はじめに
ボツワナでアフリカ南部サバンナ環境保護に取り組む高校生ボランティアを募集しています。
ボツワナを舞台にしたこの夏休みの海外ボランティアプログラムは、世界中の外国人高校生ボランティアが集い、一丸となって貴重なアフリカの野生動物とサバンナの生態系を守る国際協力。Wild at Tuliと呼ばれる動物保護区で、環境保護のエキスパートから学び、活動に取り組みます。
アフリカ南部には、ゾウ、ヒョウ、ライオン、キリン、ハイエナをはじめとする野生動物が本来の姿でたくましく生息しています。そんな貴重な野生動物を守るべく、高校生ボランティアは自然環境の整備、生態調査活動、密猟防止パトロールなど、さまざまな活動に取り組んでいきます。あなたにとっても、野生動物の保護および自然保全の重要性への理解を深めながら、貴重な環境保護活動の取り組みに携わるユニークな国際経験となるはず!
活動中は、仲間の外国人高校生ボランティアと共にWild at Tuliにあるボランティアバンガローでワイルド生活を体験。
活動がお休みとなる週末は、サファリをウォーキングしたり、地元の手工芸品を学んだりする、ボツワナならではの自然・文化に触れる体験を!
すべての活動にはプロジェクトアブロードのスタッフが同行するので、海外初心者の高校生も安心して参加できるのが魅力です。
さぁ、あなたもアフリカの大地を舞台に、生涯忘れられない特別な夏休みを体験しに出かけよう!
高校生ボランティア参加条件
ボツワナでのアフリカ南部サバンナ環境保護の海外ボランティアの応募対象は、世界中の高校生。
特に、アフリカに関心がある、動物が好き、将来自然や野生動物の保護や研究に携わる職業に就きたい、英語を上達させたい、アウトドアが好き、アフリカの大自然で視野を広げたい!という冒険心のある高校生におすすめです。
プログラム参加にあたって、特に知識や経験は問われません。活動はすべてアフリカの野生動物や自然を専門とする現地の環境保護専門家と共に行われ、プロジェクトアブロードの現地スタッフが常に付き添います。
参加条件とまではいきませんが、最低限の基礎英語力があることが理想的です。現地到着後のコミュニケーションは基本的にすべて英語で行われるため、しっかりとした英語での意思表示や分からないことをきちんと英語で質問できる英語力がないと、苦労するのはあなた自身。
したがって、渡航前にどれだけ真剣に英語の練習をしてきたかどうかが現地での経験値を左右すると言っても過言ではありません。すべては、あなた次第です!
この海外ボランティアを通して、実践的な環境保護経験はもちろん、適応能力、自主性、チームワーク、コミュニケーション能力、行動力など、高校生活や今後の進路でも役立つスキルの習得が期待されます。
そして、現地での出会い、親元を離れアフリカでやり遂げた自信、広がった視野は、あなたの人生を豊かにする糧となることでしょう。
※このプログラムでは、到着指定空港への発着日時があらかじめ指定されています。詳細をボツワナ到着案内からご覧ください。
活動内容
- 野生動物の水飲み場やダムの整備
- 野生動物の生態系調査およびデータ収集
- 密猟防止パトロールと罠の撤去
- 仕掛けカメラの設置
- 外国人高校生ボランティアとの共同生活と異文化交流
野生動物の水飲み場やダムの整備
アフリカ南部では、水がとても貴重。
高校生ボランティアとしてのあなたの役割の一つは、仲間の外国人高校生ボランティアと一丸となって、野生動物の水飲み場、ダム、雨水の貯水タンクを設置すること。
雨期に降った水を貯え、乾季に備えることは、野生動物たちが干ばつを生き抜くために不可欠です。
野生動物の生態系調査およびデータ収集
Wild at Tuliがある地域は、多様な野生動物の宝庫。
野鳥やゾウはじめとした野生動物の個体数の変動をモニタリングすることは、生態系調査に欠かせません。
高校生ボランティアは、野生動物の移動や固有種の親子の成長を含むデータ収集や研究にも携わります。
密猟防止パトロールと罠の撤去
違法な密猟が、ボツワナでの環境保護活動を阻む一番の要因となっています。
Wild at Tuliも例外ではありません。高校生ボランティアたちは、現地スタッフの密猟防止パトロールに同行し、動物保護区内に仕掛けられた罠の撤去に協力します。
100の罠の撤去は、100頭の野生動物の命を救うことに結びつきます!
