日々のスケジュール
08:00 起床・朝食、市内観光
10:00 自由時間
12:00 昼食、インターネット
14:00 活動開始(バスケットコーチ)
16:00 自由時間
18:00 活動終了、大人バスケコーチ、夕食
20:00 多国籍参加者との交流、インターネット、就寝
ボランティアとしての役割
基本的には、現地のコーチのアシストをすること。
(コーンや作戦版・笛など、必要なものを準備、練習のパサー、ミニゲームの審判、時には私も練習に加わった)
私の持っているメニューを練習内容として使ってもらうことも何度かあり、その時には自分が中心となって練習を進めた。
週に1回、練習と並行して授業のある日があったので、英語のリーディングやライティング・文法などを個人的に教える機会もあった。
情熱が伝わってきた
私がコートに行くと、子どもたちがボールの代わりに石を使ってシューティングしている、という光景を何度か見た。
現地コーチが来るまでオフィスの鍵が開かないため、ボールを取り出せないためだ。
屋外コートのため、ボールはイレギュラーバウンドするし、砂や石がそこらじゅうに散らばり、リングも正面を向いていない。
周囲ではサッカーやダンスをしている人が大勢いて、ボールが飛んでくることもしばしば。
車の音をはじめ周りの雑音が本当に多い。
このような環境のなかで、選手たちが元気よく必死にプレーしている姿にとても感銘を受けた。
不便が不便でない日常
市の中心から少し離れた郊外にホストファミリー宅があった。
周囲には、ショップや薬局・両替所・バーなどがあり、好立地であった。
ガーナの中でも確実に裕福な家ではあったが、不便を感じることも少なくなかった。
不定期に停電が起きたり、シャワーの勢いがとても弱かったり、洗濯が週に1回しかできなかったり。
しかし、これは日本人のものさしで計っているから不便に感じるだけで、現地人にとっては当たり前のこと。
そういう意味では、現地生活をしっかりと体験できるよい環境で生活させてもらえたと思う。
ハウスメイトは何度か入れ替えがあったが、私を含め最大5人であった。
ネイティブやヨーロッパの方が多く、かなり英語の勉強にもなった。
毎日のように近くのバーに通い、お互いの活動や国・文化についてなど多くの話をし合った。
ガーナと自分への学び
アフリカの生活や文化について、肌で触れることができたこと。
アフリカに行くのは人生初であったが、全てが非常に刺激的で素晴らしい経験ができた。
ガーナ(アクラ)は、アフリカの中でもトップクラスの生活水準で、政治的にも安定しているという。
それでも生活に不便や貧しさを感じた自分が、いかに日本人であるかということを強く感じた。
アフリカには、もっと激的に貧しく危険な国がある。
これはアフリカだけではなく、世界中を見渡しても同じだと思う。
世界における日本、日本人としての自分について改めて考えさせられる機会となった。
今後への意気込み
出発前の自分と、帰国を前にしている今の自分に成長を感じることができている、というのが全体を通しての感想である。
この1ヶ月間の経験から得た成長を自分のモノにするために、日本に帰ってから自身の生活を見直し、世界における日本・日本人としての自分を意識しながら日々を過ごしていきたい。
これから参加する方へ
出発前や、特に現地到着後しばらくは、毎日のように不安を感じていました。
それぞれのもっている言語レベルや性格などによって、現地生活は変わると思います。
しかし、私は自分なりの経験が現地でできれば良いと考えました。
他のボランティアのほうがうまくやっているな、とどうしても比較してしまいながらも、それも含め私の頭の中には多くの思い出が残っています。
自信がついたし、出発前との成長も感じます。
迷っている方がいれば、プログラムは人生の中の一部分、と考えてみてはどうでしょうか。
期間や場所などを問わず、私は参加してみることをお勧めします。
この体験談は、主観に基づいて綴られています。
その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。