大学生のうちに、海外で経験を

私は子供の時から動物に興味があり、今は大学で生物を勉強しています。

勉強する中で動物の保護活動に関心を持ち、実際に体験してみたいと思うようになりました。

また、海外は今まで一度も行ったことがなく、大学生のうちに行ってみたいと思っていました。

そこで、大学の休暇の期間を使い、海外に行き動物の保護活動に参加しようと考え、このプログラムを見つけました。

サメの保護ボランティアは、ダイビングのライセンスが取得でき、個体調査など実践的に活動できるのが良いと思い選びました。

英語環境に身を置いてみて

英語はあまり自信がなく、初めての海外なのでとても不安でした。

少しでも英語を上達させようと、事前にネイティブの人との英会話練習を定期的に行いました。

しかし、実際に現地に到着してみると、英語のスピードがとても速く、最初はほとんど理解できませんでした。

だんだんと会話の速さや発音に慣れてきて、だいたい話す内容が理解できるようになりましたが、人と会話をすることがあまりできなかったので、もっと英会話力をつけられていたら良かったなと感じました。

話していることが理解できないときは、一緒に活動をした仲間が分かりやすく教えてくれて、それがとても助けになりました。

短期でも現場に行った意義

活動内容は、最初の数日でダイビングのコースを受講しライセンスを取り、その後は魚の個体調査やサメの調査、マングローブの植林活動、村での文化活動をしました。

ダイビングコースは、初日にビデオを見て勉強をしましたが、日本語でビデオを視聴できたので安心できました。

実践的なダイビング練習は、インストラクターの英語を理解するのが少し難しかったですが、一緒に受講した仲間がいてくれたおかげで仲間の行動を見て理解することができ、インストラクターの方も理解できるまで丁寧に教えてくれました。

個体調査は、調査する目的や調査内容、調査する魚の種類についてスライドを見ながら説明を聞き、プロジェクトアブロードが行っている活動について具体的によく理解できました。

私は活動期間が2週間で短かったため、より実践的な個体調査はできなかったですが、フィジーの海の環境を守るために行われている活動について学ぶことができ、地球の海洋環境問題や海洋生物の保護について考えることができました。

また、海に潜って様々な魚を見た経験は、とても感動的でした。

とくにシャークダイブでたくさんのサメを間近に見たときは一番感動したし、ずっと思い出に残る貴重な体験になりました。

陸での活動

マングローブの植林活動は、マングローブに行き海辺にあるマングローブ林の植物の種子を拾い、それを植林するという活動をしました。

事前に植林の目的やマングローブの役割、仕組みについて説明を聞き、マングローブの大切さや保護の重要性について詳しく学ぶことができました。

暑い中の活動で大変でしたが、マングローブの環境を守るための活動を行えて良かったと思いました。

文化活動は、近くの村に行き、村の人々の暮らしや文化について村の人の話を聞いたり、村を見て回ったりしました。

生活の様子を実際に見ることができ、他の国や地域と違う点や独自の文化について学べました。

また、村で昼食を食べ、食文化についても知れました。

笹のような植物でうちわを作る体験もでき、日本にはない文化を知れました。

仲間と過ごしたフィジーでの日々

寮での生活は、日本とは違う所もありましたが、快適に過ごせました。

食事はどれも美味しく、様々な料理を出してくれるのが良かったです。

また、一日の活動後や休日に仲間と遊ぶのがとても楽しかったです。

活動後はよくビーチバレーをして遊んだのが楽しかったし、そこでいろんな人と触れ合えたが良い体験になりました。

休日は観光スポットに行ったり、ナンディに一泊したりしました。

英語が苦手なため、ひとりでは楽しく観光できなかったと思いますが、仲間と一緒に行けたおかげで楽しい休日が過ごせました。

ただ、ぼったくりに何度かあったので、観光地では十分に気をつけなければいけないと感じました。

今とこれからへの意気込み

このプログラムに参加して、生き物を保護することの大切さや大変さ、フィジーの人の暮らし、各国の文化について学べました。

一緒に活動した仲間は様々な国から来ていて、その人達と一緒に暮らして会話したことで、日本との違いをたくさん見つけることができ面白かったです。

海外の実際の英語を初めて体験し、英語力をもっとつける必要があると感じたので、今後努力していきたいと思いました。

また、サメの保護活動を実際に体験できた経験を、今後の大学での学習に活かしていきたいです。

今自分が学んでいる生物や地球環境について、実際に行われている活動内容を知り、体験することができたので、それを自分の学びにも結びつけて考えていきたいと思います。

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フィジーでサメ保護 M.H.

この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。