エクアドルのガラパゴスゾウガメ

エクアドルでガラパゴス環境保護の海外ボランティア

エクアドルが誇る世界遺産ガラパゴス諸島の国立公園で、貴重な固有種を守る環境保護ボランティアに携わろう

はじめに

エクアドルで環境保護の短期・長期「実践型」海外ボランティア参加者を募集しています。

舞台は、イギリス人自然科学者チャールズ・ダーウィンが「進化論」のヒントを得たとされる南米の世界遺産ガラパゴス諸島の国立公園。その地理的条件から、地球上でもずば抜けた生物多様性を誇る世界遺産ガラパゴス諸島ですが、ガラパゴス諸島特有の固有種は今、さまざまな脅威にさらされています。

その大きな理由は、外来種の動植物の広がりと私たち人間による生活の営み。プロジェクトアブロードは、ガラパゴス国立公園の唯一の提携機関として、最前線で現地の環境保護専門家の活動を支えています。その活動の原動力となるのが、環境保護ボランティアのあなたの存在。さまざまな環境保護活動の取り組みをサポートするため、ボランティアのみなさんからの多くの支援を必要としています。

実践型のボランティア活動では、野生動植物の生態調査、植林活動、貴重な固有種のゾウガメのケア、固有種を危機にさらす外来種の除去、地域住民や子供たちへの環境保護教育と多岐に渡ります。参加するあなたにとっても、世界遺産ガラパゴス諸島という別世界で貴重な環境保護に携わるユニークな国際経験となるでしょう。

南米エクアドルで環境保護ボランティア中は、同じ関心を持った多国籍な外国人ボランティアと共に、サンクリストバル島にあるボランティア寮に滞在します。地球の裏側で果たされるインターナショナルなボランティアたちとの出会いと異文化交流は、きっとあなたの世界観をぐんと広げてくれることでしょう。

日にち: 

自由

選ぶ

参加期間: 

1週間以上

対象: 

16歳以上


環境保護ボランティア参加条件

エクアドルでの環境保護ボランティアの応募対象は、世界中の大学生社会人シニアのみなさんです。

高校生には高校スペシャルの環境保護プログラムがおすすめ!

参加にあたって、特に知識や経験は問われません。

求められるのは、体力と熱意のみ!

特に自然やアウトドアが好き、生物学や環境科学を専攻している、海外での環境保護活動に関心がある、世界遺産ガラパゴス諸島の自然環境の現状を自分の目で見てみたい、南米の発展途上国で実践型の国際協力に貢献したい!という熱心な学生や社会人のみなさんにおすすめです。

環境保護専門家や研究者の方であれば、支援が求められている海外の現場でスキルや経験を活かし、貴重な国際経験を得られることでしょう。

参加条件とまではいきませんが、しいて言えば最低限の基礎英語力

活動中のコミュニケーションは、基本的にすべて英語で行われます。したがって、自分の意見をはっきり伝え、分からないことを自らきちんと質問できる英語力がないと、現地で苦労するのはあなた自身。

だからこそ、英語の練習を含む渡航前準備にどれだけ真剣に取り組んできたかが、現地入り後の経験値を左右すると言っても過言ではありません。

すべては、あなた次第です!

エクアドルはスペイン語圏のため、余裕があればスペイン語のあいさつや簡単なフレーズを学んで渡航すると、現地の人々との交流を深めるきっかけに役立つことでしょう。

エクアドルのガラパゴスゾウガメへのエサやりにあたる日本人環境保護ボランティア

活動内容

  1. 野生動物の生態調査
  2. 貴重な固有種を脅かす外来種の除去
  3. 外来植物の除去と固有種の植林
  4. ビーチ清掃
  5. 地元住民への環境保護教育

野生動物の生態調査

ガラパゴスを代表する巨大なゾウガメ。環境保護ボランティアたちは、ゾウガメ繁殖センターにて以下のような活動を第一線で支えていきます:

  • ゾウガメへのエサやり
  • 囲いや水槽の清掃
  • サイズの測定などのデータの収集
  • 個体調査など

また、現地に生息するアシカのモニタリングや野鳥の調査も一年を通して実施しています。余裕があれば、ウミイグアナの個体調査にも携わるかもしれません。個体数のカウント、個体数増減の記録、繁殖場所の洗い出しを通して、エクアドルに生息する多様な生態系をモニタリングしていきます。

貴重な固有種を脅かす外来種の除去

その地理的特徴から、捕食動物が存在しない独自の生態系を築いた世界遺産ガラパゴス諸島では、外来種の動植物がこの土地の生態系への脅威となっています。

そこで、環境保護ボランティアは一丸となってこれらの外来種の個体数のコントロールに協力し、貴重な固有種の野生動物の保護に努めます。

例えば、海鳥のガラパゴスウミツバメ(Galapagos petrel)は、貴重なガラパゴス固有種の一つ。このガラパゴス環境保護の海外ボランティア活動でモニタリングと保護を続けてきました。しかし、島内で増え続けている外来種のネズミがガラパゴスウミツバメの巣を襲い、卵を食べあさっていることから、残念ながらガラパゴスウミツバメの個体数は減少の一途を辿っています。

この事態への対応として、プロジェクトアブロードとガラパゴス国立公園がネズミの免疫システムにダメージを与える特別な殺鼠剤を入手。このネズミ駆除剤は、他の動物に害を与えることなく、ネズミのみの個体数管理を可能にしてくれる万能な殺鼠剤。持続可能な環境保護プログラム運営において、重要な役割を果たしています。

そして、環境保護ボランティア活動でガラパゴスウミツバメの繁殖のモニタリングを続けた結果、2017年にはガラパゴスウミツバメの個体数10%増を記録。これは、継続的なネズミ駆除の努力によって、外来種のネズミの個体数が40%減ったことが直接的な要因であると考えられています。

