医者になりたい
私はカンボジアで、高校生スペシャルの公衆衛生に二週間参加しました。
私は、将来医者になりたいという目標があります。
また、去年の夏にフィリピンへボランティアとして行ったとき、コロナに罹患したことをきっかけに、発展途上国の医療に携わりたいという思いが芽生えました。
そこで、医療にとどまらず、現地の子供たちとの交流などができる、去年フィリピンで学んだことを活用することができ、また医療についても学ぶことができる公衆衛生プログラムに参加しようと決断しました。
衝撃が多かった現地での活動
まず、現地の貧困状況や医療環境を知るために、最貧困地域、病院、また障害者施設への訪問を行いました。
特に衝撃を受けたのは病院の環境です。
入院患者の家族の方がハンモックで寝ている姿などは、日本ではまず見られないのでとても印象に残っています。
また、最貧困地域の環境は想像よりも整った環境でした。
あくまで都市部の最貧困地域だったため、農村部であればまた違う環境であると想像できます。
児童に向けて行った主な活動は、ヘルスチェック、プレゼンです。
ヘルスチェックでは主に爪切り、ケガの応急処置、耳掃除、虫歯チェックなどを行いました。
この時に、また、小学生に向けてしたプレゼンでは、栄養バランスや運動の大切さなど健康にかかわることをテーマに、ただ聞くだけでなく楽しんでもらえるような形式を取り入れました。
挨拶をクメール語で交わしたり、ジェスチャーで分かり合えたり、自分の言いたいことを通訳してくれる小学生がいたりと、苦労はしましたがコミュニケーションをとることにも成功したことはうれしかったです。
ただ、さすが小学生や幼稚園生、とてもエネルギッシュで彼らと遊んだ帰りはいつも疲れ果てて、バスでは毎回爆睡していました。
また、大人の方に対してのヘルスチェックでは、血圧、体温、血糖値、血中酸素濃度などの測定をしました。
公衆衛生の活動のほかに、アンコールワット寺院群、ロイヤルパレス、またポルポト政権下について学べるkilling fieldやs-21などにも訪れました。
カンボジアの歴史について学べるいい機会でした。
また、ただその景色を見ることも楽しみましたが、事前にルームメイトなどにもらった情報などと照らし合わせるとより楽しむことができました。
カンボジアが大好きになった
現地では何不自由なく生活でき、むしろ異文化生活を楽しむことができました。
レストランに鶏が飛び交っている光景はいい思い出です。
また、カンボジアの方はフレンドリーで、言語こそは通じないものの、とても温かい方が多く、とても居心地がよかったです。
これから何度訪れてもきっとまた行きたいと思える場所でした。
大好きです。
濃厚な二週間を通して得たもの
私はこのあまりにも濃厚な二週間を通して、今までにない視点を持つことができました。
様々な人と関わり、自分の価値観が180度変わったような心地もします。
それと同時に、自分に今足りていないものもはっきりとしました。
英語力、積極性、あげるときりがなくなりますが、まずそれを補うことがはじめの一歩になると痛感しました。
また、将来したいことの方向性をより固めることができました。
カンボジアは想像以上に医療制度が整っていました。
しかし、それには限界があるとも痛感しました。
世界中のそのような地域に働きかけようと思います。
これから参加する高校生へ
この体験談を読んでいるということは海外のランティアに興味がある方だと思います。
行って後悔することはまずないと思います。
断言します。
ぜひ、参加してみてください!
それがカンボジアであれば嬉しいです!
この体験談は、主観に基づいて綴られています。
その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。