はじめに
スリランカで教育の短期・長期「実践型」海外ボランティア参加者を募集しています。
支援が求められているのは、地元の小学校、中学・高校で学ぶ生徒たちへの英語教育。
人口のたった約10%が流暢に英語を話せるとされるスリランカ。そんなスリランカで、初級レベルの生徒たちを対象に発音やスピーキングの強化に努め、実践的な英会話力の向上に貢献し、生徒たちの英語学習への意欲を育てていきます。
日本からの直行便も就航し、二国間の行き来が容易になったスリランカでは、日本語教育をサポートするボランティアも募集しています。
派遣先は、日本語教育を実践している女子高や職業訓練センター。ネイティブスピーカーとして発音やフレーズの習得へのサポートはもちろん、日本のアンバサダーとして日本の文化や人々、国、伝統、歴史、日本の「今」など、日本の特徴を伝えることが期待されています。
スリランカは、日本の外務省も伝統的な親日国と定義づけるほどで、実は日本とのつながりも強いスリランカ。日本はスリランカにとって有数の経済援助国であり、2004年のスマトラ島沖地震におけるインド洋大津波で大きな被害を受けたスリランカに対し、80億円の無償資金援助をしています。
一方で、2011年の東日本大震災の時に、真っ先に援助を公表した国の一つがスリランカでした。現在、スリランカの日本語学習の需要も増加傾向にあり、将来日本で働きたい、日本人向けの観光産業に携わりたいといったスリランカ人が増えてきています。親日家としても知られるスリランカ人の勤勉で人懐っこい笑顔は、日本語教師ボランティアのみなさんを温かく迎え入れてくれることでしょう。
スリランカで教育ボランティア中は、活動拠点となるコロンボから2時間圏内の町々に暮らすホストファミリー宅で地域住民の一員として滞在。
ボランティア活動がお休みとなる週末は、現地で出会った多国籍な外国人ボランティアと共に、島国スリランカで冒険を!
※日本語教育をご希望の方は、お申込みページに進んだ後、初期設定の英語教育から日本語教育および2週間以上を選択できます。
教育ボランティア参加条件
スリランカでの教育の海外ボランティアの応募対象は、世界中の大学生、社会人、シニアのみなさんです。
特に、子供が好き、教えることが得意、アジアの発展途上国の教育現場の実情を見てみたい、スリランカで教育を通した国際協力に携わりたい、将来は英語教師または日本語教師になりたい!というみなさんにおすすめです。
すでに資格を持つ現役の教師の方は、発展途上国スリランカという支援が求められている海外を舞台にあなたのスキルと経験を発揮する貴重な国際経験となることでしょう。
求められる語学力は、基礎英語力。英語教育に携わる上、現地到着後のコミュニケーションは英語で行われるため、基本的な英語力は不可欠。
だからこそ、英語の練習を含む渡航前準備にどれだけ真剣に取り組んできたかが、現地での経験値を左右すると言っても過言ではありません。
すべては、あなた次第です!
日本語教育に参加の場合は、日本語のネイティブスピーカーであれば参加が歓迎されます。
英語教育は4週間以上から、日本語教育は2週間以上からの参加を受け入れています。
活動内容
- 実践的な英語教育
- 日本語教育
- 英語教育を超えた教育活動の支援
※日本語教育をご希望の方は、お申込みページに進んだ後、初期設定の英語教育から日本語教育および2週間以上を選択できます。
実践的な英語教育
英語教育ボランティアの派遣先は、現地の小学校や中学・高校、お寺にある学校です。中でも特に10~14歳の生徒への英語教育支援が求められており、お寺では僧侶の子供たちへの英語教育に携わります。
教育ボランティアは、基本的にそれぞれがもつ意欲や自信、知識、経験などによって授業を担当またはアシスタント教師役を務めることになります。
教育ボランティアに求められるのは、普段の英語の授業でカバーされない内容。特に発音やスピーキングの練習を通して、生徒たちの実践的な英会話力の向上を助けます。
現地の英語教師は、海外からやって来たボランティアのみなさんならではのアイデアを楽しみにしています。ロールプレイ、歌、ゲームなどの少人数制の参加型アクティビティをたくさん取り入れ、生徒たちの学習意欲を引き伸ばすよう心がけましょう。
教育ボランティアは、実際の授業以外の時間でも大きな役割を果たしていきます。教材づくり、授業のプランニングと準備、採点、打ち合わせなど、英語の授業がよりスムーズかつ効果的に行われるよう積極的に取り組んでみてください。
プロジェクトアブロードの現地スタッフは常時サポートを提供しているので、教材づくりや授業の進め方について何かアドバイスが必要な時はお気軽にご相談ください。
日本語教育
日本語教育の授業は、基本的に午前と午後の2部構成となっています。
午前中は、スリランカの小学校~高校まで一貫の女子校で日本語の授業をサポート。この女子校には外国語として日本語を教えており、日本語教師もいるほど日本語教育に力を入れています。日本語教育ボランティアは、日本語のネイティブスピーカーとして発音の強化や会話の練習をサポートすると同時に、日本の文化を伝える大事な役割を果たします。
午後は、スリランカの若者が通う職業訓練センターで日本語教育にあたります。生徒の対象となるスリランカの青年たちは日本語の学習にとても意欲的で、日本にして非常に大きな関心を抱いているため、ボランティアとしてもやりがいを感じることでしょう。
いずれの派遣先も、生徒の日本語レベルは基本的に初級です。日本語教育ボランティアに求められるのは、現地の先生と積極的にコミュニケーションを図ることはもちろん、自らアイデアを発信してあなたならではのユニークな授業を提案していく自発性です。日本から教材や日本の文化を紹介できるようなものをあらかじめ用意して臨むと役立つことでしょう。
