出会いは運命だった
私がこのプログラムを知った時、率直な気持ちは「あ!これしかない!」と思いました。
人生の中で、一度はアフリカの方に行ってみたい、留学してみたいと漠然と考えていました。
しかし、海外旅行ではアジアの方にしか行ったことがなく、英語もあまり話せない、しかも学生で就活もあったので、夢物語で終わるのかなと諦めていました。
でも、学生のうちに何かやっておきたい、やっぱり留学したいと想いが捨てきれず…
小学生から続けていたバスケを活かし留学ができないかなと調べていたところ、たまたまこのプログラムを知りました。
他の留学プログラムといったら、ある程度の英語力が必要で、尚且つ短期の留学といっても半年からがほとんどです。
でもプロジェクトアブロードは英語力を問わず、開始日・終了日を自由に決められ、しかもバスケができるプログラムがありました。
こんなに私にぴったりのプログラムがあったのか、やるしかないなと思い、思い立ったら即行動とということで、1ヶ月半の準備期間を経てガーナでのバスケットボールのプログラムに参加しました。
ガーナの印象
ガーナに到着して翌日、現地のスタッフの人たちがガーナについてや、過ごし方、活動場所までの行き方、プログラムの選択などをきっちりと理解するまで説明してくれます。
また最初の数日までは、ホームステイ先まで迎えにきてくれて、活動場所まで一緒に行き案内してくれたので、不安は一切ありませんでした。
私がお世話になったホームステイ先(アクラ・ラバディ)の家の周りは、小さな売店、グラウンド、バー、スーパーマーケット、ファーストフード店などがあったので現地の生活では全く不便はありませんでしたが、やはり日本と比べてしまうとかなり時代が遅れているように感じました。
また、文化の違いも大きくありました。現地の人たちと仲良くなると濃い話ができるので、日本との違いを直に感じることができ、とても良い経験になりました。
自分なりに取り組んだ3週間
私の派遣先はジェームズタウンのDunkという非営利団体で、5歳くらいから23歳くらいまでの近くに住んでいる、かなり多くの人が所属しています。
私の場合、火曜日から土曜日はバスケに参加し、日曜と月曜は休みと言う形を取りました。
休みの日の過ごし方は人それぞれなので、私は家で映画を見て過ごしたり、滞在していた家の子供たちと遊んだり、ガーナ観光をしたりして休日を過ごしていました。
1週間のスケジュールは、火曜から金曜は現地の人たちは学校があるので、活動時間は16時くらいから18時までで、日によってグループが分かれていました。
グループは全部で6グループあり、5歳くらいから7歳くらいまでの男女混合のグループが3つ、7歳くらいから17歳くらいまでの男子のグループ、女子のグループ、17歳くらいから23歳くらいまでの男子のグループがありました。
土曜日は学校がないため、9時から18時まで2時間くらいづつの練習で3グループが活動します。
火曜から金曜は12時にくらいに活動場所に着き、それからホストファミリーが用意してくれたランチを食べ、16時くらいまでの間自由時間を過ごします。
この自由時間には、現地スタッフや同じプログラムの留学生、現地の子供達とバスケをしたり、自主練習をしたり、ジェームズタウンを回ったり、現地の人たちと話したりして過ごしていました。
限られた3週間の中でバスケ以外のことでも何かできないかと考え、同じ場所で行われている放課後スクールにも特別に参加させてもらい、スクールの手伝いをする機会もありました。
最初に現地スタッフと話し合った際に、バスケを教え、一緒にプレーをしたいと伝えていたので、自分の持っているメニューを練習で使ってくれました。
英語を全く話せないため、全て単語やジャスチャーで伝え、現地スタッフが私のやりたいことを汲み取ってくれて練習を進めていきました。
最初は何を話しているのか全くわからなかったけど、とても優しく丁寧に接してくれたので、不安は一切ありませんでした。
しかし、やっぱり英語が話せないよりは話せたほうがコミュニケーションがスムーズにでき、より多くの会話ができたのになと、これだけが心残りです。
行動あるのみ
言葉は伝わらなくても、バスケがツールとなればすぐに仲良くなることができました。
今回このプログラムに参加したことで、「言葉なんて伝わらなくても、気持ちがあれば相手には伝わる、スポーツは世界の人々を繋げるツールになる」ということを強く実感しました。
やるかやらないかは自分次第になりますし、やったとしても積極的に行動していかなければただ参加しただけになってしまいます。
今回参加したことにより、何事も積極的に行動して行くことがいかに大切であるかということを学びました。
これから社会に出ても、このことは必ず必要になってくると思います。
行動しなければ何も生まれないし、チャンスも巡ってこない。
チャンスは自分で掴むもの。
このことを忘れずに、今後もいろいろなことに取り組んでいきたいです。
この体験談は、主観に基づいて綴られています。
その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。