途上国で人の役に立ちたい
⼩学⽣の頃からアフリカなどの発展途上国で⼈の役に⽴ちたく、今からできることはない かと模索した結果、今回このボランティアに参加したいという考えに⾏き着きました。
また、医師になりたいという夢も持っているので、医療プログラムに参加しました。
初めてアフリカに⾏けること、インスタグラムで連絡を取り合っていたオランダ⼈の⼦に会えることで、わくわくしていました。
あまり不安はなく、今思うと逆に親の⽅が⼼配していたと思います。笑
医療ボランティア活動
病気や栄養に関するワークショップ、病院⾒学、そしてアウトリーチを⾏いました。
病院⾒学では、現地の病院で様々な科の⾒学をして、⽇本では中々⾒れないものを⾒ることができました。
ワークショップでは、はじめに現地のドクターからの説明を聞いたり板書を写しました。
時々、応急処置や鶏⾁の縫合等の実践も行いました。
アウトリーチでは、マサイ村に⾏ってスワヒリ語での受付、体重やこどもの体温、⾎圧の計測、ドクターの診察の⾒学、そして薬の処⽅をしました。
またワークショップで習ったこと(衛⽣や栄養、応急処置や思春期について)を、英語で学校の⽣徒や先⽣、⼥性グループに教えたこともありました。
⼀番印象に残っているのは、マサイスクールやアウトリーチに⾏ったとき、ふと⼦どもたちに⽬を向けてみると、お腹が膨らんでいる栄養失調の⼦がいたり、頭⽪に⼤きなできものがあったり髪の⽑があまり⽣えていないなど、頭⽪の感染症にかかっている⼦たちを⾒たことです。
今の⽇本ではほとんどみられない症状をタンザニアの⼦どもたちは患っている、という現実を⾒たことは忘れられないです。
にぎやかだったタンザニア生活
私が滞在した家はとても広く綺麗で、快適な⽣活を送ることができました。
ホストファミリーは家にいることはあまりなく、お⼿伝いさんが5⼈いて毎⽇スワヒリ語であいさつしたり、話したり仲良くしていました。
⾷事は、すごく美味しくてタンザニアの料理が出ることもあれば、ピザやパスタなどが出ることもあり、毎⽇⾷事が楽しみでした。
ただトイレの⽔がたまに流れなかったり、夜は寒いにもかかわらず、冷⽔しか使えない⽇が多かったのですが、「まあ、⽇本じゃないし仕⽅ないな」と⾃分に⾔い聞かせて、息を⽌めながらシャワーを使っていました。笑
私が滞在した家には他にも20⼈ぐらいいて、活動時間以外にはカードゲームをしたり、お菓⼦をつまみながら話したり、庭で⽇光を浴びながら⼀緒にゆっくりしたり、誰かの誕⽣⽇の夜には庭で輪になって踊っていました。笑
家でもたくさん楽しむことができたと思います。
英語の壁という反省点
ただ、英語⼒(特にリスニング⼒)をもっと渡航前に⾝に付けておくべきでした。
⽇本⼈以外の⼦達はグループで会話を楽しんでいて、⾃分は会話の中に⼊っても、最初は聞き取るだけで精⼀杯でした。
ワークショップでは、医療英語を事前に勉強していても⾃分の調べが⽢かったのか、専⾨的で⾒たことがないものばかりで難しく、⾃分がそれを調べている間に他のみんなはドクターにたくさん質問をしていて、もっと努⼒していればと後悔しました。
事前に医療英語を勉強するだけでなく、渡されるスケジュールでワークショップの内容を確認して、それに関する医療英語を調べるのもいいと思いました。
人生で最も濃い4週間を未来に活かす
本当に⼈⽣の今までのなかで最も濃い4週間でした。
落ち込むことも何度かありましたが、⾃分が置かれている環境下で何かできることを探して⾏動できるようになれました。
今回のプログラムで、タンザニアの医療現場や⽂化を知ることができたし、⼀緒に活動していたメンバーからも刺激を受けて、医者になりたいという意思がさらに強くなったと思います。
⾃分の将来⽬指す道が、よりはっきりと⾒えてきた4週間でした。
まず医学部に受からなければ何も始まらないので、タンザニアでの出来事や⾃分が将来何をしたいかということを忘れずに、勉強を頑張ります。
あと、学校やSNSでタンザニアのよさを発信できたらいいなと思います。
そしてまたProjects Abroadを使ってタンザニアに⾏こうと思います。
いい経験をありがとうございました。
これから参加する高校生へ
英語⼒を事前に少しでもあげておけばよりよい経験を積められるし、積極的に⾏動すると活動がもっと楽しくなります。
充実したプログラムになるかは、⾃⾝の時間の使い⽅次第で決まると思います。
ぜひ限られたタンザニアでの時間を楽しんでください!
この体験談は、主観に基づいて綴られています。
その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。