きっかけは、高校の先生

私がプロジェクトアブロードと出会ったきっかけは、高校の先生からのおすすめでした。

私はトビタテ留学Japanの4期生に国際ボランティアの枠で応募して受かることができたので、次に国際ボランティアに行くためのエージェントと、プログラムを探していました。

そんなときに自身が通っている高校の先生から、「国際ボランティアなら、これがお勧め」と言って、プロジェクトアブロードのことを教えてもらいました。

そして高校の授業を休むのは嫌だったので、夏休み中のボランティア活動を探していました。

そこで、高校生スペシャルというものを見つけました。

高校生スペシャルのプログラムの中に自分の求めているものを見つけたので、すぐに「このプログラムに参加したい!」と思いました。

私は国際ボランティアに中学生になってから興味があり、いつか行きたいと思っていたのでとても良い機会だと思いましたが、ボランティア活動だけではなく、語学力も磨きたいと思っていました。

そこで高校生スペシャルでは、世界中の高校生が集まり、ボランティア活動をするということで、自分の英語力を磨け、さらに活動を通して国際的な協調性を学ぶことができると思い、参加を決めました!

加えて、せっかく挑戦するのなら、期間は長いほうがいいなと思い、期間を3週間にして参加しました!

高校生ボランティアとして

活動は、カンボジアのプノンペンで2箇所の幼稚園に行きました。

1つの幼稚園では、子どもたちに英語を教えたり、一緒に遊んだり、healthcare、歯磨きの仕方と手の洗い方についてのプレゼンをしました。

英語の教え方は、子どもたちがどのようにしたらわかりやすいかを、幼稚園に行く日の前日に毎回集まって、みんなで意見を出し合い考えました。

英語は、1~10までを歌で教えたりなどしました。

子どもたちと遊ぶときは、子どもたちはとても元気で、ずっと「遊ぼ遊ぼ」と言ってくるので、汗だくになりながらあそびました!

大変だったけれど、子どもたちの楽しそうな笑顔を見れて、とても幸せでした。

もう一つの幼稚園では、塀や壁にペイントをしました。

ペイントは壁が汚くところどころ剥がれているところがあり、そこを削り塗り直しました。

適応したカンボジア生活

現地での生活では、日本と全然違うことがありすぎてとても大変でしたが、すぐになれることができました。

活動期間中は、ずっとプノンペンのホテルに泊まっていました。

そのホテルは一番最初に入ったときは、日本との違い、セキュリティーや、設備、サービスや、清潔感、水回りなどの質に驚いて、少し不安でした。

さらに自分のいるプログラムは男が自分一人しかいなかったので、ずっと一人部屋で不安がさらに大きかったですが、すぐになれることができました。

ホテルで毎日朝食をとっていましたが、毎日似た食事で少し飽きることはありました。

けれども基本的に食べやすく、美味しく毎日食べられました。

昼ごはんは、活動場所の移動の途中にあるレストランで食べていました。

とても美味しかったです。

外はとてもあついけれども、建物の中はとてもクーラーが効いていて、ホテルの部屋の中では少し寒いくらいでした。

活動中の水分補給は、コーディネーターさんたちが毎日水の大きなボトルを用意してくれて、それをマイボトルに入れて飲みました。

また、缶ジュースも用意してくれていたので、たまにそっちも飲みました。

最初のオリエンテーションで、ペットボトルのゴミを減らすために、マイボトルを持ったほうが良いということを言っていったので、現地のスーパーに行った際にみんなで買いました。

このような感じで、水に関する心配はほとんどなく活動に参加できました。

活動が早く終わった日は、スーパーに行って果物やお菓子を買ってホテルでみんなで食べたり、ホテル内のジムで体を動かしたりしました。

洗濯については、自分の洗濯物が溜まってきたときに、コーディネーターさんに言ったら、次の日の朝にランドリーに連れていってくれて、その次の日には服も帰ってきて、値段も2ドルほどで安く、とても助かりました。

どうしても着るものが足りなくなったときや、下着を洗いたいときは、持っていった洗濯用洗剤を使いホテルの洗面器で手洗いをしました。

百均の小さい洗濯板も持っていっていたので活用し、便利でした。

自分の目で見て学ぶ大切さ

この活動を通して、私はカンボジアの現状を目にし、環境問題や教育問題などのカンボジアの社会問題について多角的な面から学ぶことができました。

私はトビタテ留学Japanにおける自分自身の学びたいことを、「カンボジアの環境問題」としていましたので、それを自分なりに調べることも、目的の一つとしてボランティア活動に参加していました。

なので、コーディネーターさんに環境問題と教育問題についての質問をして、その答えについてまとめました。

カンボジアでは中古車とバイクがたくさん使われていて、今日の日本で使われている車に性能が劣ることから二酸化炭素の排出量が多ことや、十年前と比べてビルや家といった建物が急に増え発展していること、森林がかなり減っているが近年になってその割合が少し減ったこと、切られた木で輸出されるものの殆どが密輸だという現実など。

教育問題では、自分が行った幼稚園では先生が足りなく年齢別に教育できていなかったこと、地方の学校では先生がいなく学校が開かれていないこと、親が授業料を払えなくて学校に行けない子供が調査によって調べられた数よりも多いことなどがわかりました。

カンボジアに行って、実際に見てみないとわからないことは数多くありました。

人生を変えてくれた経験

これらのことを活かして、将来は自然環境を守る仕事に就きたいと思っています。

高校を卒業したあとは大学へ進学し、留学を重ねて自然環境について学んでいきたいと思っています。

今回の活動を通して、自分の学びに対する気持ちも変わり、もっと勉強したいと思うようになりました。

英語では、最初は多少自分の英語に自信があったのですが、実際に話してみるとヨーロッパの人たちは話すのが速かったり、アクセントが違ったりなど、全く聞き取れずに大変な思いをしました。

3週間で完全に聞き取れるようにはなりませんでしたが、喋る力や聞き取る力は少し伸びたと思います。

なので、このままブラッシュアップしていきたいと思います。

また、たくさん海外の友達も、国内の友達も作ることができて、とても楽しかったです。

自分の人生を変えるきっかけになる大きな体験でした!

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カンボジアでチャイルドケア&地域奉仕活動 山本大輝

この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。