はじめに
フィジーでチャイルドケアの短期・長期「実践型」海外ボランティア参加者を募集しています。
派遣先は、低所得者層の家庭の子供たちが通う幼稚園です。
観光立国の美しいイメージとはうらはらに、発展途上国フィジーにはさまざまな問題が存在します。中心街から一歩離れると、目に見える貧困、インフラ整備の未発達、教育格差、教師不足、ヘルスケアへの乏しいアクセス、健康問題、環境汚染や環境破壊など、毎日の生活に影響を与える問題が浮き彫りとなっています。
この直接的な大きな影響を受けるのが、無邪気な子供たち。
チャイルドケアボランティアとしてのあなたの役割は、これらの教育施設で忙しく働く先生たちをサポートしながら、現地に生きる子供たちの幼児教育を促すこと。日ごろ見落とされがちな子供たちそれぞれが必要としているさまざまなサポートを的確に提供し、小学校入学後の授業についていくスキルと自信の育成を助けます。
きっと、観光立国と発展途上国というフィジーの両面の実情を学びながら、実践的な国際協力に携わる貴重な国際経験となるはず!
フィジーでボランティア中は、活動拠点に暮らすホストファミリー宅に滞在。シンプルな生活ながらも、現地人ホストファミリーとの共同生活はフィジー人が大切にする人とのつながりや、本当の「幸福」について異なる価値観を教えてくれることでしょう。
活動がお休みとなる週末は、現地で出会った多国籍な外国人ボランティアと共に南国フィジーの冒険へ!
チャイルドケアボランティアの参加条件
フィジーにおける子供ケアの海外ボランティアの応募対象は、世界中の大学生、社会人、シニアのみなさんです。
子供が好き、何事も前向きに取り組める、南太平洋の発展途上国で国際協力に携わりたい、フィジーに関心がある、将来は保育や子供と関わる専門職を目指している、英語を上達させたい!という熱意ある方におすすめです。
高校生には、高校スペシャルのチャイルドケア&地域奉仕活動がおすすめ!
現役保育士や関連した職種にすでに就いている方であれば、経験やスキルを支援が求められている海外の現場で活かし、自分の力を試すチャンス。
参加条件とまではいきませんが、大事になってくるのは基礎英語力。
フィジー到着後のコミュニケーションは基本的にすべて英語で行われます。フィジーの子供たちに英語で英語を教えることからも、やはり最低限の英語力は不可欠。
だからこそ、英語の練習を含む渡航前準備にどれだけ真剣に取り組んできたかが、現地入り後の確固たる自信と余裕に結びつきます。
すべては、あなた次第です!
活動内容
- 子供たちが楽しく学べる幼児教育の促進
- 少人数制での学習のサポート
- 健康的な生活と環境の促進
- 特別支援を必要とする子供たちの生活向上
子供たちが楽しく学べる幼児教育の促進
チャイルドケアボランティアのあなたに任されるのは、参加型の活動を通して、子供たちの身体能力、知覚能力、社交性を養うこと。
例えば、歌やダンスを取り入れたアクティビティ、図画工作、ゲーム、屋外でのボールを使ったスポーツなど、子供たちが熱中しながら参加し、学習とスキル習得を促すアクティビティの考案と実践に携わります。
小人数制での学習のサポート
プロジェクトアブロードが活動しているのは低所得層が多い地域で、クラスの人数が多すぎるため、教師が子供たちが個別に接する時間がとれません。
そんな一クラスあたりの生徒数が多い派遣先の教育施設では、先生たちへの負担が多く、子供それぞれの異なるニーズやサポートにきちんと対応しきれていない状況です。
そんな状況を改善すべく、チャイルドケアボランティアは放課後には少人数制のグループに分けて追加の教育サポート。読書クラブを開いたり、宿題を手伝ったりして、授業からおくれをとっている生徒が必要としているサポートを提供していきます。
健康的な生活と環境の促進
フィジー国内のよくある疾患として、心臓病や糖尿病などの生活習慣病が挙げられます。
この原因の多くは、座ったままのことが多いライフスタイルに起因する運動不足や、栄養バランスが摂れていない食生活。
現在、フィジーの死因の80%近くがこれらの病気によるものですが、正しい知識を身につければ、簡単に予防・管理することができます。
チャイルドケアボランティアたちは、生活習慣病への理解を広め、問題への認識と解決へのアクションを促進することによって、現状の改善に貢献していきます。
具体的には、チャイルドケア活動中に健康管理についてのワークショップを実施。
以下のようなトピックを指導していきます:
- 個人衛生
- ヘルシーな料理のデモンストレーション
