夢を叶える大学2年の夏休み
私は大学2年生の夏休みに、インターンかボランティア活動をしようと考えていました。
環境に興味があったので、さらに英語を通して学べたら最高だと思いながらリサーチをしていたら、プロジェクトアブロードを見つけました。
子供の頃から動物と自然で溢れている自然保護区に住むことが夢だったので、ケニアの環境保護プログラムは理想のものでした。
ケニアでの環境保護活動
以下のような活動に携わりました:
- De-snaring - 保護区内にあるワイアーの罠の撤去
- Eco-stoves - 村の家にかまどを作る
- Road repair - 自然保護区と公共の場所の間にある石でできた壁の直し
現地の活動は午前と午後に分かれていて、大体はキリン、ライオン、鳥、サルの調査、罠の撤去、かまど作り、植林、石壁の補修の繰り返しでしたが、ラクダに乗りに行ったり、ミュージアムに行ったりもしました。
野生の動物たちを目の前で見れて感動しました。
共同生活の醍醐味
大勢の人たちと三週間も共同生活をすることは初めてだったので、不安よりも楽しみの方が大きかったです。
想像していた通り、フリータイムには皆んなでカードゲームをしたり、お互いの言葉を教えあったり、外でおしゃべりしたり、楽しくて今でも思い出すとその時に戻りたいと思います。
私は食べ物の好き嫌いがないので、現地スタッフが作ってくれる食事がとても美味しくて、たくさん食べていました。
水以外にも、紅茶やホットチョコレート、コーヒーも置いてありました。
タンクの水が足りなかったのか、雨で火が消えたのか理由はよくわからないけれど、水のシャワーを2回ほど浴びました(笑)。
でも普段はお湯のシャワーが出るし、ベッドも心地よくて、私にとっては満足でした。
ケニア人スタッフはいつもジョークを言っていて明るく、関わるのが楽しかったです。
活動のない土日は、近くのバーに行ったり、Nakuruという町に連れて行ってもらったり、洗濯物をしてのんびり過ごしていました。
ケニアの人々の温かさに触れて
三週間ケニアにいましたが、最初の二週間と何日かは日本人1人でした。
ずっと日本で育ったため、日本人がマイノリティーという状況で生活することは貴重な体験でした。
今は、国籍や考えも違う人たちと過ごしたことは、自分の自信に繋がっています。
また私は動物が好きなのですが、キリンや鳥をみてデータに残す調査よりも、体を使って村の人の家に行ってかまどを作ったり、石壁の舗装の方が楽しく、新しい発見もありました。
一番感じたのは、ケニアの人たちに温かさです。
スタッフをはじめみんな優しく、現地の子供たちはピュアで可愛くて、近所の子とも交流をもてて、最後には「寂しい」と言ってくれ、ケニアに住みたいぐらい大好きになりました。
参加者は世界中から来ていますが、みんな英語が堪能でした。
ミュージアムでの説明も全て英語なので、英語ができないと収穫できることは少ないと思います。
かまど作りの説明も石や砂、セメントの分量や工程も英語なので、理解できないと水を入れすぎて失敗している人もいました。
英語力を磨くのが大切だと思います。
現地の人に今まで日本人と仲良くしたかったけど、英語でコミュニケーションが取れなかったから、日本のことが知れて嬉しいと言われました。
目の当たりにした環境問題
ケニアはビニール袋の製造や使用が禁止されているため、環境に配慮した国なんだと思いいざ行ってみると、道端や草の上に包装紙やペットボトルがあちこちに散らばっていて、その草を牛やヤギが食べている光景が普通でした。
ケニアの子供たちは飴をもらうと、その包装紙をその辺に落としていくので、びっくりしました。
規制も大切だけど、なぜダメなのかを理解しないとこのような行動はなくならないのではと思いました。
ケニアにはせっかく壮大で綺麗な自然があるので、今すぐにでもこの問題の解決のために動きたいと思いました。
将来が見えてきた
上記にあるように、環境に関して勉強して行きたいので、将来は環境教育を通してこの自然と動物たちを守りたいと思っています。
日本の都会はコンクリートジャングルだし、全国で異常気象や猛暑がありますが、ケニアにいると自然が多いので、地球はまだ大丈夫だと錯覚してしまう自分がいました。
だからこそ、この段階で環境破壊を止めるために何かしたいと思いました。
プロジェクトアブロードに参加して、以前から興味のある青年海外協力隊などがより魅力的に思えて、またボランティアに参加したいと思っています。
この体験談は、主観に基づいて綴られています。
その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。