自分の力を試したかった
中学三年⽣の時に国際ボランティアに興味を持ち、今年の夏にフィジーでのボランティアに参加することができた。
ボランティアに興味を持った理由は、主に3つある。
1つ⽬は、今の⾃分が世界に対して何ができるのか知りたいと思ったこと。
2つ⽬は、⼈の役に⽴つことがやりたかったこと。
3つ⽬は、ボランティアをすることで⼈の笑顔が⾒たいと思ったことだ。
これらのことから、このボランティアに参加した。
フィジーを選んだ理由は、英語の上達・幸せの国といわれている理由を体で感じたかったことだ。
Projects Abroadを選んだ理由は、他のボランティア団体と違い、現地集合なので⾃分⼀⼈でフィジーまで⾏かないといけない、誰も頼る⼈がいない、⾃分で何とかするしかないという状況に⾃分を置いてみたいという思いがあったからだ。
でも、私はこのボランティアに申し込んでから、不安な気持ちでいた。
⾃分の周りには、このような活動に参加している⼈があまりいなかったので、⼼細かったのだが、事前オリエンテーションに参加して、⾃分と同じような夢を持っている⼈、同じような考え⽅の⼈などがたくさんいることを知り、安⼼し頑張ろうと思えた。
⼀⼈で⾶⾏機に乗ること、乗り継ぎをすること⼼配なことがあったが、みんな同じ経験をして挑戦をするのかと思い、頑張ろうと思えた。
縁あって高校生スペシャルに参加し、出会った仲間たち。
それぞれ活動国は異なっても、共に頑張り、帰国後にたくさんの経験を共有できることが楽しみな気持ちだった。
周囲に助けられた日々
活動では、主に幼稚園のペインティング、⼦供のお世話、動物センターでの掃除、お庭作りを⾏った。
壁のペインティングでは、絵にプラスして、英語を書き込み、⼦供たちが⾃然と英語に触れられる環境作りをした。
⼦供のお世話は、主に体を動かして遊んだり塗り絵をやった。
折り紙や⼿遊びなど⽇本の⽂化を教えたり、互いの⽂化で遊んだ。
フィジー生活
滞在先は、想像以上にとてもきれいな家で、とてもやさしいホストファミリーだった。
家のドアは、昼間は常に空いていて、誰でも出⼊りができる。
⾷事は、布を床にひいて、座って⾷べる。
私は、毎⽇家のベランダの椅⼦に座って、村の⼦供たちとお話をしていた。
⼤変だったことは、相⼿に英語で伝えること、シャワーが冷たい⽔だったこと、部屋の中にたくさんの⾍がいたこと。
ルームメイトはフランス⼈の⼦で、英語が苦⼿な私をフォローしてくれて、とてもやさしかった。
私は、⼀⽇⽬に周りの環境が英語過ぎて、ホームシックになった。
私が不安な顔をしていると、ホストファミリーが「私たちは皆家族だから」と⾔ってくれて、背中をさすってくれた。
そして、村の⼦供たちが笑顔で話しかけてきてくれた。
⼦供たちの笑顔を⾒て私は元気になり、その後の⽣活を楽しく送ることができた。
本当に元気や勇気をもらった。
また、村を歩いてい ると話したことがない⼈でも「BULA」と挨拶をしてくれて、村の⼈々のフレンドリーさを感じた。
笑顔の⼤切さ、素晴らしさが⼀番印象に残っている。
フィジーでの経験が今後の原点
フィジーでの経験を通して、笑顔は周りにいる⼈みんなを笑顔にすることだと学んだ。
世界には、⽇本の当たり前がない国でも、幸せそうに笑顔で⽣活している⼈がたくさんいることを知った。
今回の経験を⾃分の体験だけにするのではなく、たくさんの⼈に伝えていきたい。
フィジーという国がどんな国なのか、私は実際に⾏くまでわからなかった。
同じように、私の周りの友達も知らないと思う。
今回初めてフィジーに⾏って、どうして世界⼀幸せの国と呼ばれているのかがわかった。
本当に笑顔があふれる素敵な国だった。
このことを、みんなに発信したい。
これから参加する高校生へ
今回ボランティアに参加する前は、不安な気持ちでいっぱいだった。
理由としては2つあり、1つ⽬は、私の周りに、国際ボランティアに参加する⼈があまりいなかったことだ。
私の周りには、⾃分と同じような考えを持っている⼈が少なく、海外にボランティアに⾏くことが少し怖かった。
しかし、現地に⾏ってボランティア仲間に会うと、⾃分と同じ考えを持っている⼈や参加動機が同じなど、世界にはたくさんの仲間がいるんだなと感じられて、⾃分の考えに⾃信が持てた。
2つ⽬は、⾶⾏機に⼀⼈で乗るということだ。
⾶⾏機に乗ること⾃体あまり好きではない⾃分が、⼀⼈で⾶⾏機に乗って現地に⾏くということは、私にとって⼤きな挑戦だった。
そして、この活動を通して、新たな成⻑した⾃分を⾒つけることができた。
始まる前は不安だらけだった気持ちも、帰国すると、⼤きな⾃信と⼤切な思い出に変わっていた。
今回の経験を得て本当に良い経験ができ、本当に良い仲間に出会うことができた。
この夏の2週間は、私にとって、これからの夢や⽬標に挑戦するための原点になると思う。
本当に良い経験ができるプログラムだと思う。
この体験談は、主観に基づいて綴られています。
その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。