派遣先の女子校が休暇中は、寺院の修行僧の子供たちを対象に日本語を教えることもあります。ここは、寺院といっても学校のような機能を兼ねており、さまざまな科目の授業が行われています。パソコンやコピー機なども備わっており、日本のお寺よりもより多目的な場所。寺院では、主に中学・高校生の生徒たちに日本語のレッスンを行います。ほとんどの生徒が日本語初心者のため、基本的な挨拶や文法などを中心に指導していきます。
一方、スリランカで長く続いた内戦により家族を失った子供たちを支援するチャイルドケア施設でも、日本語を教えることができます。ここでは日本での滞在経験があり、日本語も話す施設長がサポートしてくれます。
この施設はチャイルドケア活動や英語教育なども行われているため、日本語教育に特化しているわけではありませんが、日本語教育という枠を超えて恵まれない境遇にある子供たちのケア活動や英語教育にも関心がある方におすすめです。この施設での活動を希望する場合は、あらかじめスタッフまでご相談ください。
英語教育を超えた教育活動の支援
スリランカの学校では、英語教育以外の授業でも支援が必要とされています。
例えば、音楽、体育、美術など、あなたの特技やスキルを活かしてみませんか?これらの科目をあなた流に英語とつなげて英語の語彙の拡大に役立ててもよいでしょう。
現地では、教育ボランティアのみなさんからのアイデアが積極的に歓迎される環境です。
※現地の学校が夏休みや冬休みに入っている間は、教育施設ではなく地域各所での活動となります。学校の長期休暇中の参加を希望する場合は、あらかじめご相談ください。
活動拠点
コロンボ
活動拠点は、大都市コロンボから2時間圏内に位置する南西海岸沿いの田舎町。
スリランカは交通網が発達しているため、周辺地域への移動もスムーズです。
教育ボランティアの1日の流れ
スリランカでの教育ボランティアは、現地の祝祭日を除く月曜日~金曜日、午前8時前後から午後2~3時頃までの活動に従事します。
1日のはじまりは、ホストファミリー宅での朝食から!朝ご飯を済ませ、準備が整ったらいざ派遣先へ。
活動初日はプロジェクトアブロードのスリランカオフィスのスタッフが同行し、公共交通の利用の仕方や派遣先までの通い方を丁寧にご案内します。派遣先によっては徒歩圏内となります。
1日の教育ボランティアの流れは、その日の授業のスケジュールによってさまざまです。現地の先生と積極的にコミュニケーションを図りながら、臨機応変に対応しましょう。
一通りの英語の授業が終了したら、現地の教師人との打ち合わせ、教材作り、テストや課題の採点、次の日の授業の準備、他の科目の授業のサポートなどに努めます。自分から率先して取り組み、あなたの特技やスキルを最大限に活かしてみてください。
1日のボランティア活動を終えた後は自由時間です。現地で友達になった外国人ボランティアと一緒に地元のマーケットを散策したり、滞在先に戻って夕飯の準備を手伝いながらホストファミリーとの異文化交流を深めたりと、あなた流に楽しむことができます。
活動のねらい
スリランカにおける教育の海外ボランティアのねらいは、現地の学生の実践的な英会話力を伸ばすこと。
ビジネスおよび公用語として英語が使用されているスリランカでは、観光産業をはじめ、英語力はより良い就職を勝ち取る上で強力な武器となります。
しかし、英語を流暢に話せるのはスリランカの人口の10%前後。多くの現地の子供たちは英語の基礎を理解していますが、日常的に英語を話せるレベルには至っていません。
スリランカでの教育の海外ボランティアでは、以下の項目に特に力を入れて取り組んでいます:
- 英語教育
- 教室内でのサポートの強化
- 学習障がいをもつ子供たちへのサポートの強化
- 安全で衛生管理が行き届いた学習環境の実現
あなたも、スリランカの未来を背負う子供たちの英語教育をサポートするボランティアの一員へ。
マネジメントプラン
プロジェクトアブロードは独自のマネジメントプランを設け、活動に対する目標の明確化と目標達成の具体化を行っています。
マネジメントプランは、まさに私たちの活動の道しるべ。
よろしければ、マネジメントプランもあわせてご覧ください。
活動が世界に与える影響
プロジェクトアブロードは、毎年明確に定められた長期的な目標の達成に向けて取り組まれています。
その目標達成の鍵となるのが、参加者一人ひとりのみなさんの存在です。
グローバルインパクトリポートにまとめられた年間の活動の進歩と功績は、参加者全員の努力の結晶。
よろしければ、活動が世界に与える影響もあわせてご覧ください。
滞在先と食事
スリランカで活動中の滞在先は、活動拠点周辺に暮らす現地人ホストファミリー宅に滞在します。
ホストファミリーとの共同生活は、現地文化を生活レベルで体験する貴重な機会!ぜひ積極的に話しかけ、異文化交流を図りましょう。滞在先では1日3食分の食事が提供されますので、ぜひ食からもスリランカ文化をお楽しみください。
その時の受入れ状況にもよりますが、なるべく他の参加者と同じ滞在先を手配し、より多くの出会いと交流を体験できるよう努めています。
発展途上国の滞在先は、先進国のモダンで便利な生活と比べると質素に感じるかもしれませんが、安全面や清潔面の基準は満たされています。
現地サポート
安全を第一優先とするプロジェクトアブロードは、すべての活動国で24時間体制の現地サポートを提供。
だから、海外への渡航が初めての方でも安心して参加できる魅力があります。