はじめに
ケニアで教育の短期・長期「実践型」海外ボランティア参加者を募集しています。
支援が求められているのは、貧困層の子供たちが通う田舎町の公立小学校での英語教育。
英語はケニアの公用語の一つですが、多くの子供たちは60以上ある部族語を母国語として成長します。
しかし、政治やビジネスなど、国の中枢を司る分野では英語が主に利用されているため、ケニアに育つ子供たちにとって英語がきちんと話せることが将来より良い就職への鍵となり、貧困脱出の近道となります。ボランティア先生のあなたの存在は、まさにケニアの子供たちの未来を切り開く底力。
ボランティア先生としてあなたの役割は、実践的な英語の授業を通して子供たちの英語学習に対する意欲に火を灯すこと。そして、英語力の向上と英語で話すことへの自信を育成、支援すること。
ケニアで教育ボランティア中は、活動拠点暮らすケニア人ホストファミリー宅で現地生活を体験。きっと、ケニア人について貴重なインサイトを得られる異文化体験となることでしょう。
ボランティア活動がお休みとなる週末は、現地で出会った多国籍な外国人ボランティアと共に、アフリカのサバンナの世界の冒険へ!
教育ボランティア参加条件
ケニアでの教育の国際ボランティアの応募対象は、世界中の大学生、社会人、シニアのみなさんです。
特に、子供が好き、教えることが得意、東アフリカの発展途上国の教育現場の実情を見てみたい、ケニアで国際協力に携わりたい、将来は教育に関する職業に就きたい!というみなさんにおすすめです。
すでに資格を持つ現役の教師であれば、アフリカのケニアという支援が求められている海外を舞台にあなたのスキルと経験を発揮する貴重なチャンス。
参加にあたって求められる語学力は、基礎英語力。
スワヒリ語が得意でない限り、現地到着後のコミュニケーションは基本的にすべて英語で行われます。ケニアの子供たちへの基礎英語教育に携わる意味でも、やはり基本的な英語力は不可欠。
だからこそ、渡航前にどれだけ真剣に英語の準備に取り組んだかが現地での経験値の幅を広げてくれます。
すべてはあなた次第です!
余裕があれば、スワヒリ語のあいさつや簡単なフレーズを練習していくと、きっと現地で役立つことでしょう。
活動内容
- 基礎英語教育
- 算数、図画工作、体育をはじめとした英語以外の学校教育
- 教室内でのサポート
- 衛生教育の強化
基礎英語教育
英語は、ケニアの公用語の一つですが、ほとんどのケニアの子供たちにとって、英語は第二言語。
したがって、社会に出た時に必要となるきちんとした英語力を備えるためには、幼少期から英語と共に育つ環境およびそれを支える継続的な英語教育が不可欠です。
教育ボランティアとしてのあなたの役目は、実践的な英語教育を通してケニアの小学生の英語に対する自信を育てること。
歌、ダンス、ゲームなどの楽しいアクティビティを織り交ぜた参加型の授業を行い、発音の強化や実践的な英語の練習に努めます。
あなたの積極性や経験によって、授業を担当またはアシスタント教師として現地の教師のサポート役を務めます。
算数、図画工作、体育をはじめとした英語以外の学校教育
活動の柱は実践的な英語教育ですが、ケニアでの教育ボランティア活動は英語教育だけにとどまりません。
例えば、算数、図画工作、体育をはじめとした英語以外の科目の授業に取り組み、包括的な教育を支えていきます。
その他演劇や美術など、あなたの特技やスキルをぜひここで活かしながら、子供たちの創造性や長所を引き延ばしてあげましょう。
教室内でのサポート
2003年以来、ケニアの公立の小学校での義務教育が無料化が実現しました。
結果、生徒数の増加に伴って教師一人ひとりの負担も増し、現在では教師一人あたり45人以上の児童生徒を担当することもあたり前の現状となっています。
そんな状況下でボランティアが取り組むのは、日頃見落しがちになっている子供たち一人ひとりへの入念なフォロー。
例えば、学習におくれをとっている子供に一対一のサポートを提供したり、テスト中の監督をアシストし、学習の円滑化に努めていきます。
衛生教育の強化
