はじめに
今年の夏休みは、東アフリカのケニアの医療現場で視察を通した医療の学習に取り組む海外ボランティアに挑戦しよう。
高校生対象のこの医療ボランティアプログラムでは、ケニアの病院やクリニックで実際に働く医療専門家の仕事を直接見て学び、アフリカの発展途上国の医療現場で働くとはどいうことなのか、医療従事者としての役割や日々の業務、課題を学習します。
単なる学習だけでは終わないのがこのプログラムの魅力。高校生ボランティアは、現地の医療専門家と共に医療サービスが行き届いていない田舎や貧困地域に出向き、基礎ヘルスケアの提供を通した国際医療支援活動をサポート。主に基礎健康診断の実施を実践的に補助し、地域住民の健康管理の向上と病気予防に努める公衆衛生活動に取り組みます。ケニアという海外でのこの医療ボランティア経験は、将来医療の道を目指す高校生にとって、大学進学や就職、そして将来国際的な舞台を目指す際のユニークな武器となることでしょう。
ケニアでの国際医療の海外ボランティアの活動拠点は、ケニア山の麓にある田舎町ナニュキ。世界各国から駆けつけた医療に関心のある外国人高校生ボランティアと一丸となって取り組みます。
活動には終始プロジェクトアブロードのスタッフが同行するので、海外やアフリカは初めて!という高校生も安心して参加することができます。
ケニアでボランティア中は、ナニュキ周辺に実際に暮らすケニア人ホストファミリー宅で地域住民の一員として滞在します。
毎日のボランティア終了後の時間や週末は、さまざまな異文化体験アクティビティやレジャー旅行が待っています。
さぁ、この夏休みはケニアを舞台に医療の世界への第一歩を踏み出しながら、冒険に出かけよう!
高校生ボランティア参加条件
ケニアでの医療の海外ボランティアの応募対象は、世界中の現役高校生。
将来医療現場で働きたい、アフリカ大陸の発展途上国での国際医療支援に関心がある、将来は国境なき医師団に入りたい、英語を上達させたい、外国人高校生と友達になりたい!という国際志向の高校生におすすめ。
参加にあたって、特に事前知識や経験は問われません。
しいて言えば、基礎英語力。ケニアの現地スタッフや仲間の外国人高校生ボランティアとのコミュニケーションは基本的にすべて英語で行われるため、英語がまったく分からないと意思の疎通が難しくなり、苦労するのは自分自身。
したがって、英語の練習も含め計画的な渡航準備が非常に重要となってきます。どれだけ入念に渡航準備に取り組んできたかは、現地到着後の自分の自信と余裕を決める要素。すべては、あなた次第です!
活動内容
- 医療専門家の視察を通した学習
- 医療ワークショップを通した学習
- 地域各所での国際医療支援活動
- 仲間の外国人高校生と繰り出すケニアの冒険
医療専門家の視察を通した学習
高校生ボランティアは、活動拠点ナニュキ周辺の病院やクリニックで実際に働く医師や看護師について回り、診察や治療を間近で見て学びながら医療専門家としての患者への接し方、日々の任務、役割、責任、苦労などを学習していきます。
アフリカの田舎町ナニュキの医療施設は基本的に簡素で、日本のような最新鋭の設備や技術が整っているわけではありません。だからこそ限られた設備や人手の中で現地の医療機関がどのように機能し、その役割を果たしているかを勉強する有意義な時間となることでしょう。
ただ見学するだけの受け身にならず、積極的に質問を投げかけて多くのことを吸収する意気込みで取り組んでみてください。医療専門家の意見を直接聞けるまたとないチャンスです。
また視察を通した学習は、ケニアというアフリカの発展途上国ならではの疾患やよくある症状に関して理解を深めるユニークな機会。きっと現地の医療事情や医療問題、医療システムについての大きな学びとなることでしょう。
医療ワークショップを通した学習
学習は、医療施設での視察を通したものだけにとどまりません。
医療ワークショップでは、HIV/エイズ、熱帯性疾患、その他現地特有の疾患について学習し、医療知識の構築に努めます。
