新しい経験への期待
参加のきっかけは、現在通っているイギリスの高校の夏休みが長い為、何か出来ないかと思ったから。
もともと医療に興味があった。
高校生スペシャルは15歳からなので、ほとんど年上でやっていけるか、スペイン語で会話したり、授業を受けるのについていけるかの不安、飛行機での乗り換えに不安だった。
ただ、それより楽しみの方が上だった。
どんな経験が出来るのか、どんな人達がいるのか、どんな文化なのか、想像を膨らませた。
濃厚なスケジュールでの活動
現地では、毎日休みがないほどずっと何かをやっていた。
それも、労働というよりかは、辛くても楽しいボランティア(食事配給、歯磨きの仕方を教える、糖尿病キャンペーンなど)、スペイン語の学習(喋ったり、ゲームをしたり、買い物に行ったり、教材を使ったり)、病院見学(1番の思い出が手術見学)などを行った。
だけど、毎日6時半起床、12時ごろ就寝で、これだけは最後までそんなに慣れなかった。
生活に支障が出るほどではなかったが、充実したスケジュールで、疲れもそれなりに溜まった。
一番印象の残っているのは、手術見学。
手術室の端にいないといけないと思ったが、現場では真後ろで見られて、目が離せなかった。
アルゼンチン生活とは
現地では、大家族が住んでいる大きめの家に泊まった。
食事は、基本お米、パスタ、お肉など、家族が個々にやる事があるので、食べる時間もばらばらだった。
洗濯は、コインランドリーまで持っていってもらった。
ルームメイトがとても良かった。
ルームメイトが全員一歳、二歳年上で、最初は緊張してストレスだった。
けれど、みんなオープンで安心していって、最後は何でも話せる仲になった。
洗面所、部屋などは、決して大きくて快適とは言えないが、喧嘩などの大きなトラブルなども起きず、とても仲が良かった。
前までは、汚いのも不便なのも嫌いだったのに、2週間目あたりまでになると、ぬるいシャワー、冷たいお弁当、狭い部屋に2つの二段ベッドがぎゅうぎゅうに詰まって足場もないような所で4人で寝るのも、全て慣れた。
今、経験を振り返って
ほとんどが初めてで、全てが新鮮な経験だった。
2週間経った今でも余韻があるほどだ。
後進国では、まだまだ医療が進んでいない。
苦しそうにしている人達を見て、今後はその改善に携わって人を笑顔にする人にしたいと思った。
これから参加する高校生へ
決して楽ではないし、不便だったり、上手く伝わらなかったりして、辛かったりするけど、終わった時は、みんなで輪になって泣きながら笑う程です。
最高の思い出、そして経験になります。
この体験談は、主観に基づいて綴られています。
その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。