はじめに
ケニアで環境保護の短期・長期「実践型」海外ボランティア参加者を募集しています。
舞台は、貴重な野生動物の保護と自然保全が叫ばれているケニア。
活動拠点は、東アフリカを南北に横断する壮大な大地溝帯グレートリフトバレーにたたずむソイサムブ自然保護区。このサバンナの大自然の中で、地元の環境保護専門家から学び、貴重な生物多様性を次世代につなげる環境保護活動に貢献しよう!
ケニアでの環境保護の海外ボランティア活動が重要視しているのは、絶滅危惧種ロスチャイルドキリンの保護。世界に現存するロスチャイルドキリンは、残りわずか数千頭となり、生き残りをかけた戦いが続いています。もはや私たち人間による保護なくしては、この美しいロスチャイルドキリンは絶滅の一途をたどるばかり。
環境保護ボランティアは、地元の環境保護専門家の指導のもと、ロスチャイルドキリンの生態系調査やモニタリング、外来種の植物の撤去、密猟防止パトロール、野生動物たちの水飲み場の設置など、実践的な活動を支援していきます。
ケニアでボランティア中は、世界中から集まる多国籍な外国人ボランティアと共にソイサムブ自然保護区内にあるボランティア寮に滞在します。そこに広がるのは、見渡す限りのサバンナの大自然。
自由時間となる週末は、現地で出会った外国人ボランティアの仲間と共に、ケニアでアフリカの大地を冒険しに出かけよう!
環境保護ボランティア参加条件
ケニアでの環境保護ボランティアの応募対象は、世界中の大学生、社会人、シニアのみなさんです。
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参加にあたって特に資格や経験は問われません。
求められるのは、体力と熱意のみ!
特に、自然やアウトドアが好き、生物学や環境科学を専攻している、海外での環境保護活動に関心がある、アフリカの自然環境の現状を自分の目で見てみたい、アフリカの発展途上国で実践型の国際協力に貢献したい!という熱心な方におすすめです。
現役の環境保護専門家や研究者の方であれば、支援が求められている海外の現場でスキルや経験を活かし、貴重な国際経験を得られることでしょう。
活動をリードするプロジェクトアブロードの環境保護専門家もボランティアのみなさんと同じようにソイサムブ自然保護区に寝泊まりをするので、本気のあなたの活動を支える現地サポート体制が整っています。
参加条件とまではいきませんが、求められるスキルとしてあえて挙げるとすれば、最低限の基礎英語力。活動中のすべてのコミュニケーションは、ケニアの公用語の一つであり、世界で最も広く利用されている英語で行われます。したがって、自分の意見をはっきり伝え、分からないことを自らきちんと質問できる英語力がないと、現地で苦労するのは自分自身です。
だからこそ、英語の練習を含む渡航前準備にどれだけ真剣に取り組んできたかが、現地入り後の経験値を左右すると言っても過言ではありません。すべては、あなた次第です!
活動内容
- 絶滅危惧種ロスチャイルドキリンの保護活動
- 仕掛けカメラを通した野生動物の調査
- 外来植物の除去
- 野生動物の命をつなぐ水源の保全
- 環境保護教育をはじめとした地域奉仕活動
絶滅危惧種ロスチャイルドキリンの保護活動
ケニアでの環境保護ボランティアの主な活動の柱は、絶滅の危機に瀕しているロスチャイルドキリンの生態系の研究と、その研究結果や保護の重要性を周囲に訴えかけること。
先駆者的なこのリサーチは、世界全体の個体数が数千頭にまで減少しているロスチャイルドキリンの存続を決定づけるといっても過言ではありません。そんな貴重なロスチャイルドの命をこの世に引き留めるには、繁殖に必要となる環境の整備が不可欠で、ボランティアのみさんからの多くの支援を必要としています。
仕掛けカメラを通した野生動物の調査
絶滅の危機にさらされているロスチャイルドキリンの他にも、ソイサムブ自然保護区には多くの貴重な野生動物が生息しています。
ボランティアに任されるのは、仕掛けカメラの設置。多数の野生動物が夜行性であることから、自然保護区内各所にカメラを設置し、野生動物の動向やその生態、生息地の調査に貢献していきます。そして、集めたデータを哺乳類の一覧表に記録。個体数増減の確認は、継続される環境保護活動の成果をモニタリングする役割を果たします。
外来植物の除去
ケニアでは、外来植物の存在が大きな問題になっています。貴重なケニア固有の植物を破壊する外来植物は、そこに生息する野生動物の棲みかを奪うことを意味します。
環境保護ボランティアたちは、これらの外来植物の除去に取り組むと同時に、訪問者が貴重な固有種の植物を踏みつぶさないよう自然保護区内の小道の整備に貢献していきます。
野生動物の命をつなぐ水源の保全
残念ながら、野生動物の個体数減少の原因の一つは密猟。環境保護専門家やスタッフと共にパトロールに出かけ、仕掛けられた罠を一つひとつ取り除く作業に取り組み、密猟の防止に努めています。
