安心できるプロジェクトアブロードを選んだ
他機関主催でしたが、以前、オンラインのカンボジア農村部で生活する小学生向けの講師ボランティアをしたことがあり、今度は現地に出向いて、同国の子供たちをサポートしたいと考えていました。
そんな折に、インターネットのサイトで、プロジェクトアブロードが主催するプログラムを見つけたのがきっかけです。
HP を調べたところ、プロジェクトアブロードは国際的な海外ボランティア派遣団体のパイオニア的存在だと知り、また専属スタッフによる 24時間体制の現地サポートがあるなど、とても安心できる環境のもとで活動できる点が申込の決め手となりました。
カンボジアで活動したかった
カンボジアが活動の舞台であり、世界各地から参加してくる高校生ボランティアと一緒に、貧困層の子供たちが通う小学校などで働く先生たちをサポートするなど、子供たちが楽しく学ぶことができる環境の実現に貢献できる内容であったため、同国で活動する「高校生スペシャルのチャイルドケア&地域奉仕活動」に参加することにしました。
世界中から集まる高校生ボランティアと出会うことができ、そして、参加者が協力して現地の子供たちの教育をサポートしながら地域奉仕活動に貢献できることは、魅力的でした。
活動の毎日と冒険
活動は、チャイルドケア活動と学習環境の改善を目的とした修繕活動がメインとなります。
チャイルドケア活動では、歌やお絵描き、ゲームといった、アクティビティ的な要素を多く取り入れた学習サポートを行いました。
英語があまり話せない子供たちでも遊びながら学べるという点で、とても有効なプログラムだったと感じています。
修繕活動では、教育施設を修繕するためのセメントの運搬や、剥がれ落ちた教室の壁やドアのペンキを塗り替える作業を行いました。
チャイルドケア活動だけでなく、教育施設の修繕活動にも貢献できたことは、充実感が増す貴重な体験となりました。
また、現地ではボランティア活動だけでなく、さまざまな国籍の高校生とカンボジアを観光する時間も用意されています。
ボランティア活動が終了した後に、伝統舞踊を見たり現地の人と交流したりするなど現地の文化を体験することができ、交流を深める貴重な機会にもなりました。
世界遺産アンコールワットや寺院、博物館の観光を通じて、ボランティア活動を行う上で理解しておかなければならない、カンボジアの歴史についても学ぶことができました。
快適に過ごせたカンボジア生活
日本人の高校生と2人で、ホテルの一部屋をルームシェアして生活していました。
ホテルは綺麗に清掃されており、また、現地のサポートの方も駐在していることから、快適で不便な点はなかったように感じます。
現地では1日3食分の食事が提供されますので、食生活で困ったことはありませんでした。
プロジェクトアプロードの現地スタッフが、プログラムのすべてのスケジュールに付き添ってくれるので、不自由なく最後まで安心して参加できたと思います。
達成感と成長を感じた
なによりも有意義であったことは、世界各地の高校生と協力して、発展途上の国カンボジアで一緒にボランティア活動ができたことです。
言葉も文化も異なる中で、奉仕活動をしたいという同じ志を持ってこのプログラムを成し遂げられたことに、達成感と自分の成長を感じています。
集まった高校生は母国が違うため、習慣やマナーなどに驚くこともありましたが、そうした異文化について日々のコミュニケーションを通じて理解を深めることができたという点で、カンボジアでの活動は貴重な機会だったと感じています。
ぶち当たった壁
一番苦労したのは言語の壁です。
カンボジアでは英語がほとんど通じないため、子どもたちへの授業の進め方やお店で商品を頼む時に少し苦労しました。
また、今回のプログラムではフランスから参加した人が約半数おり、その人たちは母国語で話していることが多く、コミュニケーションの取り方に最初のうちは戸惑いを感じました。
異なる言語が飛び交う現地での活動は自分にとって大きなチャレンジでしたが、参加者や現地の人々と交流を深める中で徐々に距離が縮まり、言葉の壁を乗り越えることができたと思います。
もっと色んな言語を勉強して様々な国の人とコミュニケーションを取れるようになりたい、そう思えるようにもなりました。
この経験を人生の糧に
私は、ボランティア活動や国際協力に関わる活動に関心を持っており、高校ではボランティア活動をするインターアクトクラブに所属しています。
クラブでは、地域や人々の役に立つ活動を中心に、様々なジャンルのボランティアに携わってきました。
カンボジアで体験したチャイルドケアや修繕活動という貴重な経験を、今後のクラブ活動に活かしていきたいですし、これからの人生の糧にしたいと考えています。
私の将来の夢は、世界中の子どもたちを笑顔にすることです。
今回のブログラムを通して、この目標に一歩近づくことができたと感じています。
今回のカンボジアでの異文化交流や奉仕活動という経験を最大限に活かして、今後も夢に向かって進んでいきます。
これから参加する高校生へ
発展途上国を舞台に活動するプログラムは、私が経験したように、自分の成長を感じることができるまたとないチャンスとなるはずです。
世界各地から参加する高校生と協力して行うボランティア活動を通じて、大きな達成感を味わってみませんか。
この体験談は、主観に基づいて綴られています。
その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。