現地での生活をより身近に感じたい

大学生のうちに、海外での活動を経験してみたいと考えていました。

現地での生活をより身近に感じたいと考え、留学ではなくボランティアとして渡航できる団体を探し始め、「プロジェクトアブロード」を見つけました。

ボランティア開始時期を自由に決められることや、短期間からでも選択できることなどに魅力を感じ、プロジェクトアブロードのボランティアプログラムに参加することを決めました。

素直な気持ち

私はネパールでチャイルドケアのプログラムに参加しました。

初めて一人で行く海外渡航になるので、比較的距離が近いアジアの国でボランティアを行いたいと考えており、穏やかな国民性や食事がおいしそうだなということからネパールに行くことを決めました。

チャイルドケアを選んだ理由としては、小さな子供たちとの関わりで言語の壁を感じにくいと考えたこと、将来的に発展途上国の子供たちと関わる仕事に携わることに興味があったことが大きくあります。

言葉の壁をも越える大切なこと

幼稚園から小学校低学年の子供たちのクラスで活動しました。

毎日、各クラス1時間分を私の時間として割り当てていただき、3クラスを回っていたので、3時間分活動する時間がありました。

日本から持って行った画用紙やクレヨン、折り紙などを使って工作をすることが多くありました。

クラスに入ると、初日から子供たちがたくさん話しかけてくれたり、ハイタッチやハグをしてくれたり、受け入れてもらえていることを感じてとても嬉しかったです。

私の拙い英語での説明も先生方が理解してネパール語に翻訳してくださり、楽しく活動することができました。

コミュニケーションをとる上で、言葉が通じることはもちろん重要であると思いますが、それ以上に、一緒に活動してその時間を楽しむことが大切なのだと強く感じました。

私が回っていなかった高学年の生徒さんたちも、お昼休みなどに話しかけてくれて、英語で会話する機会をもてたこともとてもよかったと思っています。

2週間のネパール生活

ホストファミリーのお宅には、常に数人の世界各国のボランティアが滞在しているようでした。

ホストファミリーはとても優しく、「ご飯もっと食べる?」「お茶を飲む?」などたくさん気にかけてくれました。

ホストファミリー自身も家族だけで過ごす時間が大切なようでしたので、一緒に過ごす時間は長くはありませんでしたが、ご飯の後にカードゲームをしたり、親戚の集まりに連れて行ってもらったり、楽しい時間を過ごすことができました。

トイレに使用方法の分からないホースがあったり、シャワーが水だったり、はじめは日本との違いに戸惑いました。

後から、同じ家のボランティアに気温が高いお昼だと温かいシャワーが浴びれることを教えてもらったりして、徐々に慣れることができました。

ネパールの交通には、最後まで驚かされました。

クラクションが至る所で鳴らされていたり、ためらいなく歩行者が道路を横断していたりと、ひやひやする場面が多くありましたが、2週間の間に一度も事故が起きなかったことには感心しました。

週末には、プロジェクトアブロードの現地スタッフ主催のイベントや外出があり、ネパール文化に触れる機会があったこともとても有意義でした。

ネパールでの最大の学び

今回のボランティア参加は、私にとって大きな決断でした。

英語力に不安がある中、海外に一人で行くことに大きな緊張と不安を感じていました。

しかし、カタコトの英語でもまわりの方々が耳を傾けてくれたり、難しそうなことは何度も説明してくれたり、たくさん支えていただいたおかげで大きな問題なく2週間のボランティアを終えることができました。

今回のプログラム参加を通して、行動力をもつことがとても大切であると学びました。

2週間という短い期間ではありましたが、自分の英語がどのくらい相手に伝わるのか、現地の様子はどのようであるのかなど、実際に行って生活してみないと分からないことがたくさんあるのだと改めて感じました。

目標達成へのモチベーションを得た

私は将来、看護職に就きたいと考えています。

学習を進める中で先進国と途上国の格差を感じることが多く、世界的に平等なケアの提供を実現させるために活動していきたいと思っています。

今回の経験を通して、少しではありますがネパールの様子を知ることができたと思います。

海外で医療的な活動をするためには私の英語力と知識はまだまだ不十分ですが、この体験をモチベーションにして、目標を持ち、学習を進めていきたいと考えています。

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ネパールでチャイルドケア 渡邊郁香

この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

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