将来の夢が変わるほどの経験を経て
私は2022年に、Project Abroadのボツワナでの環境保護にボランティアに参加しました。
その経験から、ボツワナという国や、ボツワナに生息する野生動物についてたくさんのことを学び、将来の夢が変わるほどの大きな経験となりました。
今回は、ボツワナとは全く違うペルーの熱帯雨林という場所はどういった環境で、どのようか環境問題や社会問題があるのか自分の目で見て、現地のスタッフさんに聞きたく、ペルーで4週間の熱帯雨林のボランティアに参加すると決めました。
熱帯雨林ならではの学び
私は4週間ボランティアに参加しましたが、一番の学びは熱帯雨林に生息する植物や野生動物があの環境にどう適応しているのかです。
私は、熱帯雨林で特に圧倒されたのは植物です。
日本ではなかなか見れないトゲトゲの木がたくさんあったり、太陽の光の量に応じて葉の向きを変える植物、walking tressという歩く木、土に根っこを生やさず他の木に巻き付いて成長する木など、私が知らなかった未知な世界がペルーには広がっていました。
毎日ジャングルを歩き活動する中で、こういった植物に関する知識を学べたのはとても嬉しかったです。
また、植物だけではなく生き物も熱帯雨林にどう適応しているのか観察するのが興味深かったです。
印象的に残っているのは、木の色に似た体をしているカエルです。
ジャングルを歩いていると、木にじっと止まっているカエルがたくさんいました。
あまりにも木の色にそっくりなので、誰かがカエルがいると言わないと気付かないほどです。
また、アクティビティの中でPitfall trapsというアクティビティがありました。
これは、ジャングルの中に穴をいくつか掘り、バケツを置きどのような動物が罠に引っ掛かるのか見るものです。
この罠に引っかかるのは大体カエルなのですが、興味深いことに蛇もたまに罠に引っかかっているのです。
罠に引っかかった蛇を見るとお腹が膨らんでおり、カエルを3匹食べた直後でした。
蛇を持ち上げた瞬間に蛇がカエルを吐き出すというプチハプニングがあったのですが、蛇はカエルがこの罠に引っかかることを時間をかけて観察しており、自分もわざと罠に引っかかることで自分の餌を効率よく食べるという戦略をする蛇を見て感心しました。
また、4週間という期間では、町でレスキューされた野生動物(ハリネズミとナマケモノ)もいました。
どの動物もレスキュー後は、その日に熱帯雨林にリリースしました。
なぜ町で野生動物が頻繁に発見されるのか知るきっかけになりました。
最近日本でも、町でクマといった野生動物が出没したというニュースを見る人は多いのではないでしょうか。
それと同じで、ペルーでも同じようなことが起きていました。
実際に街で見かける動物の対象は違くても、なぜこういった野生動物が街に出没するのか原因を知るとともに、野生動物と人間が共存するためにはどうしたら良いのか考えるきっかけになりました。
この経験を将来につなげたい
今回のボランティアでは熱帯雨林に足を運び、様々な活動をしました。
その中で、植物や野生動物が熱帯雨林という環境にどのように適応しているのか観察し、知識を身に着けることができました。
これらの経験を私自身のSNSで紹介したり、大学内でゲストスピーカーとして海外ボランティアに興味のある学生を対象にどのような活動をしてきたのか話すと言った、アウトプットするということをしていきたいと思っています。
そして、実際に熱帯雨林に行きたいと思う人を一人でも増やしたいと思います。
これから参加する方へ
ペルーの熱帯雨林でボランティアをすると、植物や生き物の生き方に魅了されます。
野生動物や植物に興味がある方に限らず、日本とは全く異なる環境に行ってみたいと思う方にぜひ行ってみて欲しいです。
一人でも多くの人にタリカヤという場所に足を運び、貴重な体験をして欲しいです。
この体験談は、主観に基づいて綴られています。
その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。