ボランティア経験を求めて
私が初めてProjects Abroadを知ったのは、去年の秋頃でした。
その頃は、どうしても現地でボランティアを行ってみたい気持ちが強く、様々なNPO団体の話を伺っていました。
その中でもProjects Abroadは今の自分の目的と一致していると考え、ここでボランティアを行うことを決意しました。
ほかの団体と比較して、Projects Abroadは日本語が通用しない場で様々な国の人と交流することができるのが魅力的でした。
また、私の場合はホームステイができると伺っていたので、その国の文化もより感じることができるのが楽しみでした。
なぜ私がネパールでチャイルドケアのプログラムを選択したかというと、ネパールはアジアの中で最貧国の一つだからです。
ほかにもインドやアフガニスタン、スリランカ、パキスタン、バングラデシュ、モルディヴがありますが、ネパールは2015年に大地震が起き、日本と同じような境遇にあります。
しかし復興が続く日本に対して、ネパールの復興進行は遅く子供たちにも大きな影響を与えています。
その状況を自分の目で確かめたいと考え、ネパールを選択しました。
現場での経験と学び
2018年3月18日から2週間ネパールに滞在し、チャイルドケアプログラムでのボランティアを行ってきました。
短期間でしたが、その間でかけがえのない経験をすることができました。
この2週間、首都カトマンズにあるThe Nutritional Rehabilitation Homeという施設でお手伝いさせていただきました。
この施設は、栄養失調の子供たちをケアする場所です。
ネパールでの栄養失調の問題は、今も存在しています。
要因は貧困だけでなく、教養不足にも原因があります。
ネパールでは、イスラム教や仏教を信仰している人が多く存在します。
それゆえ、宗教的な考えが起因となり、栄養失調が起こることもあるそうです。
宗教だけでなく、村の習慣が原因となることもあります。
そこでこの施設では、子供に栄養のある食事を提供するだけでなく、母親に栄養に関する知識を教えて、村に帰っていった後も栄養失調が再び起きないようにしています。
活動内容として、母親たちが栄養について学んだりする間、子供たちと一緒に遊んだり、子供たちだけでなく母親にも算数や英語を教えたりしました。
母親たちはとても優しく、ネパール語を教えてくれたり、髪を結ってくれたりしました。
子供たちも、人懐っこく笑顔が素敵で、ずっと一緒にいたいと感じました。
施設の滞在期間は最短2週間からで、そこから場合によっては2ヶ月や3ヶ月滞在することもあります。
お世辞でも住みやすいとは言えない施設でしたが、活気あふれる人の強さを感じました。
私は日本でどれだけ贅沢な生活をしていたのだろうと、身をもって感じました。
そして、算数や英語を教えているとき、みな意欲的で、もっと学びたいという気持ちが伝わりました。
これから参加する方へ
このプログラムに参加して良かったということが、今の私の気持ちです。
ネパールに滞在していた間日記をつけていたのですが、最初は不安でいっぱいの内容でした。
でも、次第にネパールのことが好きになり、最後にはネパールが恋しくなっていました。
活動がとても充実していたのと、ホームステイの家族やほかのProjects abroadの仲間のおかげです。
ホームステイだったので、ホームシックにはなりませんでした。
そして、同居していた子たちと週末や活動が終わった後に出かけたりして、海外に多くの友達を作ることができました。
参加しようか迷っている方は、ぜひ参加してください。
この体験談は、主観に基づいて綴られています。
その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。