はじめに
スリランカでIT教育の短期・長期「実践型」海外ボランティア参加者を募集しています。
支援の対象は、貧困層や田舎に暮らすスリランカの少年少女たち。デジタル化の波が席巻する今日も、パソコンに触れる機会に恵まれることのない子供はたくさん存在します。
コンピューターを使いこなせる国民の3割にも及ばないと言われているスリランカ。貧困地域での状況はなおさら深刻で、実際のところパソコンを購入できるほどの経済的余裕がないのが現状です。このような状況下では、貧困層の人々がデジタル化社会に追いつくのは夢のまた夢というわけです。
このIT教育の海外ボランティア活動では、基礎ITスキルの指導を通してスリランカの将来を担う子供たちのエンパワメントに努めています。
派遣先は、支援を求めている学校や教育トレーニングセンター。
IT教育のボランティアとしてのあなたの役割は、パソコンの基本的な操作方法やマイクロソフトのワード、エクセル、パワーポイントなどのプログラムの使い方をはじめとした基礎IT教育をサポートすること。
ITスキルの基礎を身につけた子供たちは、学習、コミュニケーション、リサーチ、レジャーなど、あらゆる面で可能性が広がります。そして、ゆくゆくは将来の選択肢を広げることにつながってゆくのです。
ボランティア中は、活動拠点に暮らすホストファミリー宅に滞在。現地人ホストファミリーとの共同生活は、スリランカ流ライフスタイルに浸る貴重な異文化体験となることでしょう。
ボランティア活動がお休みとなる週末は、現地で出会った多国籍な外国人ボランティアと共に島国スリランカの冒険へ!
IT教育ボランティア参加条件
スリランカでITを教える海外ボランティアの応募対象は、世界中の大学生、社会人、シニアのみなさんです。
パソコンの基本操作ができれば、どなたでも貢献することが可能です。
特に、教えることが好き、南アジアの発展途上国の実情を自分の目で見てみたい、スリランカでIT教育を通したユニークな国際協力に携わりたい!という熱意ある方におすすめです。
もちろん、ITに精通している方であれば、自分の知識や特技を活かして活動の幅を広げることができるでしょう。
参加にあたって求められる語学力は、基礎英語力。
現地到着後のコミュニケーションは基本的にすべて英語で統一されるため、最低限の基礎英語力が不可欠です。しっかりとした英語での意志表示や分からないことをきちんと英語で質問できる英語力がないと、苦労するのはあなた自身。
また、スリランカの青少年に英語でITスキルを教え、基礎英語教育に携わる意味でも、最低限の英語力は不可欠です。
だからこそ、英語の学習を含む渡航準備にどれだけ真剣に取り組んできたかが、現地での経験値を左右すると言っても過言ではありません。
すべては、あなた次第です!
学校が夏休みや冬休みに入っている間は、地域のコミュニティセンターという和気あいあいとした環境でIT教育に取り組んでいます。
活動内容
- 教育トレーニングセンターでのITスキル開発
- 地元の学校での基礎IT教育
- 就職の可能性を広げる基礎英語教育
教育トレーニングセンターでのITスキル開発
活動拠点の一つであるウドゥバッダワの派遣先は、教育トレーニングセンターです。
青少年へのエンパワメントに力を入れているこの教育トレーニングセンターは、2008年の設立以来、延べ10,000人近く生徒の教育やスキルトレーニングに貢献してきました。
この教育トレーニングセンターには、現在6歳~18歳の青少年500人ほどが通っています。
パソコンを使ってのIT教育の授業は1クラスあたり20人、パソコンを使わずに行う座学においては、1クラスあたり50人前後の生徒を対象に行っています。
ここでのボランティアとしてのあなたの役割は、マイクロソフトのワード、エクセル、パワーポイントなどのプログラムの使い方や、インターネットの検索の仕方をはじめととした基礎ITスキルの指導に貢献すること。
現地のIT教師と共に生徒一人ひとりのニーズに応えながら、丁寧に教えるよう心がけましょう。
地元の学校での基礎IT教育
もう一つの活動拠点カルタラでの派遣先は、小学生から高校生までが通う一貫性の国立学校です。
この学校には、約3,000人の地元の学生が通っています。
IT教育の対象は、高学年の小学生。15台ほどのコンピューターを使いながら、1クラス25人前後の子供たちを対象に授業を行っています。
ここでのボランティアとしての役割は、主に高学年の小学生を対象に、地元のIT教師が行う午前中のIT授業をサポートすること。
パソコンの基本的な操作方法、マイクロソフトの他、画像編集プログラムペイントなどのプログラムの使い方を指導。余裕があれば、パソコンのメンテナンスやネットワークのセットアップにも活躍します。
いずれの派遣先も、パソコンの修理やトラブルシューティングが得意な方、ITエンジニアやコンサルタントのみなさんからの支援も求められています。例えば、ITに精通している方は、プログラミング概論とその実践、オンラインマーケティングをはじめとしたより高度または幅広い活動に貢献することが可能です。
ぜひあなたの知識やスキルを最大限に活かし、積極的に取り組んでみてください。
就職の可能性を広げる基礎英語教育
派遣先となる教育トレーニングセンターと学校では、英語教育への支援が求められています。
IT教育ボランティアは、1日の数時間を基礎英語教育に費やし、特に実践的な英会話、発音の強化、語彙の拡大に努めます。こうして、就職に役立つITスキルおよび英語力の向上を支援していきます。
活動拠点
ウドゥバッダワ
コロンボから車で北に80kmほどにある内陸の田舎町。
のどかな田舎の風景が広がる緑豊かなウドゥバッダワは、スリランカの田舎生活体験にはもってこいの場所!
