アフリカへの夢と期待
以前からアフリカでのボランティアに興味があり、現地の子供達と交流してみたいと思い、チャイルドケアプログラムを選択しました。
アフリカに渡航するのは初めてだったので、期待に胸を膨らましていました。
また、事前にFacebookで連絡をとっていた子達と会えるのを楽しみにしていました。
苦労、驚き、そして学び
午前中は、学校に行って子供達に簡単な英会話を教えたり、数字の書き方を教えたりしました。
大変だったのは、子供達はスワヒリ語やマサイ語を話しており、英語が思うように伝わらなかったことです。
授業をする中で、自分の伝えたい事が上手く伝わらずどうしていいか分からなかった時、先生がスワヒリ語で言い直してくれたり、他のボランティアの人が盛り上げてくれたりしたおかげで、楽しく乗り越える事が出来ました。
学校では勉強を教える以外に、手洗いをするのを手伝ったり、遊具などで一緒に遊んだりもしました。
子供達と関わる中で印象的だったのは、いつも学校に着くと走りながら駆け寄って来てくれて笑顔で「Teacher, Teacher」と呼んでくれた事です。
使う言語が異なり、満足のいくコミュニケーションをとることは難しかったですが、何よりも笑顔で膝の上にのって笑いかけてきてくれた姿を思い出すと、今でも胸がいっぱいになります。
午後は、主に学校の壁のペイティングを行いました。
また、タンザニアの祝日で学校が休みだった日に、学校の近くにあるマサイ村に行きました。
実際に生活をしている住居の中に入らせていただいた時、数え切れない量のハエにとても驚きました。
電気や水道も通っておらず、日本の生活とのギャップに衝撃を受けました。
マサイ村に行った事で、現地の人の生活を垣間見て、まだまだ十分な生活が出来ていない人が多くいるということを身をもって実感しました。
学校での活動以外にも、週末にサファリや滝に行ったり、活動が終わった夜に滞在先でボランティアのメンバーで様々な会話ができたことも、全てが貴重な経験となりました。
タンザニア生活
滞在先では、とても快適に過ごすことが出来ました。
食事はバイキング形式で、自分に合ったものを食べる事が出来て、とても美味しかったです。
洗濯は、現地のコーディネーターの方に手洗いの仕方を教えていただき、四日に一回くらいの頻度で洗濯をしました。
ルームメイトは事前に連絡をとっていた子だったので、会えた時はとても嬉しかったです。
お互いの言語を紹介し合った時は、日本語にとても興味を持ってくれました。
成長から得た異文化交流
積極的に様々なことに挑戦することの大切さを学びました。
最初の頃は、外国の高校生と交流する中で、英語の会話についていけず自分の不甲斐なさを感じる事がたくさんありました。
徐々に慣れてくると、少しづつ会話ができるようになり、相手も自分の英語を理解しようと努力してくれたので、様々な話をすることが出来ました。
色んな人と会話できた事で、お互いの考え方や価値観の違いなどを感じ、外国の人と関わる中で沢山のことを吸収できる事が分かりました。
これからの私の挑戦
今回活動をする中で、英語の大切さを身をもって感じました。
海外の高校生は母国語でなくても、とても上手く英語を話し、積極的にコミュニケーションをとっていました。
もっと英語を話せる状態で行ったら、より多くの話題で盛り上がれたのではないかと考えると悔しい気持ちもあるので、英語を使って更に多くのコミュニケーションを取れるように、勉強したいと思います。
充実した生活を送る事が出来たのは、現地のスタッフやコーディネーターの方のサポートのおかげだと思います。
本当にありがとうございました。
これから参加する高校生へ
最初は慣れない環境で不安に感じることもあると思いますが、周りにサポートしてくれる人がたくさんいるので、心配せずに何でも挑戦してみてください。
また、沢山の人との出会いを大切にしてください。
私と同じチャイルドケアのプログラムに六人の日本人がおり、悩んだ時や不安に感じた時はいつも隣にいてくれました。
二週間という短い期間ではありましたが、タンザニアという場所での出会いということもあり、本当に家族のような存在です。
外国の子とは、お互いの国に行く時は絶対に会おうと約束しました。
タンザニアで経験した二週間は、今までで一番充実しており、私にとってかけがえのない時間でした。
期待以上の良い経験ができ、たくさんの人との出会いがあると思うので、存分に楽しんでください。
この体験談は、主観に基づいて綴られています。
その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。