世界で活躍する看護師になる

私はトビタテ留学JAPANを通して、プロジェクトアブロードを知りました。

世界で活躍する看護師になるという夢があったので、医療ボランティアをできるプログラムを探していた時に知り、すぐに申し込みました。

考えながら取り組んだ医療ボランティア

ネパールに着いた初日、日本との交通機関などの違いを感じ、改めて「ここで2週間ボランティアをするのか」と実感しました。

医療ボランティアでは、大学病院、眼科病院、学校で生徒への歯磨きや手洗い指導、応急処置の仕方を教えたりしました。

医師の患者さんに対する携わり方や、ネパールと日本の医療の違いについて学ぶことが出来ました。

私は、ネパールに対してすごい貧しいという偏見を抱いていました。ですが、医療において貧しいということは特になく、大きな違いは1つの部屋にあるベッドの数が20床を超えていたりした事です。

20床を超えてるベッドに対して看護師が1人か2人しかいなく、技術ではなく人手が必要ではないかと感じました。

また、ネパールは日本と同じで地震が多いけれど、自分の身の守り方を知らない。少しでも多くの命を救うために、生徒達に三角巾の使い方や、正しい体位の取り方を教えました。

皆真剣に取り組んでいたので、実際に災害にあった時に使えたらいいなと思います。

ネパール文化と日本文化 

文化や食べ物は、日本と少し違いました。毎食必ず辛いものが入っていて、ヒーヒー言いながら食べていたのを覚えています。

ネパールの有名な料理であるモモを作ったり、ヨガや、ネパールのダンスを踊ったことで文化についてより深く知ることが出来ました。

また、日本とネパールの昔の道具や衣類はとても似ていて、とても親近感が湧きました。

私のパワーの源

18人中、日本人は1人だと事前に伺っていました。

実際に活動すると自分の英語力の低さに気づき、早く帰りたいと思ったり、夜に1人で泣いていたこともありました。

それでも頑張れたのは、ボランティアの子が私の英語を理解しようとしていることや、分かりやすく教えてくれたことだと思います。

また、現地の方はいつも、「あなたは可愛いし、綺麗です」と言ってくれました。なぜそう思うのか聞いてみると、「あなたはいつも笑顔だから」と教えてくれました。

英語が苦手で辛いこともあったけど、私は決して笑顔と、すれ違う患者さんや医療従事者に挨拶することを忘れませんでした。そのことが、私の頑張れることの源だと思います。

笑顔は世界共通であると感じました。

固い決意を胸に

私は、この春看護学校に入学し、3年間看護についてより深く学んでいきます。

ネパールで医療従事者から学んだこと、ネパールから学んだことを活かして、心のケアができて世界で活躍する看護師になります。

そして、ネパールに恩返しできる看護師に必ずなります。

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高校生医療ボランティア菊地愛生さんが堪能したネパールを代表する郷土料理モモ

この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。