小さなスーパーなどは揃っています。
カルタラ
スリランカ最大都市コロンボから南に約40kmのところにある風光明媚な観光都市。
その昔ポルトガル、オランダ、イギリスなどのヨーロッパ諸国からの支配を受け、香辛料貿易の中心地として栄えました。
中心部には川が流れ、美しいビーチや森林保護区などの豊かな自然に恵まれています。
IT教育ボランティアの1日の流れ
スリランカにおけるIT教育ボランティアは、現地の祝祭日を除く月曜日~金曜日まで活動に従事します。
通常、教育トレーニングセンターは週末の土曜日も開校しているので、平日以外もIT教育の支援に貢献してくれるボランティアを募集しています。
活動時間は、派遣先によって異なります。派遣先が教育トレーニングセンターの場合は午前7時半~午後1時半頃まで、学校の場合は午前9時~午後5時半頃までの活動に取り組みます。
ボランティアとしての1日は、滞在での朝食から!朝ごはんを済ませ、準備が整ったらいざ派遣先へ。活動初日は、プロジェクトアブロードのスリランカオフィスのスタッフが付き添い、公共交通機関の利用の仕方や派遣先への通い方を丁寧にご案内します。
1日の活動内容はさまざまです。派遣先のIT教師をサポートしながら、スリランカの貧困層や低所得世帯出身の青少年を対象に、実践的なITスキル指導に取り組みます。臨機応変に対応しましょう。
1日のボランティア活動を終えた後は、自由時間です。現地で友達になったインターナショナルな外国人ボランティアと一緒に活動拠点周辺を散策したり、滞在先に戻って夕飯の準備を手伝いながらホストファミリーとの交流を深めたりしてみてはいかがでしょうか。
ボランティア活動がお休みとなる週末は、仲間と共にスリランカで新しい発見をする冒険へ!
活動のねらい
スリランカにおけるIT教育の海外ボランティアのねらいは、発展途上国スリランカに暮らす青少年のパソコンスキルの向上を支援すること。
同時に、あなたが発展途上国の現場でスキルを活かしながら国際協力経験を得ること。
2017年時点のスリランカ政府の統計によると、コンピューターを使いこなせるの国民は、全体の3割未満。
貧困層の人々はパソコンを購入できるほどの経済的余裕などなく、多くのスリランカ国民はITスキルを学ぶ機会が限られています。
デジタル化が加速する今日、コンピュータースキルは生活のあらゆる面で不可欠なスキルであり、スリランカ国民のIT教育への支援が求められています。
そのようなスリランカの現状を踏まえ、IT教育ボランティアとしてのあなたの貢献は、スリランカの将来を担う青少年に基礎となるITスキルの種を植え、自信を育てます。
指導内容はインターネットの利用の仕方やマイクロソフトのプログラムの活用方法など、実践に役立つものばかり。ITスキル習得することは、子供たちが将来より良い就職の選択肢を得ることにつながってゆくのです。
あなたも、スリランカの青少年への実践的なIT教育に貢献し、より良い未来を築くボランティアの一員へ。
マネジメントプラン
プロジェクトアブロードは独自のマネジメントプランを設け、活動に対する目標の明確化と目標達成の具体化を行っています。
マネジメントプランは、まさに私たちの活動の道しるべ。
よろしければ、マネジメントプランもあわせてご覧ください。
活動が世界に与える影響
プロジェクトアブロードは、毎年明確に定められた長期的な目標の達成に向けて取り組まれています。
その目標達成の鍵となるのが、参加者一人ひとりのみなさんの存在です。
グローバルインパクトリポートにまとめられた年間の活動の進歩と功績は、参加者全員の努力の結晶。
よろしければ、活動が世界に与える影響もあわせてご覧ください。
滞在先と食事
スリランカで活動中の滞在先は、活動拠点周辺に暮らす現地人ホストファミリー宅に滞在します。
ホストファミリーとの共同生活は、現地文化を生活レベルで体験する貴重な機会!ぜひ積極的に話しかけ、異文化交流を図りましょう。滞在先では1日3食分の食事が提供されますので、ぜひ食からもスリランカ文化をお楽しみください。
その時の受入れ状況にもよりますが、なるべく他の参加者と同じ滞在先を手配し、より多くの出会いと交流を体験できるよう努めています。
発展途上国の滞在先は、先進国のモダンで便利な生活と比べると質素に感じるかもしれませんが、安全面や清潔面の基準は満たされています。
現地サポート
安全を第一優先とするプロジェクトアブロードは、すべての活動国で24時間体制の現地サポートを提供。
だから、海外への渡航が初めての方でも安心して参加できる魅力があります。