また、この医療ワークショップでは、地域各所での国際医療支援活動で必要となる血圧や血糖値の測定の仕方など、実践的な基礎医療スキルのトレーニングもここで行われます。
医療現場とは異なる落ち着いた環境で学習できるこの機会を活かし、積極的に質問をして現役の医療専門家からたくさんアドバイスをもらいましょう。
地域各所での国際医療支援活動
医療施設や医療ワークショップで知識やスキルを得たら、今度は実践へ。
現地の医療専門家の指導のもと、仲間の高校生ボランティアと共に医療サービスが行き届いていない貧困地域や田舎の地域に直接出向いて公衆衛生を向上させる活動をサポートします。
高校生ボランティアはこれらの周辺地域に暮らす住民を対象に、体温、身長・体重、血圧、血糖値の測定をはじめとした基礎健康診断の実施や基礎ヘルスケアの提供を実践的にアシスト。人々に健康管理の重要性を呼びかけながら、問題を抱える住民には同行する医療専門家が適切なアドバイスの提供や最寄りの医療施設の紹介を通して病気の早期発見に努めます。
仲間の外国人高校生と繰り出すケニアの冒険
このプログラムは、日々の医療ボランティア活動後の交流アクティビティや異文化体験が満載。
例えば、ケニアの公用語の一つであるスワヒリ語の簡単なレッスン、ケニアの郷土料理教室、そして地元の料理の堪能など、仲間の高校生ボランティアと交流しながら現地文化を体験!
週末は活動に一息入れて、みんなで雄大な大自然と野生動物の宝庫ケニアが誇る国立公園や湖を訪問する予定です。
活動拠点
ナニュキ
ケニア山の麓にあるアフリカの田舎町。
首都ナイロビからは車で約3時間半。
数々の国立公園や野生動物保護施設に囲まれたダイナミックなアフリカを感じる場所!
レストラン、銀行、小さなスーパーなど、生活や活動に必要な基本的な施設は整っています。
活動のねらい
高校生対象のケニアでの医療の海外ボランティアのねらいは、発展途上国という海外の医療の世界を実際に見て学び、今後の進路に結び付けること。
そして、実践的な国際医療支援活動を通して地域の公衆衛生の促進に貢献すること。
同時に、適応能力、コミュニケーション能力、英語力、チームワーク、行動力、自立心など、大学進学や社会に出た後も役立つスキルの取得が期待されます。何よりも、親元を離れ、アフリカという異国の地でやり遂げた自信と自分自身の成長は、かけがえのない財産となるはず!
マネジメントプラン
プロジェクトアブロードは独自のマネジメントプランを設け、活動に対する目標の明確化と目標達成の具体化を行っています。
マネジメントプランは、まさに私たちの活動の道しるべ。
よろしければ、マネジメントプランもあわせてご覧ください。
活動が世界に与える影響
毎年、何千人もの高校生ボランティアが国境を越えて価値ある「違い」を生み出しています。
それは、長期的な目標の達成に向けて多国籍な仲間と共に取り組む国際協力。
高校生ボランティアのグローバルインパクトリポートにまとめられた年間の活動の進歩と功績は、積み重なった高校生ボランティアの努力の結晶。
よろしければ、活動が世界に与える影響もあわせてご覧ください。
滞在先と食事
ケニアで活動中の滞在先は、ナニュキ周辺に暮らす現地人ホストファミリー宅です。
ホストファミリーとの共同生活は、現地文化を生活レベルで体験する貴重な機会!ぜひ積極的に話しかけ、異文化交流を図りましょう。滞在先では1日3食分の食事が提供されますので、ぜひ食からもケニア文化をお楽しみください。
その時の受入れ状況にもよりますが、なるべく他の参加者と同じ滞在先を手配し、より多くの出会いと交流を体験できるよう努めています。
発展途上国の滞在先は、先進国のモダンで便利な生活と比べると質素に感じるかもしれませんが、安全面や清潔面の基準は満たされています。
現地サポート
安全を第一優先とするプロジェクトアブロードは、すべての活動国で24時間体制の現地サポートを提供。
高校生スペシャルでは、プロジェクトアブロードの現地スタッフがプログラムのすべてのスケジュールに付き添うので、未成年の高校生でも安心して参加できる魅力があります。