Sijambo! Mimi ni Ayaka.
こんにちは。和氣礼佳です。
私はこの夏、タンザニアのアルーシャで高校生スペシャルのチャイルドケア&地域奉仕活動4週間+通年プログラムのチャイルドケア1週間に参加させていただきました。
チャンスを逃さないということがどれだけ大切かを強く実感した、今までにないほど充実した16歳の夏でした。
タンザニアという国と人々
私の滞在したタンザニアは、まだまだ発展の途中にある国です。
決して金銭的にも裕福とはいえない国ですが、そこに住む人たちは毎日をとても大切に、そして楽しんでおられました。
子どもも大人もみんなすれ違うたびに、「調子どう?」とフレンドリーに声をかけ、手を振ってくれました。
タンザニアの人々のおかげで、毎日常に笑顔で過ごすことができました。
あんなにも愛に溢れた国はないのではないか、と思うほど私はタンザニアが大好きになりました。
チャイルドケアボランティアとして
小学4年生の時から抱いていた「アフリカで子どもたちを助けたい」という思いは、私の背中を強く押し、飛びたつきっかけになりました。
そしてワクワクとドキドキの気持ちを持って毎日通った孤児院には、年下の子ども達を世話しながら勉強に取り組み、常に小さい子や友達のために我慢をする子ども達がたくさんいました。
そんな子ども達はいつも笑顔で、「Ayaka! Teacher!」と駆け寄ってきてくれて、お別れしたくないと心の底から思いました。
バスに乗り込んですぐにあふれてきた涙は、自分でもどうしたのかと思うくらい止められませんでした。
私はそれだけ子ども達からたくさんの大切なことを学びました。
そして、孤児院で子ども達のお世話をする先生方は、本当に本当に良い人達ばかりでした。
その先生方にこれからも連絡を取り合おう、また来て欲しいと言っていただいて心から嬉しかったです。
自立への第一歩を
私が心に留めておかなくてはいけないことは、今回活動した場所は安全で恵まれている方なんだ、ということです。
最後の1週間、常に自分で行動しなければならない通年プログラムを通して、まだまだ自分は助けてもらってばかりだと強く実感しました。
大人にいつも守ってもらっていること、常に危機感を持たなくても安全に暮らしていける日本では感じることができなかったことでした。
コンクリートを作ったり塀を建てたり、壁を塗ったり畑を耕したり、勉強を教えたり子ども達と遊んだり…。
たくさんの経験を通して、「先生・保育士・農家さん・建築関係の仕事」に就いている方々の偉大さを身をもって感じました。
そして、一緒に活動したボランティア仲間たちにも、たくさん支えてもらいました。
このプログラムを通して、今でも連絡を取り合っている一生の友達が世界中にできました。
世界が広がるってこういうことなんだ、と感じました。
生涯をかけて叶えたい夢ができた
私は「一人でも多くの人を笑顔にできる、その人の力になれる、そんな人になりたい」と強く心に誓いました。
これは、この留学を通して私の生涯をかけて叶えたい夢になりました。
このようなすばらしい体験をさせていただいたことを嬉しく思います。
些細な質問にもすぐに丁寧に返答してくださったプロジェクトアブロードのみなさま、現地で支えてくださったvolunteer adviser、care project member、トビタテ留学ジャパン関係者のみなさま、そして笑顔で送り出してくれた家族に心から感謝をしています。
本当にありがとうございました。
私はこれからも精一杯頑張っていきます。
Thank you for everything. Without your support, I couldn't spend such great days.
Ninapenda Tanzania, watoto. Asante sana!
この文章を読んでくださった方の少しの参考にでもなれば、と思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
この体験談は、主観に基づいて綴られています。
その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。
この体験談は孤児院での活動に言及していますが、現在プロジェクトアブロードは地域型のチャイルドケアに焦点をあてた活動に取り組んでいます。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。