実りある高校最後の夏休みを
高校生として最後の夏休みに、将来の夢について、自分についてもっと学びたいと思い、参加することにしました。
私は今アメリカの学校に通っていることもあり、どうしても英語でのボランティアをしたく、母とネットで検索をしていた時にプロジェクトアブロードを見つけ、ここにする!と決めました。
医療プログラムを選んだのは、私の将来の夢が医療関係の仕事につくことだからです。
日本や先進国とは全く違う医療環境の中で学ぶという事は、忘れられない思い出になると思い、このプログラムにしました。
普段からボランティアはしているのですが、海外で長期間ボランティアの経験は無かったので、渡航前は少し緊張していましたが、ワクワクの方が大きかったです。
生と死を目の当たりにした
高校生ボランティアは、初日にバイタルサイン(血圧、呼吸数、体温、体重、脈拍)のとり方を学びます。
その後は、診察室や受付などで患者さん達のバイタルを測ります。
日によっては、2組に別れて手術、出産、ERや病室などを見学する時もあります。
どれも日本の病院では経験出来ないと思うので、とても印象に残っています。
出産に初めて立ち会った時は、感動と驚きで口が開きっぱなしでした。
病院では生と死のどちらとも立会い、改めて医者という仕事について学んだ気がします。
また、医療設備も日本や先進国では考えられないことが多々有り(手術ガウン、ヘッドカバーの使い回しなど)、改めて世界にはまだ成長しなくてはならないことが多々あるのだと思いました。
他にも、地元のクリニックでの見学や、現地の高校で公衆衛生についてのプレゼンテーション、健康診断の手伝いなども行います。
健康診断では、血糖値を測ったり、歯科医さんの治療の補佐をしました。
セブは、私が小学5、6年生の時に語学留学に行った経験があり、一回り成長したことで、多少は助けになったなら良いなと思います。
今度は更に成長して、もっと働きたいです。
フィリピン生活
私の滞在先は、私を含む4人のボランティアがいました。
ルームメイトや、他の2人ともすぐに仲良くなることが出来ました。
アドバイスとしては、食事のあとにすぐに部屋に戻るのではなく、ホストファミリーやボランティア仲間とゲームをしたり、一緒にテレビを観たりすることで、より早く打ち解けられると思います。
フィリピンの食事は、とにかく肉と米のみなので、野菜が食べたい時はそう伝えた方がいいと思います。
どの家でもホストファミリーは優しいと思うので、礼儀正しく、しっかり伝えれば、調整してくれると思います。
食中毒になり、2日間何も食べれなかったのは大変でしたが、結果的に大事に至らなかったし、ダイエットみたいになったので、まあ良いかな、という感じです。
洗濯は、ホストマザーにやってもらい、最後の日に代金を払いました。
全体として、とても良い経験をさせていただきました。
活動が終わっても関係を繋げられるような同じ夢を持った仲間が出来たり、地元の高校でアイドルのような扱いを受けたり、一生忘れない思い出たちが沢山出来ました。
自分の今と将来に向かって
世界中の高校生たちと交流していく中で、やっぱり日本だけにこもっていてはダメだ!と思いました。
まだ沢山の国が十分な医療システムを得られてないこの状況をしっかりと胸に留め、自分が将来より多くの国の医療環境の成長に貢献できるようにしようと思いました。
今高校生としての自分ができることは、私がこの2週間で学んだことを発信していくことだと思うので、ソーシャルメディアや学校、他のボランティア先でのプレゼンなどを通じ、より多くの人に今に満足するだけではいけないのだと伝えていきます。
また、私の将来の夢はアメリカで医者になることなので、それを叶え、今度は医者としてフィリピンにボランティアに戻りたいです。
これから参加する高校生へ
後悔しないように、積極的に動いてみてくだい。
Initiativeをとった方がより良い経験が出来ると思います。
その国に行くことだけで満足するのではなく、活動先でどんなことをしたら助けになるのだろうなど、自分が立てた目標を叶えられるように頑張って下さい!
この体験談は、主観に基づいて綴られています。
その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。