はじめに
モンゴルで教育の短期・長期「実践型」海外ボランティア参加者を募集しています。
支援が求められているのは、公立の幼稚園、小学校、中学・高校で学ぶ生徒たちへの英語教育や、モンゴル国立大学で学ぶ大学生への日本語教育です。教育ボランティアとしてのあなたの役割は、普段の授業にない実践的な語学教育。特に発音やスピーキングの強化に努め、実践的な語学力の向上に貢献していきます。
モンゴル語を母国語とする現地の学生にとって、国際化が進む現代において高い英語力は将来の就職の強い武器。
また、忠実な親ソ路線をたどった社会主義国から民主化や市場経済化に際して日本からの積極的な経済協力を経て友好関係が深まる中、モンゴル国民はアジアの隣国日本に対して極めて高い親日度を示すようになり、日本語学習への意欲も比例する傾向にあります。
これらの英語教育または日本語教育を実践的に支援するのが、教育ボランティアとしての任務です。
モンゴルで教育ボランティア中は、活動拠点ウランバートルに暮らすホストファミリー宅で地域住民の一員として滞在します。きっと、モンゴル文化や生活習慣に体験型で触れる貴重な異文化体験となることでしょう。
ボランティア活動がお休みとなる週末は、現地で出会った多国籍な外国人ボランティアと共にモンゴルで世界観を広げる冒険を!
※日本語教育をご希望の方は、お申込み書の活動内容を「英語教育」から「日本語教育」にご変更ください。
教育ボランティア参加条件
モンゴルの教育の海外ボランティアの応募対象は、世界中の大学生、社会人、シニアのみなさんです。
特に、子供が好き、教えることが得意、アジアの発展途上国の教育現場の実情を見てみたい、モンゴルで教育を通した国際協力に携わりたい、将来は英語教師または日本語教師になりたい!というみなさんにおすすめです。
すでに資格を持つ現役の教師の方は、発展途上国モンゴルという支援が求められている海外を舞台にあなたのスキルと経験を発揮する貴重な海外経験となることでしょう。
求められる語学力は、基礎英語力。現地入り後のコミュニケーションは基本的にすべて英語で行わます。子供たちへの基礎英語教育に携わる意味でも最低限の英語力は不可欠。
したがって、英語の練習を含む渡航準備にどれだけ真剣に取り組んできたかが、現地での経験値を左右すると言っても過言ではありません。
すべては、あなた次第です!
日本語教育に参加の場合は、日本語のネイティブスピーカーであれば参加が歓迎されます。
英語教育は1週間以上から、日本語教育は3週間以上から参加することが可能です。
活動内容
- 実践的な英語教育
- モンゴル国立大学での日本語教育
- 英語教育を超えた教育活動の支援
- ワークショップを通した学習
※日本語教育をご希望の方は、お申込みページに進んだ後、初期設定の英語教育から日本語教育を選択できます。
実践的な英語教育
英語教育支援が求められているのは、基本的に公立の幼稚園、小学校、中学・高校などさまざまです。
教育ボランティアは、基本的にそれぞれがもつ意欲や自信、知識、経験などによって授業を担当またはアシスタント教師役を務めることになります。
教育ボランティアは、だいたい1日に2つの英語の授業を担当。それ以外の時間は、教材づくり、授業内容の企画、ミーティングなどに費やされます。プロジェクトアブロードのモンゴルオフィスでは、教材作りに必要な文房具を取り揃えています。
求められるのは、普段の英語の授業でカバーされない内容。特に発音やスピーキングの練習を通して、生徒たちの実践的な英会話力の向上に努めます。
現地の英語教師は、海外からやって来たボランティアのみなさんならではのアイデアを楽しみにしています。ロールプレイ、歌、ゲームなどの少人数制の参加型アクティビティをたくさん取り入れ、机上に捉われない学習の実現を目指しましょう。
公立の学校で教えながら、追加の教育活動として夜間に社会人、公務員、18歳~25歳くらいの特別支援を必要とする人々への英語教育支援に携わることも可能です。熱意がある方は、ぜひお申込みの際に追加の教育活動支援希望の旨をご記入ください。
※現地の学校が夏休みに入る6月~9月の間の英語教育は、公立の学校の授業ではなくチャイルドケア施設や青少年センターなどで英語学習に関心がある生徒を対象に英語を教えることになります。
モンゴル国立大学での日本語教育
日本語教育の主な活動先は、首都ウランバートルのモンゴル国立大学。モンゴルでは一番の大学です。
モンゴル国立大学の日本語学科で学ぶ生徒の数は、1,000人以上!日本や日本語に興味があったり、日本に家族がいて日本語でコミュニケーションをとれるようになりたいという学生、将来のビジネスチャンスを広げるために日本語を学びたい学生など、多くの学生がそれぞれの目的で日本語を学んでいます。
モンゴル国立大学では生徒の年齢は約18歳~21歳です。一クラスの人数は20人程度。
日本語教師としての主な役割は、スピーキングを中心に発音の練習や、文法を見てあげたり、歴史や思想を教えることです。なぜ日本人はそう考えるのか、歴史についてどう思うのか、現在の日本の社会についてなど、日本語を教えることが第一目標ではありますが、その背景にあって日本人しか理解しえない思想や歴史、問題などを語ることも重要な役割です。