仕掛けカメラの設置
野生動物は、日が暮れて暗くなった夜に動きが活発になります。
仕掛けたカメラから得られる映像は、そんな野生動物たちの習性や行動パターンを紐解く重要な手がかり。
高校生ボランティアたちは、サファリ内のカメラの設置や収集に携わります。
これまでも、仕掛けたカメラが貴重な瞬間を収めてきました。例えば、カッショクハイエナの赤ちゃん、蜂の巣を襲う数少ない哺乳類のイタチ科ラーテル、ヒョウ、ツチブタそれぞれカメラで確認。
これは、ボランティアの努力によって、Wild at Tuliが野生動物が繁殖できる環境となっている証です。
外国人高校生ボランティアとの共同生活と異文化交流
ボツワナでの環境保護の海外ボランティアには、さまざまな国出身の高校生ボランティアが参加してきます。
同じ釜の飯を囲い、アフリカのサバンナの大自然で共に過ごすひと夏の経験。
ボランティア活動中以外の時間は、仲間の高校生ボランティアと共にアフリカの大自然を満喫しに出かけます!
スケジュール例
提携機関
プロジェクトアブロードは、ボツワナにあるWild at Tuli保護区と提携を結び、環境保護活動に取り組んでいます。
この動物保護区を運営するのは、Helena Fitchat博士とJudi Gounaris夫人という二人の環境保護専門家。
彼女たちのアフリカの野生動物や生態系保全への情熱と冒険心は、プロジェクトアブロード活動指針と共通しています。
活動拠点
The Tuli Block
Wild at Tuliは、南アフリカ共和国との国境沿いにあるその名の通り「ワイルド」な場所!
リンポポ川沿いにあるこのアフリカ南部サバンナには、ゾウ、クロコダイル、ハイエナをはじめとした貴重な野生動物の棲みかとなっています。
活動のねらい
高校生スペシャルアフリカ南部サバンナ環境保護の海外ボランティアのねらいは、この地域に暮らす貴重な固有種の野生動物や自然を守り、本来の姿を取り戻しながらさらなる繁栄を促進すること。
同時に、あなたが高校生のうちに実践的な国際経験を得ながら視野をぐんと広げること。
残念ながら、Wild at Tuliでは野生動物の個体数減少が記録されています。主な原因は、私たち人間。
違法な狩猟はもちろん、土壌の劣化も指摘されています。プロジェクトアブロードとWild at Tuliは、生態系調査、土壌浸食の抑制、保護区内の整備、密猟防止パトロールを実施中。
残された野生動物や自然を次の世代に残すべく、多くの高校生ボランティアからの支援を必要としています。
マネジメントプラン
プロジェクトアブロードは独自のマネジメントプランを設け、活動に対する目標の明確化と目標達成の具体化を行っています。
マネジメントプランは、まさに私たちの活動の道しるべ。
よろしければ、マネジメントプランもあわせてご覧ください。
活動が世界に与える影響
プロジェクトアブロードは、毎年明確に定められた長期的な目標の達成に向けて取り組まれています。
その目標達成の鍵となるのが、参加者一人ひとりのみなさんの存在です。
グローバルインパクトリポートにまとめられた年間の活動の進歩と功績は、参加者全員の努力の結晶。
よろしければ、活動が世界に与える影響もあわせてご覧ください。
滞在先と食事
ボツワナで活動中の滞在先は、Wild at Tuliにある専用のボランティアバンガローです。
基本的に同性の高校生ボランティアとのルームシェアとなります。仲間との共同生活を通して、異文化交流を深めよう!
現地では1日3食分の食事が提供されますので、ぜひ食からもボツワナ文化をお楽しみください。
発展途上国の滞在先は、先進国のモダンで便利な生活と比べると質素に感じるかもしれませんが、安全面や清潔面の基準は満たされています。
現地サポート
安全を第一優先とするプロジェクトアブロードは、すべての活動国で24時間体制の現地サポートを提供。
高校生スペシャルでは、プロジェクトアブロードの現地スタッフがプログラムのすべてのスケジュールに付き添うので、未成年の高校生でも安心して参加できる魅力があります。