はじめに
ガーナで法律の「実践型」海外インターンシップ参加者を募集しています。
ガーナの法律インターンの活動拠点は、現地の法律支援センターです。活動の焦点は、貧困層の人々への法的支援。金銭的な問題から必要な法的アプローチをとることができないガーナの人々に、現地の法律専門家が行う法律アドバイスやサポートの提供をアシストしていきます。
ここでの実践的な活動は、ガーナの法律システムへの深い洞察を得ながら、現地の貧困層の人々が直面する法律問題への理解と解決を促す貴重な経験となることでしょう。
インターン中は、首都アクラに暮らすホストファミリー宅に滞在します。現地人との共同生活は、ガーナ流アフリカ生活に触れるまたとない異文化体験!
インターン活動がお休みとなる週末は、現地で友達になった多国籍な外国人インターンと共に、ガーナの魅力を体験する冒険に出かけよう!
法律インターン参加条件
ガーナで行われている法律の海外インターンシップの参加対象は、18歳以上の大学生や社会人のみなさんです。
特に、法学生や法学部の大学卒業生、現役の弁護士や法律専門家の社会人のみなさんにおすすめです。
活動は現地の法律専門家と共に行うので、アフリカの発展途上国における法律システムに関心がある、ガーナの人々が直面している法律問題を実践的に学習・サポートしたい!という熱意があれば、資格や経験を問わずどなたからの参加も歓迎されます。
参加にあたって求められるのは、活動に支障のない英語力。
活動中のコミュニケーションは、基本的にすべて英語で行われます。したがって、スピーキング力はもちろん、関連書類の作成にあたってライティング力も必須。英語力に不安を抱えたままだと、現地入りしてから苦労するのはあなた自身です。
だからこそ、英語の練習を含む渡航前準備にどれだけ真剣に取り組んできたかが、現地入り後の経験を左右すると言っても過言ではありません。
プロジェクトアブロードでは、本気のみなさんを現地でサポートする体制が整っていますが、現地での経験値を決めるのはあなた次第です!
活動内容
- 法律事務を通した現地弁護士のサポート
- 裁判所で弁護にあたる現地の法律専門家の聴講
- 弁護依頼人との直接のやりとりを通した案件の準備サポート
- 人権プログラムの案件サポート
法律事務を通した現地弁護士のサポート
法律インターンは、以下をはじめとした法律事務のサポートにあたります:
- 依頼人の登録
- 面会・インタビューの実施
- 裁判への出席
- 法的書類の作成
扱う案件は、養育権の問題から土地の遺言検認まで実にさまざま。この活動を通して、ガーナに暮らす人々が直面する法律や人権問題への深い洞察を得ることになるでしょう。
裁判所で弁護にあたる現地の法律専門家の聴講
法律事務に追われていない時は、裁判に出席し、その様子をライブで聴講します。
これは、ガーナのリアルな法律システムを間近で学習する貴重な機会。派遣先の弁護士と共に向かうので、メモをとるよう指示されるかもしれません。
準備は万全に。
弁護依頼人との直接のやりとりを通した案件の準備サポート
法律インターンは、共に活動する現地の弁護士から、弁護依頼人との面会サポートを頼まれることも。次に予定されている案件の対応準備や、情報収集のための面談などさまざま。
これまで扱ってきた代表的な案件のタイプをご紹介します:
- 憲法
- 遺言検認
- 地主/賃借人
- 親族、養育権、子供の扶養料、婚姻
- 刑事l犯罪
- 財産
- 契約
- 雇用
- 人身傷害(過失も含む)
人権プログラムの案件サポート
上記の法律中心の活動の他、広がったガーナの法律に関する知識と経験を活かし、プロジェクトアブロードの人権プログラムの活動もサポートしていきます。
セミナーの開催、リサーチ作業の補助、人権教育や関連したアウトリーチ活動のアシストなど、活動はさまざま。場合によっては、トレーニングや、地域型の紛争の調停サポートに携わるかもしれません。
これらの活動内容は、その時人権プログラムが扱っている案件や、みなさんの経験、関心、積極性、参加期間によって異なります。
活動拠点
アクラ
首都アクラは、ガーナの政治・経済の中心地。
人口270万人が暮らす、貿易も盛んな西アフリカの玄関口。
亜熱帯特有の蒸し暑さと、人々の温かいホスピタリティが際立ちます。
