将来、医師になりたい

私がプロジェクトアブロードを知ったのは、母親の紹介でした。

私は将来医師になりたいという夢があります。

なので、日本ではなかなかみることができない医療現場をみることができる、さらに私は海外旅行が大好きなので、海外に行くことができるという自分勝手な理由から医療のプログラムに参加することを決めました。

そして、行く機会がせっかくあるのであればより長く参加したいと思い3週間のプログラムを選び、申し込みをする時に日本人がいない国がネパールだったので、ネパールに行くことになりました。

渡航前、Facebookで同じプログラムの人とあらかじめ繋がっていたため、不安は全くなく、早くみんなに会いたいという気持ちでいっぱいでした。

ネパールに到着して

実際に現地に無事到着し、ホテルまでの車に乗っている間、驚きがとまりませんでした。

信号は一つも見当たらない、野良犬や野良牛がそこら辺を歩いている、車と車の距離が近い上に、その間をバイクが大量に通っているなどです。

極め付けは、道路がデコボコで、車酔いしやすい私にとってはかなり辛かったです。

この車酔いは、カトマンズからチトワンに行く時なども同様で、この旅行で一番大変なことだったと思います。

高校生ボランティアとして過ごした日々

主な活動は、病院の見学です。

ガンの病院、大学病院、眼科、子供病院などに行きました。

そこでは、手術もみることができ、時にはガーゼをバケツの中からだすなど、簡単な手伝いをすることもできました。

一番印象的だったことは、鼻の先がとれかけている女性が運ばれてきたことです。

お医者さんもとても慌ただしくしていて、なぜそのような状況になってしまったのか聞くことができませんでしたが、緊迫した状況に立ち会いました。

病院見学以外にも、子供達に歯磨きの仕方を教えたり、血圧の測定法や縫合の仕方、採血の仕方も教わりました。

午後は、お寺などの観光やヨガ、ネパール語の授業、ネパールのダンスをするなど、ネパールの文化に触れることができました。

また、買い物にも行くこともできます。

私は、現地ではあまりお金を使いませんでした。

最初に50ドルを換金し、お土産を買い、現地で食べたり飲んだりして、最終的に3000ルピー残りました。

食べたり飲んだりというのは、スーパーに行ってクッキーなどを買うのはもちろん、コーディネーターと一緒に近くのカフェに行って、ミルクシェイクやラッシーを飲みました。

週末には、チトワン国立公園とポカラに行きました。

チトワン国立公園ではジープに乗って鹿、ワニ、サイなどの野生動物に会えました。

夜には、ネパールの伝統舞踊を鑑賞しました。

ポカラは、ヒマラヤ山脈や湖など、とても綺麗な景色と空気でした。

特に展望台からみたヒマラヤ山脈は絶景で、とても感動しました。

ネパール生活

生活については、ホテルによって全く違いました。

共通していえるのは、wifiです。

決して環境がいい訳ではありませんが、使うことはできます。

ただ、使える場所はホテルによって違い、ロビーでしか使えなかったり、部屋でも使えたりしました。

クーラーは、あるホテルとないホテルがありましたが、ないホテルでも扇風機はありました。

食事は基本的には辛いものが多く、お米はタイ米でパサパサしていました。

朝、夜はホテルでバイキング方式、昼は活動先で食べました。

洗濯は、私は手洗いをしていました。

部屋は2人部屋で、ルームメイトはポーランド人でした。

他にも、世界各国からきた同年代、かつ同じ夢をもつ人と友達になることができました。

みんなはとても優しく、とても楽しい3週間をすごすことができました。

経験が導いてくれた夢

この3週間、発展途上国の医療現場の現状を間近でみることができました。

さらにガンの病院に行った時に、中国人の医師と出会いました。

その方は、一年間ネパールで診療を行っているそうです。

私もその方のように、自国だけではなく、世界中の人々を救えるような医師になりたいという明確な目標ができました。

そしてそれは、初めて出発前の自分中心の思いではなく、援助を必要としている人や国の役にたちたいと思った瞬間でした。

その夢を叶えるためにも、今回自分の英語の未熟さを実感したので、引き続き頑張りたいです。

最後になりますが、この3週間普通では体験できないことを体験し、有意義な時間を過ごすことができました。

このような機会を与えてくれた両親、スタッフの皆様に感謝申し上げます。

プログラム詳細へ

体験談一覧へ

ネパールで医療 山田向日葵

この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。