授業は毎日数時間から。それ以外の時間は、授業の教材の準備や授業のレッスンプランの作成、テーマを決めての研究時間に利用することができます。
生きた日本語教育を通して、日本という国についてや文化を伝えてみてください。あなたの創造力をぜひ活かしながら、異文化交流への架け橋へ。
※モンゴル国立大学で行われる日本語教育は、基本的に大学の学期にあたる9月~12月中旬と2月~5月末の活動となります。ただし、場合によっては大学の夏休み中も課外授業として日本語教育に携わることができる場合もありますので、お早めに希望の参加日程をご相談ください。
英語教育を超えた教育活動の支援
モンゴルの学校では、英語教育以外の授業でも支援が必要とされています。
例えば、音楽、体育、美術など、あなたの特技やスキルを活かしてみませんか?これらの科目をあなた流に英語とつなげて英語の語彙の拡大に役立ててもよいでしょう。
現地では、教育ボランティアのみなさんからのアイデアが積極的に歓迎される環境です。
ワークショップを通した学習
プロジェクトアブロードのモンゴルオフィスでは、定期的に教育ワークショップを行っています。
教育ボランティアが一同に集結するこの教育ワークショップでは、モンゴルの教育システムや教育事情について学習したり、教育方法の向上を目的とした意見交換や、ボランティア同士の交流が行われています。
ぜひ積極的に参加して、アドバイスをもらう機会にお役立てください。
活動拠点
ウランバートル
標高1,300mの美しい大自然に囲まれた首都。
国民の約半分が暮らす大都市です。
中心街には、旧ソ連調の広い道路と高層ビルが建ち並びますが、周辺には伝統のテント型の移動式住居「ゲル」が存在するオモシロイ都市!
教育ボランティアの1日の流れ
モンゴルでの教育ボランティアは、現地の祝祭日を除く月曜日~金曜日、1日約7時間の活動に従事します。
学校での活動は日中になりますが、社会人や公務員への追加の英語教育活動は基本的に夜間となります。
1日のはじまりは、ホストファミリー宅での朝食から!朝ご飯を済ませ、準備が整ったらいざ派遣先へ。
活動初日はプロジェクトアブロードのモンゴルオフィスのスタッフが同行し、公共交通の利用の仕方や派遣先までの通い方を丁寧にご案内します。派遣先によっては徒歩圏内となります。
1日の教育ボランティアの流れは、その日の授業のスケジュールによってさまざまです。現地の先生と積極的にコミュニケーションを図りながら、臨機応変に対応しましょう。
一通りの授業が終了したら、現地の教師人との打ち合わせ、教材作り、テストや課題の採点、次の日の授業の準備などに努めます。自分から率先して取り組み、あなたの特技やスキルを最大限に活かしてみてください。
1日のボランティア活動を終えた後は自由時間です。外国人ボランティアの仲間と一緒に地元のマーケットを散策したり、ホストファミリー宅に戻って夕飯の準備を手伝いながらホストファミリーとの異文化交流を深めたりと、自由時間をお楽しみください。
活動のねらい
モンゴルにおける教育の海外ボランティアのねらいは、子供、青年、成人の実践的な英語力アップを支援すること。
そして需要がある日本語教育を支援すること。
教育ボランティアとして実践的な英語教育を支えることは、モンゴルに暮らす人々が英語を話すことに対する自信を助長させることにつながります。また、日本で育った日本語ネイティブスピーカーによる日本語教育支援は、生徒たちの意欲を伸ばし、日本について深く学ぶ橋渡しとなってゆくのです。
モンゴルにおける教育の海外ボランティアでは、以下の項目に特に力を入れて取り組んでいます:
- 英語力の向上
- 教室内でのサポートの強化
- 教授法の向上
- 創造性を養う学習
あなたも、支援が求められるモンゴルを舞台に教育を支えるボランティアの一員へ。
マネジメントプラン
プロジェクトアブロードは独自のマネジメントプランを設け、活動に対する目標の明確化と目標達成の具体化を行っています。
マネジメントプランは、まさに私たちの活動の道しるべ。
よろしければ、マネジメントプランもあわせてご覧ください。
活動が世界に与える影響
プロジェクトアブロードは、毎年明確に定められた長期的な目標の達成に向けて取り組まれています。
その目標達成の鍵となるのが、参加者一人ひとりのみなさんの存在です。
グローバルインパクトリポートにまとめられた年間の活動の進歩と功績は、参加者全員の努力の結晶。
よろしければ、活動が世界に与える影響もあわせてご覧ください。
滞在先と食事
モンゴルで活動中の滞在先は、ウランバートル周辺に暮らす現地人ホストファミリー宅です。
ホストファミリーとの共同生活は、現地文化を生活レベルで体験する貴重な機会!ぜひ積極的に話しかけ、異文化交流を図りましょう。滞在先では1日3食分の食事が提供されますので、ぜひ食からもモンゴル文化をお楽しみください。
その時の受入れ状況にもよりますが、なるべく他の参加者と同じ滞在先を手配し、より多くの出会いと交流を体験できるよう努めています。
発展途上国の滞在先は、先進国のモダンで便利な生活と比べると質素に感じるかもしれませんが、安全面や清潔面の基準は満たされています。
現地サポート
安全を第一優先とするプロジェクトアブロードは、すべての活動国で24時間体制の現地サポートを提供。
だから、海外への渡航が初めての方でも安心して参加できる魅力があります。