また環境保護ボランティアは、野生動物たちの水飲み場となるため池の整備でも活躍します。野生動物が継続的に水分を補給できる環境を整えることは、干ばつなどのサバンナの過酷な自然環境下でも野生動物が生き抜くことを意味する重要な活動です。
環境保護教育をはじめとした地域奉仕活動
環境保護ボランティアたちは、毎週木曜日にソイサムブ自然保護区を飛び出し、周辺の地域各所に出向いて地域奉仕活動に取り組みます。
自然保護区での野生動物や自然を相手にする環境保護活動だけでなく、実際に暮らすケニアの人々と交流し、環境保護教育をはじめとした支援が必要とされているさまざまな分野で手を差しのべ、地域の発展を支えます。
ボランティアたちは、以下をはじめとする地域奉仕活動に取り組んでいきます:
- 地元の子供たちへの環境保護教育
- 環境にやさしいかまどの設置
- 水のタンクの補修
- トイレの設置
- 基礎英語教育
- サッカーなどのスポーツを通した交流
活動拠点
ソイサムブ
ソイサムブ自然保護区は、人類誕生の地とも言われるグレートリフトバレーの奥深くに存在。
約195平方キロメートルに及ぶ広大なこの自然保護区は、まさに野生動物のオアシスです。
50種を超える10,000頭の哺乳類が生息し、そのうちの約90頭は絶滅の危機に瀕するロスチャイルドキリン。
これは、地球上に存在するロスチャイルドキリンの10%に値します。
環境保護ボランティアの1日の流れ
ケニアでの環境保護の海外ボランティアの活動日程は、現地の祝祭日を除く平日の月~金曜日、午前8時~午後12時と午後2時~午後5時頃まで活動に従事します。
太陽が高く登る昼間は、暑さを避けるために活動を中断し、ランチ休憩をとりながら体を休めます。その日の活動内容によってはタイムスケジュールが多少前後することもありますので、臨機応変に対応しましょう。
1日の活動内容は、さまざまです。派遣先のスタッフとしっかりとコミュニケーションをとりながら自主的に取り組んでみてください。
1日のボランティア活動が終了したら、自由時間です。仲間の外国人ボランティアとの異文化交流、トランプ、ゲーム、読書、環境保護専門家との意見交換など、自分流に自由時間を楽しもう。
活動がお休みとなる週末は、仲間のボランティアと共にナクルの町を散策したり、周辺の国立公園を訪問したりして、ケニアの異なる側面を体験しに出かけよう!
活動のねらい
ケニアにおける環境保護の海外ボランティアのねらいは、アフリカのサバンナに生息する貴重な野生動植の保護と自然保全を通して、生態系のバランスを維持すること。
同時に、あなたが実践的な国際協力経験を得ながら視野をぐんと広げること。
雄大な自然を誇るケニアには、貴重な野生動物が本来のありのままの姿で生息しています。しかし、人口が増加するにつれ、密猟、環境汚染、住宅地や商業地の開発による環境破壊など、自然環境にさまざまな影響が及んでいます。ソイサムブ自然保護区は、そんな状況下に生きる野生動物が安らげる貴重なオアシス。
それも、環境保護活動の努力なくして成り立ちません。絶滅危惧種のロスチャイルドキリンの保護をはじめとしたこの広大な自然保護区で行われている多岐に渡る環境保護活動は、即戦力となるボランティアのみなさんからの支援を必要としています。
あなたも、ケニアで貴重な野生動物を守り、自然保全に貢献する環境保護ボランティアの一員へ。
マネジメントプラン
プロジェクトアブロードは独自のマネジメントプランを設け、活動に対する目標の明確化と目標達成の具体化を行っています。
マネジメントプランは、まさに私たちの活動の道しるべ。
よろしければ、マネジメントプランもあわせてご覧ください。
活動が世界に与える影響
プロジェクトアブロードは、毎年明確に定められた長期的な目標の達成に向けて取り組まれています。
その目標達成の鍵となるのが、参加者一人ひとりのみなさんの存在です。
グローバルインパクトリポートにまとめられた年間の活動の進歩と功績は、参加者全員の努力の結晶。
よろしければ、活動が世界に与える影響もあわせてご覧ください。
滞在先と食事
ケニアで活動中の滞在先は、ソイサムブ自然保護区にある専用のボランティア寮です。
基本的に同性の仲間とのルームシェアとなりますので、貴重な異文化体験の機会として積極的に交流を図りましょう。
現地では1日3食分の食事が提供されますので、ぜひ食からもケニア文化をお楽しみください。
発展途上国の滞在先は、先進国のモダンで便利な生活と比べると質素に感じるかもしれませんが、安全面や清潔面の基準は満たされています。
現地サポート
安全を第一優先とするプロジェクトアブロードは、すべての活動国で24時間体制の現地サポートを提供。
だから、海外への渡航が初めての方でも安心して参加できる魅力があります。