はじめに
フィジーでサメを保護する環境保護に取り組む高校生ボランティアを募集しています。
この海外プログラムは、世界中から集まる外国人高校生ボランティアと一緒にダイビングをしながら、フィジーの美しい海に生息する絶滅危惧種のサメの保護活動をサポートする貴重な取り組みです。
ダイビング未経験者でも大丈夫!活動の最初にダイビングの世界基準であるPADIのダイビングコースを受講し、ダイビングのいろはを学びます。
ダイビングの練習が済んだら、さぁ実践へ!海中の食物連鎖の頂点に立つ絶滅危惧種のサメの調査ダイブを通して、異なる種類のサメのモニタリングを行います。すべての活動は、その道の研究者や環境保護のエキスパートの指示のもと進められます。
陸では、マングローブの植林活動を通して重要な沿岸線の環境保護に努めます。
活動中の滞在先は、活動拠点パシフィックハーバーにあるホステルです。外国人高校生ボランティアとの一つ屋根の下生活は、きっと一生モノの異文化交流となることでしょう。
週末は活動に一息入れ、みんなでフィジーのアウトドアを楽しむ冒険へ出かけます。
今年の夏休みは、南国フィジーで国際ボランティア留学+新たな発見をしよう!
高校生ボランティア参加条件
フィジーでのサメ保護の海外ボランティアの応募対象は、世界中の高校生。
世界を舞台に海洋環境保護活動に携わりたい、夏休みに海外で国際ボランティアに貢献したい、海が好き、ダイビングを学びたい、南国生活に興味がある!という冒険心のある高校生におすすめです。
参加にあたって、特に資格やダイビング経験は問われませんが、200m以上泳げること、そしてダイビングに支障のない健康状態であれば大丈夫!活動には経験豊富なダイビングの資格を持ったプロジェクトアブロードの現地スタッフが同行し、安全確保とサポートを行います。
しいて言えば、基礎英語力。現地スタッフや仲間の外国人高校生ボランティアとのコミュニケーションは基本的にすべて英語で行われるため、英語にアレルギーがあると意思の疎通が難しく、現地に行ってから苦労するのは自分自身。
だからこそ、英語の練習を含む渡航準備にどれだけ真剣に取り組んできたかが現地での経験値を変えると言っても過言ではありません。すべては、あなた次第です!
このプログラムは、高校生が夏休みの短期間にさまざまなスキルを得られるよう工夫されています。適応能力、チームワーク、コミュニケーション能力、英語力、自発性など、習得が期待されるスキルはさまざま。海外での環境保護の国際協力経験は、高校卒業後の大学進学や就職の際のユニークなアピールポイントとなるでしょう!
そして、現地での出会い、親元を離れ海外でやり遂げた自信、刺激された価値観は、あまたの人生を豊かにしてくれる糧となることでしょう。
活動内容
- PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コース受講
- 海面下での環境保護活動
- 陸での環境保護活動
- 外国人高校生ボランティアと繰り出すフィジーの冒険
PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コースの受講
まずは、スキューバダイビングの仕方の習得から!
プログラムに含まれているPADIオープン・ウォーター・ダイバー・コースを受講して、ダイビングに慣れます。
すでにPADIオープン・ウォーター・ダイバーに認定されている高校生は、PADIアドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバー・コースを受講可能。最初のコースを終えたら、全員サメの保護スペシャルティ・コースを受講!