- ヘルシーなお弁当の例
- フィットネスや運動に関する活動
これらの活動を通して、子供たちが幼い頃から健康的な生活習慣を身につける教育に貢献していきます。
そして子供たちが家に帰り、その知識を家族に伝えることによって、より健康的なライフスタイルを促すことが期待されています。
特別支援を必要とする子供たちの生活向上
プロジェクトアブロードは、フィジーの特別支援を必要とする子供たちの支援も行っており、100人近い子供たちが通う特別支援センターとも連携しています。
これらの子供たちに個別のサポートを提供し、刺激を与えることは、特別支援を必要としている子供たちの成長に大きな影響を与えることに。
特に、図工や音楽のレッスンは常に人気があります。
何らかのセラピーの資格をお持ちの方は、その分野でお手伝いをすることもできます。
活動拠点
ナンディ
フィジーの活動拠点ナンディは、フィジーで3番目に大きな都市として知られていて、主要都市間の中継地点にもなっており、観光地へのアクセスも良い街です。
チャイルドケアボランティアの1日の流れ
フィジーでのチャイルドケアの海外ボランティア活動は、現地の祝祭日を除く平日の月~金曜日、午前8時半~午後3時頃までです。
チャイルドケアボランティアとしての1日のはじまりは、滞在先での朝食から!朝ごはんを済ませて準備が整ったら、いざ派遣先へ!活動初日はプロジェクトアブロードのスタッフが付き添い、公共交通機関の利用の仕方や通い方を丁寧にご案内します。
その日の活動内容は、派遣先、あなたの知識、経験、スキル、語学力によってさまざまです。ぜひ積極的に取り組んでみてください。
午前の活動が終わったら、お待ちかねのランチタイム!ホストファミリーの家がすぐ近くの場合は、滞在先に戻って昼食をとります。それ以外の場合は、そのまま先生たちと派遣先でいただきます。
昼食を済ませたら、午後の活動再開!
1日のボランティア活動後は、現地で友達になった外国人ボランティアと地元のマーケットを散策するのも良し、滞在先に戻って夕飯の準備を手伝いながらフィジー料理を学ぶのも良し。あなた流にお楽しみください。
活動がお休みとなる週末は、仲間と共にフィジーで新しい発見をする冒険へ!
活動のねらい
フィジーにおけるチャイルドケアの海外ボランティア活動のねらいは、地元の幼稚園で働く忙しい先生たちをアシストしながら、幼児教育や特別支援を必要としている子供たちを実践的にサポートすること。
同時に、あなたが発展途上国で実践的な国際協力に携わりながら、国際人としての視野をぐんと広げること。
プロジェクトアブロードは、特に以下の項目に焦点をあてたチャイルドケアボランティア活動を行っています:
- 幼児教育の促進
- 識字率の向上
- 特別支援を必要とする人々の生活の質の向上
- 健康的な生活や環境の促進
- 子供たち一人ひとりの発育レベルの向上
あなたも、フィジーでサポートを必要としている子供たちを支え、より良い未来を導くチャイルドケアボランティアの一員へ。
マネジメントプラン
プロジェクトアブロードは独自のマネジメントプランを設け、活動に対する目標の明確化と目標達成の具体化を行っています。
マネジメントプランは、まさに私たちの活動の道しるべ。
よろしければ、マネジメントプランもあわせてご覧ください。
活動が世界に与える影響
プロジェクトアブロードは、毎年明確に定められた長期的な目標の達成に向けて取り組まれています。
その目標達成の鍵となるのが、参加者一人ひとりのみなさんの存在です。
グローバルインパクトリポートにまとめられた年間の活動の進歩と功績は、参加者全員の努力の結晶。
よろしければ、活動が世界に与える影響もあわせてご覧ください。
滞在先と食事
フィジーで活動中の滞在先は、パシフィックハーバー周辺に暮らす現地人ホストファミリー宅です。
ホストファミリーとの共同生活は、現地文化を生活レベルで体験する貴重な機会!ぜひ積極的に話しかけ、異文化交流を図りましょう。滞在先では1日3食分の食事が提供されますので、ぜひ食からもフィジー文化をお楽しみください。
その時の受入れ状況にもよりますが、なるべく他の参加者と同じ滞在先を手配し、より多くの出会いと交流を体験できるよう努めています。
発展途上国の滞在先は、先進国のモダンで便利な生活と比べると質素に感じるかもしれませんが、安全面や清潔面の基準は満たされています。
現地サポート
安全を第一優先とするプロジェクトアブロードは、すべての活動国で24時間体制の現地サポートを提供。
だから、海外への渡航が初めての方でも安心して参加できる魅力があります。