私も頑張る一員になりたい

発展途上国でのボランティアをして頑張っている人達をみて、実際に現地へ行って何か私にも手伝えることがあれば協力をしたいと思いました。

また、世界中の高校生と一緒に交流しながらインターナショナルな環境で国際協力をする事が魅力的だったのでチャイルドケア&地域奉仕活動2週間のプログラムに参加しました。

カンボジアに到着して

2週間の滞在初日は、互いを知り合うオリエンテーションを全員で行いました。

自己紹介だけでなく、質問を交えて大勢の参加者と知り合うことができました。

その後、クメール語のレッスンを受けました。

活動先や現地の人達と、クメール語で挨拶や感謝の気持ちを伝えられる様に覚えました。

実際にクメール語を使って通じた時は、とても嬉しかったです。

コーディネーターは、現地の方以外に英語圏の方と日本人もいたので安心できました。

いざ、活動先へ

学校は、シルクで有名なシルクランド島にあります。

学校へは、バスと船の2種類の交通手段を利用しました。

道が整備されていないので、バスが縦と横に大きく揺れました。

バスの窓から見る景色は日本とまるで違い、学校へ通わず仕事や物乞いをする子供達、雨で泥だらけの道を裸足で歩く人達、ゴミだらけの街。

学校が近づくと、子供達が大きな声でバスに向かって手を振り、私たちを迎えてくれました。

きっと、生活は貧しくて苦しいと思う子供達の元気で素敵な笑顔を見て、嬉しくなりました。

そして、ボランティア活動を頑張ろうと思いました。

目に飛び込んできた景色

子供達に教室を案内されて、ショックを受けました。

電気が通っていない教室は、暗くて暑く、床は砂だらけでした。

生徒の教室だけでなく、職員室も同じような状態でした。

机や椅子も壊れそうなものを使っていて、黒板も傷んでいてチョークは短い物ばかりでした。

トイレや水くみ風呂の衛生状態も酷かったです。

それを当たり前の様に使用していると思うと、残念な気持ちでいっぱいでした。

私も子供達もがんばった

学校での活動は、午前は教育、昼は外で子供達と交流、午後は野外作業です。

ボランティアはグループに分かれて、事前に計画をたてて準備をします。

世界の様々な人達がアイデアを出し合うので、とても楽しい時間でした。

動物や果物の塗り絵を用意して単語を教えたり、歌って踊りながら英語を教えたりしました。

子供達はとても元気ですが、通訳がいない時でも英語を頑張って理解しようと真剣に聞いてくれるので、嬉しかったです。

折り紙は人気で、同じ紙を何度も使って上手に折れるようになりました。

完成した時の子供達の喜ぶ笑顔が最高でした。

大繩やボールなど、みんなで遊べるものを土産に持っていくと喜んでくれました。

また、環境の問題をメインとしたポスターを作って、水が汚染されていることや、ゴミの分別の仕方を遊びを交えて教えました。

ゴミ箱が少ないので、色んな所にゴミが落ちている状態に驚きましたが、今後は少しでもゴミの少ない綺麗な学校になると嬉しいです。

ありがとうが嬉しかった

野外活動はセメント、ガーデニング、壁の修復作業をしました。

とにかく暑かったので、水分を補給しながら作業をしました。

道具に慣れず、はじめは思うように作業が進みませんでしたが、仲間と協力して積極的に取り組みました。

下校途中の子供達も手伝ってくれたのも、嬉しかったです。

そして、子供達からお礼の言葉をもらった時は、少しでも助けになれた気がして嬉しかったです。

子供達とお別れをする時は凄く悲しかったけれど、いつかまた会える気がしました。

カンボジアで広げた見聞

学校での活動以外では、観光や買い物へ出かけました。

みんなで見たアンコールワットの朝日は、最高に綺麗でした。

キリングフィールドの映画を見た後に実際の場所を訪れた時は、重い気持ちで歴史を感じました。

他にロイヤルパレス周辺を見たり、モールやナイトマーケットで買い物をしたりしました。

移動するバスの中は音楽がいつもかかっていて、歌ったり踊って大盛り上がり。

疲れも吹き飛ぶほど楽しかったです。

プログラムに参加して出会った仲間やコーディネーターの皆様は、明るくて話しやすい人ばかりだったので、毎日が本当に楽しく充実していました。

共通語の英語を通して日々活動し、非常にグローバルな環境な中で国際協力できました。

これから参加する高校生へ

今回ボランティア活動をするのに大切だと思うことは、行動力、笑顔、英語の3つです。

何にでも行動すれば新しい体験ができ、笑顔でいれば周りも自分も温かい気持ちになれます。

英語を勉強すれば、世界中の人達と仲良くなれます。

初めての一人旅で不安でしたが、参加することが出来て本当に良かったです。

2週間はあっと言う間に過ぎましたが、数えきれない思い出と、出会った仲間は私の一生の宝物です。

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カンボジアの学校で塗り絵を通して果物の英単語を学ぶ子供たち

この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。