PADIのダイビング認定は、一度認定されると一生涯有効なので、世界中の海でダイビングを楽しむことができる魅力があります。
海面下の環境保護活動
ベガラグーン周辺のさまざまなエリアで、調査ダイブへ!集められた海洋データは、プロジェクトアブロードの国際的なサメ研究に活用されます。
活動中、資格をもったダイブマスターの監督のもと、シャークダイブも行われます。
陸での環境保護活動
陸では、フィジーの地元の子供たちへの環境保護教育やビーチでゴミ拾いにあたります。
フィジーの未来を背負う子供たちが今起きている環境保護問題を学ぶことは、環境破壊の食い止めにおいて非常に重要です。
またプロジェクトアブロードは、Mangroves for Fijiと呼ばれるマングローブ再生事業にも協賛し、フィジーのパシフィックハーバー周辺のマングローブの植林活動に努めています。
マングローブは、土壌侵食、海抜の変化、津波、竜巻などから沿岸線を守る重要な自然の防御線。マングローブは、サンゴ礁への栄養を提供し、多種多様な海洋生物の棲みかとして必要不可欠な存在です。
高校生ボランティアたちは、実践型のマングローブの植林を通したマングローブ再生にも協力します。
外国人高校生ボランティアと繰り出すフィジーの冒険
このプログラムには、環境保護ボランティア活動以外にも、仲間の外国人高校生ボランティアとの異文化交流やフィジーを体験するアクティビティがたくさん用意されています。
活動やこれらのアクティビティには、プロジェクトアブロードのスタッフた常に付き添うため、安心して参加することが可能です。
※活動やレジャーアクティビティは、当日の天候によってスケジュールが変更されることもあります。
スケジュール例
提携機関
プロジェクトアブロードは、Beqaアドベンチャーダイバーズというシャークダイブと環境保護を専門とするエコツーリズム機関と提携し、フィジーにおけるサメの保護活動を牽引しています。
フィジー政府とも密接に活動を行っているBeqaアドベンチャーダイバーズは、シャークダイブにおいて100%の安全実績を誇ります。
ダイビングの訓練は、世界基準のスキューバダイビング教育機関PADIと共に行う徹底ぶり。
世界自然保護基金(WWF)も、プロジェクトアブロードのさまざま調査をサポートしています。WWFのグローバルシャークプログラムマネージャーのIan Campbellは、プロジェクトアブロードのサメの保護を通した環境保護活動を「世界で最も重要なサメの保護活動」と位置付けしています。
活動拠点
パシフィックハーバー
フィジー最大のビジレブ島に位置します。
目の前に広がるのは、80kmに渡る白い砂浜とコバルトブルーの海。
南国ならではのゆったりとした時の流れを感じることでしょう。
活動のねらい
高校生スペシャルサメ保護の海外ボランティアのねらいは、ダイビングを通したデータ収集を通して、海洋環境およびサメの保護活動をサポートすること。
同時に、あなたが高校生のうちに実践的な国際経験を得ながら視野をぐんと広げること。
プロジェクトアブロードのフィジーでのサメの保護活動は、活動拠点におけるサメの個体数の減少を懸念し、2014年1月に始動した取り組み。フィジー政府も、サメの保護を環境保護における第一優先事項に位置付けています。保護地域が設立されているものの、その努力も虚しく、サメの個体数は減少するばかり。プロジェクトアブロードは、そんな現状打開のサポートに取り組んでいます。
高校生ボランティアが行う水陸両方での環境保護活動は、フィジーの自然環境に実質的な影響を与えてゆくのです。
さぁ、この夏休みはフィジーで貴重な環境保護ボランティア活動に貢献しながら、新しい自分を発見する一員へ。
マネジメントプラン
プロジェクトアブロードは独自のマネジメントプランを設け、活動に対する目標の明確化と目標達成の具体化を行っています。
マネジメントプランは、まさに私たちの活動の道しるべ。
よろしければ、マネジメントプランもあわせてご覧ください。
活動が世界に与える影響
毎年、何千人もの高校生ボランティアが国境を越えて価値ある「違い」を生み出しています。
それは、長期的な目標の達成に向けて多国籍な仲間と共に取り組む国際協力。
高校生ボランティアのグローバルインパクトリポートにまとめられた年間の活動の進歩と功績は、積み重なった高校生ボランティアの努力の結晶。
よろしければ、活動が世界に与える影響もあわせてご覧ください。
滞在先と食事
フィジーで活動中の滞在先は、パシフィックハーバーにあるホステルです。
基本的に同性の高校生ボランティアとのルームシェアとなります。仲間との共同生活を通して、異文化交流を深めよう!
現地では1日3食分の食事が提供されますので、ぜひ食からもフィジー文化をお楽しみください。
発展途上国の滞在先は、先進国のモダンで便利な生活と比べると質素に感じるかもしれませんが、安全面や清潔面の基準は満たされています。
現地サポート
安全を第一優先とするプロジェクトアブロードは、すべての活動国で24時間体制の現地サポートを提供。
高校生スペシャルでは、プロジェクトアブロードの現地スタッフがプログラムのすべてのスケジュールに付き添うので、未成年の高校生でも安心して参加できる魅力があります。