外来植物の除去と固有種の植林

脅威となっている外来種は、動物だけにとどまりません。外来種の植物は、ガラパゴス諸島の固有種の植物にとって、多大なる脅威の一つ。これらの外来種の除去は、固有種の植物の繁栄にとって不可欠です。

環境保護ボランティアたちは、グアバ、アボカド、ラズベリーなどの木や植物を抜き取り、苗床で育てた固有種の苗木を植える植林活動に取り組んでいます。

ビーチ清掃

ビーチ清掃は、自然環境をできるだけゴミのない状態に保ち、私たち人間による海洋生物へのダメージを削減することにつながります。

環境保護ボランティアたちは回収したゴミの重量を測り、ゴミのポイ捨てが多い場所の洗い出しや島内のゴミのポイ捨ての増減をモニタリングし、対策に役立てています。

地元の人々や子供たちへの環境保護教育

教育は最大の武器、そして持続可能な環境保護活動は地元住民の参加なしには成り立ちません。

そこで、環境保護ボランティアたちは地元の学校や地域各所に出向き、周辺地域に暮らす人々やエクアドルの将来を背負う子供たちへの環境保護教育に携わることも。

エクアドルの貴重な自然環境についてや環境保護の重要性を分かりやすく教え、できるだけ自然にやさしい生活の営みを促進します。


活動拠点

サンクリストバル

サンクリストバル島は、チャールズ・ダーウィンが最初に上陸した由緒ある島。

世界遺産ガラパゴス諸島の中で地質学的に最も古いとされています。

主な活動先は、サンクリストバル島にあるガラパゴス国立公園です。

 

空港送迎・航空券手配・ビザ

到着指定空港では、担当スタッフがあなたのご到着をお待ちしています!

空港送迎、航空券手配、ビザなどの詳細はエクアドル到着案内をご覧ください


環境保護ボランティアの1日の流れ

エクアドルでの環境保護を通した国際ボランティアでは、現地の平日にあたる月~金曜日、午前8時~午後1時半頃まで活動に従事します。

環境保護ボランティア活動は、その日の天候や活動内容によってタイムスケジュールが多少異なることもあります。例えば、野鳥の調査に出かける際は、早朝5時に活動をスタートしますので、臨機応変に対応しましょう。

また、日々の環境保護ボランティア活動は多岐に渡ります。活動スケジュールをよく確認し、担当の環境保護専門家と積極的にコミュニケーションを図りながら進めて行きましょう。

1日のボランティア活動が終了したら、自由時間です。滞在先に戻って、仲間の外国人ボランティアと周辺の散策に出かけるのも良し、美しい夕日を眺めながらのんびり過ごすのも良し。

夕飯はみんなで共同宿泊施設でいただきます。

自由行動となる週末は、仲間の外国人ボランティアと共にサンクリストバル島の町を散策しながら魚市場に寄ったり、世界遺産ガラパゴス諸島を巡りに出かけたししてみてはいかがでしょうか。

エクアドルで植林に取り組む環境保護ボランティアたち

活動のねらい

エクアドルで行われている環境保護の海外ボランティアのねらいは、世界遺産ガラパゴス諸島のユニークな野生動植物の生息環境を保全すること。

同時に、あなたが実践的な国際協力経験を得ながら視野をぐんと広げること。

ガラパゴス諸島の多くの貴重な野生動植物は今、外来種によって多大なる影響を受けています。世界中どこにも存在しないエクアドル唯一の固有種は、もはや私たち人間による保護なしには将来姿を消す運命をたどりかねません。環境保護ボランティアとしてのあなたの実践的な貢献は、これらのエクアドルの固有種を後世につなげる重要な役割を果たします。

エクアドルでの環境保護の海外ボランティア活動は、特に以下の項目に力を入れて活動に取り組んでいます:

  • 自然生息環境の再生の促進
  • 野生動植物の保護
  • 地域型の環境保護教育

あなたも、エクアドルの世界遺産ガラパゴス諸島のユニークな生物多様性を後世に残す環境保護ボランティアの一員へ。


マネジメントプラン

プロジェクトアブロードは独自のマネジメントプランを設け、活動に対する目標の明確化と目標達成の具体化を行っています。

マネジメントプランは、まさに私たちの活動の道しるべ。

よろしければ、マネジメントプランもあわせてご覧ください。


活動が世界に与える影響

プロジェクトアブロードは、毎年明確に定められた長期的な目標の達成に向けて取り組まれています。

その目標達成の鍵となるのが、参加者一人ひとりのみなさんの存在です。

グローバルインパクトリポートにまとめられた年間の活動の進歩と功績は、参加者全員の努力の結晶。

よろしければ、活動が世界に与える影響もあわせてご覧ください。


滞在先と食事

エクアドルで活動中は、専用のボランティア寮に滞在します。

基本的に同性の仲間とのルームシェアとなりますので、貴重な異文化体験の機会として積極的に交流を図りましょう

現地では1日3食分の食事が提供されます ので、ぜひ食からもエクアドル文化をお楽しみください。

滞在先は先進国のモダンで便利な生活と比べると質素に感じるかもしれませんが、安全面や清潔面の基準は満たされています。

よろしければ、滞在先もあわせてご覧ください。


現地サポート

安全を第一優先とするプロジェクトアブロードは、すべての活動国で24時間体制の現地サポートを提供。

だから、海外への渡航が初めての方でも安心して参加できる魅力があります。

お申込み時のお支払いは、お申込み金 29,500円のみです(参加費用の一部の扱い)。

複数のプログラムへの参加は割引が適用されます。0120-001-978までお気軽にご相談ください。

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