便利なことがすべてではない

参加しようと思ったきっかけは、世の中いろいろなことが便利になるのはすごいことだけど、その分薄れているものもあるような気がしたからです。

発展途上国といわれる限られた環境の中でも、楽しんでいるそんな人たちから何かを学びたいという思いをきっかけに、アフリカという国へ行ってみたいと思いました。

出会いは偶然だった

毎日いろいろとネットで検索していて、たまたま出会ったのがプロジェクトアブロードでした。

行ってみたいとは思っても、まったく違った環境で、言葉もほとんど分からない中で、長期で行く勇気は正直なく、でも期間も出発日もすべて自分で決めることが出来るということが魅力で、プロジェクトアブロードに参加させていただくことに決めました。

でも今まで聞いたこともない会社名で、正直最初は不安もありましたが、体験説明会や、個人面談などを経て不安は少しずつ薄れていきました。

中でも、オフィスのスタッフの方も実際プログラムに参加した経験を持っている事や、定期的に実施されている説明会にも、プログラムに参加された方がサポーターとして参加されていることに、とても安心しました。

実際に私自身も出発前には、いろいろとアドバイスして頂き、また、現地スタッフの方もとってもフレンドリーでいろいろ助けて頂きました。

いざ、ボランティア活動開始

私はタンザニアに、チャイルドケア2ヶ月と、看護1ヶ月、語学コース30時間のプログラムに参加させて頂きました。

言葉にはやはり不安が大きかったので、スタッフの方のアドバイスもあり、あまり語学力を必要としない子どもたちとの関わりというのが、最初にチャイルドケアを選択した理由です。

私は平日朝9時から12時頃まで、毎日孤児院に通い子どもたちと風船や、シャボン玉で遊んだり、本を読んだり、日本語を教えてあげたりしました。

みんなで海にも行きました。

孤児院にはおもちゃ一つありませんでしたが、子どもたちは目の前に落ちている木や石で、思いっきり楽しんでいたのが印象的です。

みんなそれぞれいろいろな背景があって、今日があると思いますが、子どもたちはとにかく明るかったです。

目の前の景色をどう見るかは、本当に自分次第なんだと孤児院の子どもたちから、改めて教えてもらいました。

物の多さなどでは、日本の方が豊かな部分もあるかも知れませんが、日々過ごして行く中で、行く前に思っていた限られた環境というイメージは自然と消えていました。

誰でも持っていないものを数えたらきりがなくて、でも今も自分の手の中には、いろいろな人から受け取ったものがたくさんあって。

日本ではつい先をみて歩きがちでしたが、孤児院の子どもたちからも教わったように、自分の手の中に得られたものにまず感謝した上で、前を見て一日一日大切に過ごして行きたいと改めて思いました。

タンザニア生活

生活の面では、ホームステイという形で現地の家族の方たちと一緒に過ごしました。

タンザニアを選んだ理由の一つに、タンザニアの主食にはご飯があったりと、日本と近い部分があると聞いたことがあり、実際に行ってみてほんとに美味しくて、食事面に関しては困るどころか、毎日待ち遠しかったです(笑)

家の中の生活は、他の面においても、日本とほとんど変わらない生活でした。

ホームステイ先には、ほかにも同じプロジェクトアブロードで参加している子が2人いたので、出来る限りの英語で毎日情報交換したり、一緒に海や買い物に行ったりしました。

経験を未来に繋げていく

この旅で受け取ったものを、日本でこの先いろいろな形で繋げていけたらと思います。

プロジェクトアブロードスタッフの皆様、本当に貴重な経験をさせて頂き、ありがとうございました。

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タンザニアでチャイルドケア 小林道子

この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

この体験談は孤児院での活動に言及していますが、現在プロジェクトアブロードは地域型のチャイルドケアに焦点をあてた活動に取り組んでいます。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。