臨床心理士になりたい
発展途上国と呼ばれる国の現状と、臨床⼼理⼠になるために必要なケアの⽅法や⼦どもへの教授法などを学ぶために参加した。
地理の教科書やテレビからの情報しか知らないアフリカ、そしてガーナ。
⾃分にとって2回⽬の海外に少し緊張はしていたものの、渡航前の学ぶ準備や⼼の準備はしっかりできていたので、不安よりも楽しみな気持ちの⽅が⼤きかった。
現地での活動
午前中は奥地の村の壁のリノベーションから始まり、最後は壁のペインティングまで⾏った。
⼟とセメントを⽔で混ぜただけのもので、⼈の⽣活できる家が作れることに驚いた。
午後は近くの学校へ⾏き、⼦ども達と遊んだり⾊々なことを教えたりした。
⼦ども達は全てに興味を持ち、吸収が早くて⽇々が充実していた。
ガーナでのアフリカ生活
滞在先は、簡素なゲストハウスのようで、2⼈のルームメイトとは国籍も⾔語も違ったけれど、3週間を通して姉妹のように親しくなった。
⾷事は、ホストファミリーの⽅が⽤意してくれた。
ローカルフードもたまに出されたが、様々な国籍のボランティア参加者を考慮してか、無難に⽶、パン、パスタ、ポテトが出ることが多かった。
現地の⽅はとてもフレンドリーで、⾷事の⽀度を⼿伝ったり、⼀緒に選択をしたりと家族のようだった。
何より⼦ども達がいつも隣に座って、楽しい時間を過ごさせてくれた。
発展途上国の実情を知って
いわゆる発展途上国と呼ばれる国の実態や、そこに暮らす⼈々の⽣活や思いを3間⾒続けて、⽣活の潤いが⼼の潤いに繋がることを学んだ。
それが全てではないが、⽣活⽔準が上がることで教育や仕事の幅が広がり、将来の選択肢が増える。
衛⽣の知識や最低限のインフラがなければ、命を落としたり、重⼤な障害を持つことだってある。
しかしその国だけでは成し遂げ得ないなら、どの国が、団体がそれを⽀援するのか。
その疑問を⾝をもって体験し、⽇本の空調の効いた教室で教科書をめくるだけの学習では学べないことを、学び、考えることができた。
将来への意気込み
臨床⼼理⼠になりたいという夢は今も変わっていないし、⼀対⼀のコミュニケーションは決して無駄ではないと思っている。
しかし今この現状を知って、より多くの⼈が学びの場を得て、より多くの将来の選択肢を持てるような未来にしたいと強く思う。
なのでこれからは、世界情勢や政治、教育にも⽬を向けていこうと思う。
その先に⼀⼈の⼈間がいることを常に意識して、活動し続けたい。
これから参加する高校生へ
自分は、受験を控えた⾼校三年⽣での留学であることや、トビタテ留学JAPAN の研修会を受けていたこともあり、3週間という短い期間の留学に対する計画や情熱はとても綿密で、確固たるものだったと思う。
だからこそ、これからの⼈⽣に関わる⼤きな衝撃や決⼼も経験することができた。
確かに留学というのはお⾦もかかるし、100%安全という保証もない。
でも⾃分が頑張る、やると決めたのであれば、その準備や留学中の挑戦に⾒合うだけの学びが必ず得られると思う。
そして、今⾃分がこんなことを考えられる環境にいることに感謝できる。
とても尊い経験ができたと感じている。
留学は、⾏く前の準備、そして留学中の苦しいことがあっても挑戦することを諦めない⼒がとても重要ではないかと思う。
留学する期間が⻑かろうと短かろうと、現地でなにを⾒て、どんな⼈達と触れ合って、なにを感じ、考えるかはその⼈次第で、いつも視野と⼼を開いていることも⼤切だと思う。
また何よりも健康が第⼀で、⼀つだけ覚えておいてもらいたいのは、⽣のフルーツや野菜はできるだけ⼝にしないこと。
⾷べても他の炭⽔化物や⽔などをそれ以上にとって、⽣ものだけでお腹いっぱいにならないことです。
これを読んだみなさまにとっても、価値のある留学を⾃分の⼒で掴み取ることができますように。
この体験談は、主観に基づいて綴られています。
その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。