徹底した衛生管理は、病気に負けない丈夫な体作りと感染症予防において必要不可欠です。
教育ボランティアたちは、ケニアの子供たちに衛生管理の概念を教えていきます。
例えば、トイレの後や食事前の徹底した手洗いや、正しい歯磨きの仕方の指導などを通して、子供たちの健やかな成長を促し、安全で清潔な学習環境の実現に努めます。
課外活動として、場合によっては派遣先の小学校を飛び出し、衛生管理が行き届いていない地域各所に出向いて衛生指導にあたることもあります。臨機応変に対応していきましょう。
活動拠点
ナニュキ
首都ナイロビから車で約3時間半の田舎町。
派遣先は、ナニュキにある公立の小学校。
発展途上の田舎の学校とあり、生徒同士で教科書をシェアしたり、教室はぎゅうぎゅう詰めの上、古くてボロボロだったりすることもめずらしくありません。
教育ボランティアの1日の流れ
ケニアでの教育ボランティアは、現地の祝祭日を除く月曜日~金曜日、午前8時~午後4時頃まで活動に従事します。
1日のはじまりは、滞在先での朝食から!朝ご飯を済ませ、準備が整ったらさっそく派遣先の小学校へ。活動初日は、プロジェクトアブロードのケニアオフィスのスタッフが同行し、マタトゥと呼ばれる乗り合いワゴンをはじめ、公共交通の利用の仕方と派遣先への通い方を丁寧にご案内します。
教育内容は、派遣先、あなたの知識、経験、スキル、語学力によってさまざまです。ぜひ積極的に取り組んでみてください。
1日のボランティア活動を終えた後は、自由時間です。仲間の多国籍な外国人ボランティアと共に地元のマーケットの散策に出かけたり、滞在先に戻って夕飯の準備を手伝いながらホストファミリーとの異文化交流を深めたりと、あなた流にお楽しみください。
ボランティア活動がお休みとなる週末は、ケニアを冒険する絶好の機会!
赤道直下の町ならではということで、赤道を自分の足でまたぎに出かけたり、野生動物が本来のありのままの姿で生息する国立公園を訪問したり、首都ナイロビまで足を延ばしてアフリカの大都市を散策したりしてみてはいかがでしょうか。
活動のねらい
ケニアにおける教育の海外ボランティアのねらいは、英語教育を通してケニアの子供たちと現地の教師をサポートすること。
同時に、あなたが実際の教育現場で実務経験を積むこと。
ケニアでの教育の海外ボランティアでは、主に以下の項目に焦点をあてた活動に取り組んでいます:
- 英語教育
- 安全で清潔な学習環境の実現
- 創造性を育てる学習の促進
あなたも、ケニアの子供たちのより良い将来を導く教育ボランティアの一員へ。
マネジメントプラン
プロジェクトアブロードは独自のマネジメントプランを設け、活動に対する目標の明確化と目標達成の具体化を行っています。
マネジメントプランは、まさに私たちの活動の道しるべ。
よろしければ、マネジメントプランもあわせてご覧ください。
活動が世界に与える影響
プロジェクトアブロードは、毎年明確に定められた長期的な目標の達成に向けて取り組まれています。
その目標達成の鍵となるのが、参加者一人ひとりのみなさんの存在です。
グローバルインパクトリポートにまとめられた年間の活動の進歩と功績は、参加者全員の努力の結晶。
よろしければ、活動が世界に与える影響もあわせてご覧ください。
滞在先と食事
ケニアで活動中の滞在先は、ナニュキ周辺に暮らす現地人ホストファミリー宅です。
ホストファミリーとの共同生活は、現地文化を生活レベルで体験する貴重な機会!ぜひ積極的に話しかけ、異文化交流を図りましょう。滞在先では1日3食分の食事が提供されますので、ぜひ食からもケニア文化をお楽しみください。
その時の受入れ状況にもよりますが、なるべく他の参加者と同じ滞在先を手配し、より多くの出会いと交流を体験できるよう努めています。
発展途上国の滞在先は、先進国のモダンで便利な生活と比べると質素に感じるかもしれませんが、安全面や清潔面の基準は満たされています。
現地サポート
安全を第一優先とするプロジェクトアブロードは、すべての活動国で24時間体制の現地サポートを提供。
だから、海外への渡航が初めての方でも安心して参加できる魅力があります。