高1の自分でも海外ボランティアができる
コロナ禍以前、自分は家にいるより部活の合宿に積極的に参加したり、いろいろな活動に参加するタイプでした。
しかし、コロナウイルスが世界的に拡大したことにより、そのようなプログラムがなかなか見つかりませんでした。
そんな中、ネットで探していて見つけたのが、このプロジェクトアブロードでした。
高校生プログラムというものがあるとお聞きし、私(高校1年)でも海外でボランティア活動ができるというプログラムにとても興味がわきました。
また、日本のスタッフの方が内容等について詳しく説明してくださったので、安心することができました。
アルゼンチン ✖ 人権を選んだ理由
私は以前より、英語の次はスペイン語を学びたいと考えていたことや、メキシコ人の知り合いの影響から南米にいきたいと思っていました。
そして、私は人権についても興味があったので、アルゼンチンのこのプログラムに応募しました。
渡航前は、プロジェクトアブロードがイギリスの団体ということ、また、アルゼンチンという日本人がなかなか行かない場所で、派遣生も他のメンバーは全員外国人ということで最初は、生活面、語学面で馴染めるか、とても緊張していました。
また、さまざまなワクチンを接種しなければならないことが多少不安でした。
しかし、新しい文化を体験できることにわくわくしていました。
高校生ボランティアとしての活動
El Vagonでのボランティア
「El Vagon」という保育施設でボランティアをしました。
子供たちの遊び道具が不足していたため、オフィスで簡単なボーリングや数字と色を合わせる遊びなどを手作りしました。
ここでは地域のコミュニティの大切さや、ボランティアの重要性を感じました。
現地の学校で性感染症の危険性を伝えるワークショップ
現地の学校でワークショップを行いました。
ほとんどスペイン語だったのでパワーポイントや紙などを使い、伝わるように工夫しました。
ほとんどの生徒が真面目に聞いてくれていたので、やりやすかったです。
現地のホームレスの方への夕食の炊き出し
現地のNGOの方々と協力してホームレスの方への夕食の炊き出しを行いました。
最初のうちは、言語ももちろんスペイン語で、怖そうな外見の方もいて緊張したのですが、受け取る時に「Gracias」と言ってくださる方もいたりと、地域のコミュニティの必要性を痛感しました。
外国人高校生との共同生活
今回の留学では、アメリカ人の高校生の男子2人と同じ部屋で生活しました。
昼食は毎日お弁当(ミラネサやパスタ)を用意してくださり、オフィスで食べ、夕食はホストファミリーと食べたり、他の派遣生と自分たちのコーディネーターと一緒に街に食べに行ったりしました。
オフィスや活動先までの移動は基本的にバス移動で、バスは地域住民の足となっていました。
週末の小旅行やスペイン語教室では、医療ボランティアの方の派遣生と一緒に活動しました。
家やオフィスの近くにキオスクやスーパーがあり、そこに行く機会もあったので、生活用品や飲み物には困りませんでした。
アルゼンチンでの週末体験
週末の小旅行では、アルゼンチンの伝統的な農場に行きました。
そこではパン作り体験をしたり、ニワトリの卵を取ったり、乗馬体験をしました。
自分の中では、乗馬が一番エキサイティングな体験でした。
日本は土地が狭かったり、安全の理由で乗馬であまり好きな所に行けなかったり、アシスタントがついていたりしますが、馬の操作だけ教えてもらい後はかなり自由に動けました。
それがとても新鮮な体験でした。
積極性が道を拓く
日本人は会話に消極的であまり自分の意見を言わないと言われることが多いですが、それは本当でした。
しかし、私はこの事実を体感してから、自分の殻を破り、積極的にコミュニケーションを取るようにしました。
そして、私が他のメンバーの話の輪に入っていくと、意外にも変な顔をする人はいませんでした。
特にアメリカ人の女子の一人は、私が話に入りやすいように、簡単な英語でゆっくりと話してくれたりしました。
コーディネーターも分かりやすく話してくれました。
私も日本に来た外国人の方で困っている人がいたら、積極的に助けようと思いました。
また、スペイン語を習いに行ったのですが、英語の会話も上達しました。
この経験を活かして将来は世界へ
私は、2023年の2月からAFSという団体で1年間パラグアイに留学する予定です。
今回のアルゼンチンでの経験を活かし、もっと積極的に物事を相手に伝えられるようにしたいです。
また、コミュニケーションの大切さを痛感した留学でした。
今回の留学で自分に足りなかったと思う部分をしっかりと修正したいと思います。
将来的には、世界に貢献できるような人材になれるように努力していきたいと思います。
これから参加する高校生へ
今回の留学では、乗り継ぎが大変だったり、英語・スペイン語がとても大変でしたが、チャレンジ精神を忘れず、積極的に回りと会話するということをして乗り越えました。
私にとって、この留学はとても価値あるものでした。
これから行こうと迷っている人は、ぜひ参加してください!!
現地には素晴らしい方々がたくさんいます!!
Vamos!!
この体験談は、主観に基づいて綴られています。
その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。