有意義な夏休みを過ごしたい
夏休みを利用してなにかしたい、と思っていろいろ調べていた時、プロジェクトアブロードを見つけました。
医療プログラムに参加することを決めた理由は、ボランティアに興味があること、将来医療に関係する仕事に就きたいと思っているからです。
また私は英語が好きなので、参加者がいろいろな国から集まるという点に魅力を感じました。
このプログラムを見つけ「参加したい」と親に相談した時、私の両親はとても反対し、発展途上国に行くということが危険だと言いました。
でも、私は本当に行きたかったので、たくさん話し合いをして、行くことが出来ました。
成田からスリランカまでの直行便で行ったのですが、成田空港で同じプログラムに参加する子と出会いました。
1人ということが不安だったので、とても安心しました。
医療ボランティアとしての活動
医療プログラムの主な活動は、前半の病院での学習、後半の医療ボランティア活動でした。
病院での学習では、手術室、小児科、分娩室、PCU(診察などをする所)に2~3人で2日ずつ(最終日だけ1日)行きました。
医者や看護師に質問をすると、とても優しく答えてくれました。
しかし、私は医療単語の英語を覚えていなかったので、理解することがとても難しかったです。
手術室は特に興味深く、目の前で手術を見ることが出来たので、とても良かったです。
医療ボランティア活動では、現地の人の健康診断をしました。
自由時間や週末には
活動が終わると、プールやビーチへ行ったり、スーパーマーケットへ買い物に行ったりしました。
夕日がとても綺麗でした。
学校へ行き、手の洗い方を教えるということもしました。
ホストファミリーにご飯を作ったりもしました。
休日はKandyに行き、紅茶を作っている工場やマーケットを訪れたり、伝統舞踊や象を見たり観光をたくさんすることが出来ました。
行った時お祭りをしていたので、そのお祭りを楽しむことも出来ました。
スリランカは物価がとても安く、お土産を沢山買いましたが、最終日にお金は両替した分の半分余っていました。
私のスリランカ生活
プログラム初日は、ボランティアチームの全員10人と会いました。
日本人2人以外、全員の母語が英語でした。
何を話しているのか全く聞き取れず、焦りを感じました。
しかし、聞き返すとゆっくり丁寧に説明してくれて、とても助かりました。
私は、ホームステイ先で3人で一つの部屋を使っていました。
蚊帳もあり、とても綺麗な家でした。
そのホームステイ先には、私を含め6人がホームステイしていて、食事の時間などとても楽しかったです。
朝ごはんはパン、目玉焼きで、昼ごはんと夜ご飯はカレー、ライス、キュウリなどの野菜、鶏肉の揚げ物でした。
私は辛いものが苦手ですが、ほとんど美味しく食べられました。
シャワーは冷水しかでませんでしたが、スリランカはとても暑いため冷水が苦痛ということはなかったです。
洗濯機は、好きな時に使うことが出来ました。
家に冷房はなく、天井に付いている大きなファンのみでした。
夜中に暑くて目が覚めることもありましたが、基本快適に過ごすことが出来ました。
週末の旅先のホテルは冷房があり、シャワーも温水だったためとても快適でした。
現地の人はとても優しく、日本語を話せるという人も何人かいました。
現地での苦労と反省
バス移動が多いのですが、車内は冷房でとても寒くなりました。
なにか上着を持っておくとよかったです。
私は寒暖差で風邪をひいてしまいました。
帰りはコロンボ空港までスタッフの方に送ってもらいました。
私以外の全員が前日か夜中に出発したので、便の遅い私は家で迎えを待つだけだったので、とても暇でした。
空港では、全ての列が長く、時間がかかりギリギリになってしまったので、余裕を持って出た方がいいと思いました。
辛かったことは、虫が多いこと、暑いことなどありますが、一番は他のボランティアのメンバー達の会話が全く聞き取れず、会話に入ることが出来なかったことです。
しかし、ネイティブ達の英語を学ぶことが出来、後半には聞き取ることはほぼできるようになりました。
海外から高校生が集まるというこのプログラムだからこその経験ができました。
この2週間は、本当に素晴らしい経験となりました。
忙しいスケジュールだったけれど、充実した日々でした。
そして、語学留学では決して得ることの出来ないものを得ることができました。
世界を知ったこの経験を糧に
この経験で得た一番大きなものは、世界の大きさを知ったことです。
医者を目指す同い歳の人と会って、将来をしっかり決めてて、本当にすごいなと思いました。
最後にしたプレゼンでは、経験したことは同じなのにこんなにもいろんな目線で物事を捉えることができるのか、と感動しました。
いろんな国の人と出会い、文化を知り、私の弱さを知りました。
私の世界を変えてくれた素晴らしい2週間でした。
本当にいろんな人の協力があって、このプログラムに参加できました。
このプログラムをさらに自分の将来へ繋げられるよう頑張ります。
この体験談は、主観に基づいて綴られています。
その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。