いつか訪れてみたかったアフリカ
私がアフリカに興味を持ったのは、高校時にあったゼミ活動でした。
私はアフリカゼミに参加し、アフリカについて知る機会が多くあり、いつか訪れてみたいと思っていました。
また昔から、自然や野生動物が好きだったのもあり、多くの自然や野生動物に囲まれたアフリカでその環境を活かしたボランティアをしたく今回の参加に至りました。
保護区での環境保護活動
活動はグループでの行動となります(人数が多い場合は複数のグループになります)。
午前と午後で活動が異なり、月曜から金曜まで毎日違うアクティビティが用意されています。
活動先としては、滞在先でもある保護区内で行われます。
スタッフの運転で保護区内を周り、キリンの調査や、保護区内の動物の統計を行ったりします。
動物の調査や観察が全てではありません。
保護区内を歩いて周り、トラップを探し動物が怪我をしないよう見つけられる限り集めます。
また、現地の方との交流もあります。
コミュニティを訪れ、釜戸造りの手伝いをします。
電気の十分でない家庭も多い為、火がとても重要になります。
火を起こすため、保護区内の木を切りに行くことになります。
そこで、保護区内のある自然を守るためにも、火を長持ちさせることのできる釜戸を一家庭ごとに作りに行きます。
コミュニティの人々がどのような暮らしをしているのかを自分の目で見ることができ、現地の方と話ができる貴重な経験となります。
大自然の中での共同生活
生活は、キャンプベースでの共同生活でした。
平日はアクティビティがありますが、休日はフリーになりますので、大きな街に出て買い物をしたり、サファリパークのような場所がありますので、そこに訪問する事もできます。
ほかのボランティアの子と計画を立て、少し遠出をすることもできます。
私もほかのボランティアの子とバスを乗り継いで、ハイキングにも行きました。
キャンプベースでは、三食もきちんと出ますし、フルーツも常においてあるので、お腹が空いたらよく皆でフルーツを食べたりしました。
部屋に収納棚があるので、必要な荷物を棚に置くことができます。
また、シャワーは午後5時から10時までお湯が出ますので、その時間にゆっくり浴びることができます。
昼間は庭へ出て本を読んだり、夜はキャンプファイヤーもしました。
共同生活になりますが、何不自由なくボランティア生活を送ることができました。
ケニア料理の1つである「チャパティ」(インドのナンみたいなやつです)をボランティアの皆で作ったりもしました!
たくさんの学びを得た
プログラムを通して、多くの自然保護区の現状を自分の目で見て学ぶことができました。
自然や野生動物を守っていくことの重要性を改めて感じました。
人の手によって減少していく自然やその影響で絶滅危惧種動物が増えている現状の中で、今ある自然や動物をきちんと守っていくことがどれだけ重要であるかを、この体験を通して学ぶことができたと思います。
また、現地の方の素晴らしさも学ぶことができました。
決して日本のように便利で快適な暮らしとはいえない環境でしたが、彼らは常に明るさを忘れずボランティアの私たちとコミュニケーションを取ってくれました。
「No hurry in Kenya」ということも学びました。笑
確かに、時間通りに何かを行うことは大切ですが、急がずきちんと自分と周囲の時間も大切にする彼らの考え方には感銘を受けました。
アクティビティはもちろん時間通りには始まりませんでしたが、日本とはまた少し違ったライフスタイルを経験できました!
将来の方向性が見えた
今回のボランティアの参加理由の一つに、将来の職業選択を含んでいました。
興味のある自然や動物を将来職として就くのか、また本当に自分に合っているのかを確かめるためでもありました。
2週間の経験を通して、自分の人生の中で遅かれ早かれ、自らの職としてこの素晴らしい自然や動物を守る1スタッフになりたいと思っています。
これから参加する方へ
このプログラムには、国籍年齢問わずいろんな方が参加をします。
日本と違った価値観や文化を持つ方々とコミュニケーションを取ることは、素晴らしい経験になると思います。
たとえ英語に自信がなくても、文法が間違っていたとしても、話すことはとても大事になります。
このボランティアに参加する人たち皆が、第一言語が英語とは限りません。
私達日本人のように、英語が第二言語の方も多くいます。
このボランティアは、どれだけ自分をオープンにできるかで充実さも変わってくると思います。
私は2週間という短い期間での参加でしたが、スマートフォンを使いませんでした。
もちろん、現地でSIMカードを買えます。
しかし、私はスマホのない生活をお勧めします。
もちろんご両親からしたら、心配になるかもしれません。
しかしせっかく日本とは違う世界にいます。
スマホの画面よりも現地の人、ボランティアの顔を見たほうがいいです!
期間にもよりますが、スマホの画面に向き合うよりも、現地や自分の将来について考えるいい機会になると思います。
この体験談は、主観に基づいて綴られています。
その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。