできない経験
このプログラムに参加して、とても貴重な経験ができたと心から思いました。
第一に、今回参加させていただいた活動の大半は日本では経験できないようなことだったと思います。
貧しい人たちの健康チェックに参加させていただいた際には、私自身モンゴル語が全くわからず、会話に困っただけでなく、初めて使うタイプの血圧計で少し手間取ったり、時間がかかってしまったりと、難しいことだらけでした。
しかし、健康チェックをさせていただいた方々が帰っていく際に、ジェスチャーやカタコトの英語でありがとうと言ってくれて、本当に嬉しかったです。
数値が正常であることを確認し、笑顔でありがとうと言って帰って行かれる姿は、何度見ても幸せな光景でした。
さらに、病院を見学させていただいた際には、実際に腹腔鏡を用いた手術が行われている様子を手術室に入って間近で見ることができたり、忙しい合間を縫ってドクター達が私たちに病院を案内し、説明してくれたりと、とても充実していました。
医師になることを改めて確信した
今回の活動は、人の温かさにたくさん支えられ、たくさんのことを学べた、とても良い2週間だったと思います。
この経験を通して、私は医師になりたいと思う気持ちがいっそう強くなった気がしています。
医師になって、今回健康チェックをしたように、貧しい人や言語に関わらずより多くの人が健康であることで笑顔で過ごせる、そんな世界の実現に尽力したいと思います。
そう思わせてくれたのは間違いなく、今回の活動で関わってくれたスタッフの方、ホストファミリー、病院の先生たち、健康チェックをさせていただいた方々のおかげです。
本当にありがとうございました。
これから参加する高校生へ
現在、Project Abroadへの参加を迷っている人がいたら、勇気を出して挑戦してみてください。
海外での活動に当たって、たくさんの不安もあると思いますが、現地で関わってくれる方々は本当に温かい人たちばかりです。
また、現地で活動することで、自分の視野を広げ、将来やりたいことを見つけたり、それを実現するためのモチベーションを高めたりと、たくさんの収穫が得られると思います。
この体験談は、主観に基づいて綴られています。
その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。