ケニアを舞台に
もともと国際ボランティアに興味があって、せっかく⾏くなら⾏ったことのない場所に⾏こうと思い、ケニアを選んだ。
渡航前は、はじめての⼀⼈旅、親には沢⼭の費⽤も⼼配もかけてしまって、ちょっと申し訳ないない気持ちも半分、だからこそ頑張らなきゃと思う気持ちも半分だった。
ケニアの滞在先
出発の際、⼀緒に渡航する⼈とは出会うのにちょっと苦労した。
それから2⼈でドバイ空港へ⾏き、ナイロビへ。
空港から、今度はガタガタ道を4時間くらい。
そしてホストファミリーの家に着き、それは豪邸で驚いた。
家政婦さんもいる。
いろいろすごかった。
アフリカだからとかケニアだからとかって⾔って、先⼊観は本当にもってはいけないと思った。
いろいろすごかったが、お⾵呂をはじめ⽔圧が弱く、お湯もあまり出ない。
アフリカは暑いイメージがあったけれど、7、8 ⽉は寒かった。
⽇本の秋のようだった。
昼と夜の寒暖差は激しかった。
ケニアでの活動の毎日
1⽇⽬
これからの活動準備をした。
注意事項、スケジュール確認、SIMカード購⼊。
スワヒリ語学んだ。
ご飯は本当に美味しかったし、完⾷もした。
外国のボランティアの⽅々の残⾷が少々気になったが、それも⽂化の違いなのかもしれない。
2⽇⽬
いよいよ今⽇からメディカルの活動開始!
⽇本⼈がいなくて最初は寂しかったが、ペアのボランティアの⽅がとても親切で、分からないところはゆっくりと教えてくれたし、問題なかった。
午後はビーズ作りをした。
途中で⾬が降ったためホームステイ先に帰った。
今⽇は教会で活動し、HIV検査と⾎糖値の測定をした。
みんなほぼ問題なかった。
アフリカだから病気のイメージが強かったが、みんな健康でびっくりした。
ビーズはオフィスでした。
3⽇⽬
今⽇は病院で活動。
X 線検査のほうに⾏ってみた。活動は順調でスムーズだった。
休み時間のときに、同じボランティアの⽅3⼈が声をかけに来てくれた。
正直、1⼈だけ⽇本⼈で英語ができない私のことを⾒るに及ばないと思っていたが、みんな関⼼があった。
避けてるのは私のほうだったのかもしれない。
本当に英語ができるようになりたい。
4⽇⽬
今⽇はアウトリーチで教会に⾏った。
「お昼はない」と⾔われたときは、びっくりした。
薬の配布や⾎圧測定をした。
⾼⾎圧の⼈が多かった。
午後はバーベキューをした。
ケニアの夜空は本当に綺麗!星が素晴らしかった。
5⽇⽬
今⽇は病院で活動。
午後はスーパーで買い物。
週末に備えて準備をした。
6⽇⽬
今⽇はサファリパーク。
朝は早起きで眠たかったが、楽しかった。
7⽇⽬
今⽇はマサイ族のところに⾏って、午後は animal orphanage に⾏った。
お昼ごはんを家政婦さんが作り忘れて、みんなで⾮常⾷を⾷べた。
カップ麺とかお粥雑炊とか。
最近感じているカルチャーショックはケニアじゃなくて、他のボランティアの⽅々とのカルチャーショックが⼤きかった。
8⽇⽬
今⽇も病院で活動。
X線検査をして、コンピュータを使って印刷した。
X線検査はだいぶ慣れてきた。
昨⽇も語ったカルチャーショックについてだが、⽇本⼈がなにもかも⻄洋の⽂化に合わせる必要もないし、⻄洋の⼈たちも⽇本の⽂化に合わせる必要もない。
ただ、互いに理解して尊重する必要があると思う。
もし、なにもかも合わせたら、私はもはや⽇本⼈でなくなる気がする。
私は⽇本の⽂化も好きだし、受け継いでいきたい。
だから⽇本⼈らしくしていくし、礼や考え⽅は⾃分の精⼀杯の範囲でいいと思う。
⾔いたいことははっきりと⾔う。
ただそれだけのことなのに、なかなかできない。
それは⾃分の意⾒を持っているかどうかの問題ではなく、国⺠性とか、その⼈個⼈の性格にもよると思う。
だから、すぐに変えられることではないと思う。
いろいろと⼤変だったが、今⽇はお互いの価値観について分かり合えたし、再スタートといったところだ。
9⽇⽬
今⽇はアウトリーチ。
かなり遠くまで⾏った。途中で野⽣動物も⾒れた。
薬配りをしたが、今⽇は本当にハードワークだった。
帰りに⼦どもたちと写真を撮って、お⾦を請求されてびっくりしたが、払わなかった。
10⽇⽬
今⽇は病院で活動した。
午前中はX 線検査で、もう慣れたのでテキパキ仕事をすることができた。
あと、⾚ちゃんを検査する機械(エコー)も使った。
午後は、ファーストエイドとダンス。
ダンスはとても斬新だった。
夜ご飯は⽇本⼈4⼈でカレーを作った。
11⽇⽬
今⽇はアウトリーチ。
いつも通り薬を配った。
空き時間にいろいろ写真を撮った。
12⽇⽬
今⽇は午前中は病院で活動をしたが、最後だからあまりできなかった。
それからオフィスに⾏ってアンケートや集合写真撮影をした。
13⽇⽬
昨⽇は疲れたのでホテルに着いてそのまま寝た。
ホテル出発の前にお⾵呂に⼊ったが、急にお昼を⾷べるように⾔われた。
もっと早く⾔って欲しかった。結局私は⾷べれなかった。
今、旅を振り返って
こんな旅になるとは思わなかった。
⾃分の成⻑と課題を感じられ、夏休みとか課題とか、⼀切考えさせないものだった。
今回の旅は、いろいろな出会いがあった。
活動を通して、仲間の⼤切さ、協⼒することや相互理解の重要性を学んだ。
またボランティアをしたい!
これからは夢の実現の第⼀歩として、志望⼤学、学部への合格をめざしたい。
これから参加する高校生へ
これから参加する⼈も、はじめは不安でも、⾏ってみないと分からないことがたくさんあります!
保護者に⾃分の強い意志を伝えて、⾃分への挑戦として挑んでみてください!
帰って来る頃には、⾃分も保護者も後悔はないと思います!
この体験談は、主観に基づいて綴られています。
その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。