法律インターンの1日の流れ
ガーナでの法律インターンは、現地の平日にあたる月~金曜日、午前9時~午後5時頃まで活動に従事します。
インターンとしての1日は、滞在先での朝食から!朝ごはんを済ませ、準備が整ったら、いざ派遣先へ。
午前中は、派遣先の法律支援センターで、主にオフィスワークに取り組みます。必要法的書類や宣誓供述書の作成、法的リサーチなどさまざまです。
お昼近くになったら、裁判所に向かう弁護士に付き添ったり、弁護依頼人のヒヤリング、新しい案件の登録作業、インタビュー、担当弁護依頼人の準備のお手伝いなど、さらに活動はさまざま。
途中で一時間半ほどのお昼休憩を挟みます。扱う案件や地域各所での活動など、その時々の状況によって活動時間が前後することもありますので、臨機応変に対応しましょう。
午後は通常、裁判所に出向くか、法律事務を引き続き取り組むことになります。すでに午前中に裁判所での活動を終えている場合は、議論のための書類作成に携わることになるかもしれません。また、すでに弁護依頼人との直接のやりとりに応じている場合は、その案件の更新作業を担当することになるかもしれません。
このように、1日の活動内容は、その時の案件、あなたの知識、経験、スキル、語学力、積極性などによってさまざまです。派遣先のスタッフとしっかりとコミュニケーションをとりながら、自主的に取り組んでみましょう。渡された締め切りは必ず守る、ミーティングの時間厳守を徹底する、自分から積極的にコミュニケーションを図るなど、ビジネスマナーをきちんと守り、スタッフとの友好な信頼関係を築くことが重要です。
1日のインターン活動が終了したら、自由時間です。現地で親しくなった外国人インターンと共に、首都アクラ周辺を散策したり、夕飯の支度を手伝いながらホストファミリーとの交流を深めたりと、あなた流にお楽しみください。
自由行動となる週末は、少し足を延ばしてアクアペムヒルズを散策したり、ケープコーストなどの歴史的名所を訪問してみてはいかがでしょうか。
活動のねらい
ガーナで行っている法律の海外インターンシップのねらいは、法律の知識を広げながら、西アフリカの発展途上国ガーナの司法制度への洞察を得ること。
そして、貧困が原因で弁護士を雇えない・法律相談ができない現地の人々に手を差し伸べ、的確な法律サポートを提供すること。
同時に、あなたが異文化体験を通して視野をぐんと広げること。
法律インターンは、現地の弁護士や法律事務員などと活動を共にするので、実践的な学びと経験を得られる貴重な経験。利他的な使命を負うこのプログラムを通して、法律を専門とすることへのやりがいを感じることでしょう。
あなたも、ガーナでの法律の海外インターンシップを通して、ここでしか得られない海外経験を。
マネジメントプラン
プロジェクトアブロードは独自のマネジメントプランを設け、活動に対する目標の明確化と目標達成の具体化を行っています。
マネジメントプランは、まさに私たちの活動の道しるべ。
よろしければ、マネジメントプランもあわせてご覧ください。
活動が世界に与える影響
プロジェクトアブロードは、毎年明確に定められた長期的な目標の達成に向けて取り組まれています。
その目標達成の鍵となるのが、参加者一人ひとりのみなさんの存在です。
グローバルインパクトリポートにまとめられた年間の活動の進歩と功績は、参加者全員の努力の結晶。
よろしければ、活動が世界に与える影響もあわせてご覧ください。
滞在先と食事
ガーナで活動中の滞在先は、各活動拠点周辺に暮らす現地人ホストファミリー宅です。
ホストファミリーとの共同生活は、現地文化を生活レベルで体験する貴重な機会!ぜひ積極的に話しかけ、異文化交流を図りましょう。滞在先では1日3食分の食事が提供されますので、ぜひ食からもガーナ文化をお楽しみください。
その時の受入れ状況にもよりますが、なるべく他の参加者と同じ滞在先を手配し、より多くの出会いと交流を体験できるよう努めています。
発展途上国の滞在先は、先進国のモダンで便利な生活と比べると質素に感じるかもしれませんが、安全面や清潔面の基準は満たされています。
現地サポート
安全を第一優先とするプロジェクトアブロードは、すべての活動国で24時間体制の現地サポートを提供。
だから、海外への渡航が初めての方でも安心して参加できる魅力があります。