未知の大陸でサッカーを
ガーナに行こうと思ったきっかけは、行ったことがない大陸に行ってみたかったからです。
僕は、人生の中ではヨーロッパやアジアの国々には住んだことがあったり、行ったりすることはあったのですが、この国々は経済的に安定している国でしたので、経済的に安定していない国に行って、実際その環境を肌で感じてみたかったのでいこうと思いました。
また、僕はサッカーがとても好きで、教えることも好きです。
このプログラムは、サッカーを子供達に教え、さらにサッカーを現地のチームと一緒に練習することができると聞いたので、これは自分にとってフィットすると思ったからです。
渡航前は、正直楽しみな気持ちでいっぱいでした。
友達とかは、みんなガーナでの治安を心配してくれたりしていましたが、僕は治安についてはあまり心配していなかったです。
このガーナといった国はどういう国なのかを知りたい気持ちでいっぱいでした。
サッカーコーチボランティアとして
朝の7時から9時まではシニアチームとの練習で、午後4時から6時までは子供達にサッカーを教えるというスケジュールでした。
シニアチームと練習では、まずピッチの周りに走ってから、チームが毎回行う練習メニューを行って、最後に練習試合をするといったことを毎回していました。
午後のサッカーコーチセッションでは、自分が考えた練習メニューを実際に練習で実行させていました。
自分の練習メニューを実際に行う時に、自分の思うようにはいかなかったことが一番大変だったことでした。
そして最後には子供達の大会があり、僕らは自分たちのチームの監督をしていました。
活動中に印象的だったできごとは、ガーナでコーチをやっている時に、一人のボランティア参加者が一人の子供にサッカーの靴をあげた時に、その子が自分よりもその靴を必要としている子供にあげていたことです。
これに僕は感動したので、心に強く残っています。
普段と違うガーナ生活
ガーナでは道路が凸凹しており、よく車の中で頭をぶつけるようなことがありました。
滞在先では、セキュリティーのために電気フェンスが貼ってあったり、ガードドッグが居たりしていました。
食事は、豆や、焼いたバナナ、ポテト、スパゲッティなどがよく出ていました。
滞在先は洗濯機がなかったため、手洗いで洗濯物をしなくてはなりませんでした。
さらに水道水は飲めず、トイレは時々流せない、シャワーでお湯が出ないといった不便なことはたくさんありました。
生活面では、シャワーが冷たかったことが一番大変だったと感じています。
でも、ホストファミリーやルームメイトはとても優しく接してくれたので、楽しく過ごせました。
サッカーから学んだ人生への情熱
このプログラムを通して、ガーナの子供達のサッカーに対しての熱心さに驚きました。
ガーナの子供達は決して裕福ではなく、中にはサッカーシューズを買うことができなく、ボロボロなスニーカーでサッカーをやっていた子供もいました。
しかしお金がなくても、自分が愛することには本当に必死であった子供達がたくさんいました。
やっぱり、普通の人よりもサッカーを愛する気持ちは大きいなと思いました。
ガーナの子供達は、決して僕達みたいな生活をしてないけど、サッカーというものがあるからこそ頑張れるのだなと思いました。
ガーナの人たちには、普通の人よりも一生懸命な気持ちがあるのだなと思いました。
僕も、この子供達のサッカーへの情熱のように、人生のいろいろなことを頑張りたいと思いました。
これから参加する高校生へ
この体験はとても貴重であり、もしもまたガーナに行って、ボランティアをできるようなことがあればやりたいです。
他の国の人、そして自分のことを知ることができる体験であるので、このプログラムはとても良く、無駄にしてはならないものです。
この体験談は、主観に基づいて綴られています。
その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。