海外の子供たちを支えたい

私は元々海外の子供たちと関わり、子供たちのために自分ができることをしたいと考えていました。

そんな時にプロジェクトアブロードと出会い、今の自分がしたいことにぴったりだったため参加を決めました。

また、将来教育の面から子供と関わる職に就きたいと考えていたため、この「カンボジアでの教育ボランティア」のプログラムに参加することにしました。

2月から3月の1ヵ月間参加しました。

カンボジアを選んだ理由は寮生活

カンボジアという国を選んだ理由は、滞在先がボランティア寮だったためです。

もちろんその国の文化や生活スタイルを体験するにはホームステイが一番かもしれません。

しかし、今回の自分の目標が海外の生活を体験するということ以上に、活動先の学校に貢献することだと考えていました。

そのため、万が一生活スタイルが自分に合わなかった場合、教育に集中することが難しくなる可能性を考え、ボランティア寮のあるカンボジアを選びました。

また、ボランティア寮には世界各地からボランティアがくると聞き、英語の練習にもなると考えました。

カンボジアの子供たち

平日は、毎日トゥクトゥクに乗って現地のNGOが運営する学校に行きました。

最初にこの学校を訪れたとき、想像よりもきれいで教室がたくさんあることに驚きました。

そしてとにかく子供たちがかわいかったです。

「Hello!」といってたくさんの子供たちが迎えてくれ、その瞬間にこの場所が好きになり、ここで先生として子供たちと関わっていくことにワクワクしました。

最初の二日間くらいは現地の先生の授業を見学し、授業の最後でおこなうゲームを用意するという感じでした。

その後は自分でクラスを持ち、英語の授業を担当しました。

現地の先生の授業スタイルに自分なりのアイデアを加え、また、子供たちが楽しく学ぶことができるように適宜アクティビティをしました。

活動をするうえで困難だったのは、子供たちとのコミュニケーションです。

カンボジアの公用語はクメール語で、子供たちは簡単な英語しかわかりません。

また、私もあいさつ程度のクメール語しかわからなかったため、子供たちが何を言っているのかはじめは全くわかりませんでした。

しかし、徐々に子供たちも知っている英語を使ってくれたり、私も何となく雰囲気でわかるようになったりしました。

一緒にいる時間が増えるにつれて、言語以上に心が通じることで仲良くなれたと思います。

子供たちと意思疎通が取れるようになると一気に距離が縮まり、授業の合間や学校が終わってからの帰り道など、子供たちと関わる時間が増えていきました。

私にとってこの時間が何よりも幸せで、大切な時間でした。

異文化を持つ人々と関わる際、言語も非常に重要ですが、それ以上に大切な何かを感じることができました。

寮生活にして良かった

先ほど述べたように、現地ではボランティア寮に滞在しました。

寮は非常に綺麗で部屋も広く、生活しやすかったです。

また、作ってくださるご飯がどれもおいしくて、日本にいるときよりも三食しっかり食べました。

そして、寮で一緒に生活した世界中のボランティアと仲良くなることができました。

初めは英語を話すことに躊躇いましたが、徐々に慣れることができました。

優しくアクティブなボランティアばかりで、英語力に自信がなくともコミュニケーションをとることができます。

週末にはそのみんなとどこかに出かけたり、シェムリアップの方に旅行してアンコールワット付近を観光したりしました。

日本に帰った今でも連絡を取り合っているボランティアもいます。

世界の友達を作る良い機会になると思います!

カンボジアは交通状況、習慣、お店の雰囲気など、日本とは大きく異なります。

戸惑うこともありますが、すぐに慣れて楽しむことができると思います。

トゥクトゥクに乗って自由に移動できるので、あとは自分のアクティブ力があれば世界は広がると感じました。

1ヶ月で得たたくさんの学び

私はこのプログラムを通して、世界の広さと教育の多様さを学びました。

もちろんカンボジアという国を知って世界が広がったということもありますが、一緒に活動したボランティアと関わることでより広がったように感じます。

そこには自分が経験したことのないような海外での体験をした人々や、世界を旅している人がいました。

こういった人と関わることで、好奇心が刺激され、自分の中のやりたいことや行きたい場所が増えました。

また、教育に関して、日本とカンボジアの違いを知ることができ、お互いの良いところを学び生かすことができたと思います。

「先生」という仕事は非常に大変ですが、子供たちの成長を直に感じることができる素敵な職業だと改めて感じることができました。

この経験は間違いなく今後の自分の人生に良い影響を与えると感じました。

異文化での人とのかかわり方や理解の仕方を学び、今後どんな環境下に置かれたとしてもこの経験をもとにやっていくことができると思います。

これから参加する方へ

もしもこのプログラムに参加するか迷っているのなら、私は絶対に参加すべきだと思います。

自分の世界が広がるだけでなく、自分で何ができるのか、どのようにしたらより良い授業を行うことができるのかを考え実行することで、自信につながります。

また、異文化の中での英語教育は様々な方向に困難がありますが、それらを1つ1つ乗り越えていくことで成長を感じることができます。

週末にカンボジアの歴史や文化を感じる旅もすることができ、非常に楽しく充実した生活を送ることができると思います。

ぜひチャレンジしてみてください!

きっとかけがえのない時間を過ごすことができると思います!

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カンボジアで教育 K.O.

この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。