海外ボランティアを行う国によっては、どうしても飛行機の乗り継ぎが必要になります。
海外渡航が初めての場合や、行ったことがない空港の場合は、乗り継ぎにちょっとドキドキしちゃいますよね。
そこで今回は、乗り継ぎに関するよくある質問に一問一答形式で回答していきます!
Q そもそも乗り継ぎって何?
乗り継ぎとは、最終目的地に向かう途中で第三国にある空港に立ち寄り、最終目的地に向かう飛行機に乗り換えることです。
例えば、アフリカ・中南米の活動国で海外ボランティアを行う場合は、日本からの直行便がないため、必ず一回以上の乗り継ぎが発生します。
アジア諸国の活動国へは、日本(東京)からの直行便を利用できることが多いです。
通常、乗り継ぎを行う国には入国せず、空港のトランジットエリア内を移動します。
空港内の「Transfer(トランスファー)」「Transit(トランジット)」「Connecting Flights(コネクティング フライト)」などと案内された方向に向かいましょう。
Q 乗り継ぎ便は、違う航空会社を使ってもいいの?
乗り継ぎ便に違う航空会社を使うこと自体は、実質可能です。
ただし、よっぽど旅慣れしている、または経由地で入国して観光するなどでない限り、おすすめできません。
その理由は、乗り継ぎ便が同じ航空会社または提携航空会社でない場合、スルーチェックイン*ができないから。
スルーチェックインでないと、預け荷物はスルーバゲージとならないので、経由地点で荷物の受け取り&再チェックインが必要になります。
航空会社が異なると、飛行機の遅延などによる乗り継ぎ便への搭乗失敗にも対応してくれません。
その他、バンコクなどの一部の空港では、航空会社が変わると、同じ都市内の別の空港の可能性もあるので要注意です。
*スルーチェックインとは、最初の出発地点でのチェックインの際、乗り継ぎ便のチェックインも同時に済ませることです。
Q トランジットビザは必要なの?
トランジットビザが必要か否かは、乗り継ぎを行う国によって異なります。
基本的に、日本国籍でトランジットエリア内にとどまる場合は、ビザ不要のことが多いです。
ただし、もちろん例外の国もあります。
乗り継ぎがある場合は、該当国の大使館の公式ウェブサイトにあるビザ案内などから詳細を確認するようにしましょう。
航空券の手配をお任せすると、プロジェクトアブロード提携旅行代理店が、搭乗者の国籍と乗り継ぎの国に応じて適切にアドバイスしてくれるので、おすすめです。
ちなみに、アメリカでの乗り継ぎにはESTA(Electronic System for Travel Authorization/電子渡航認証システム)が必要になります。
中南米への活動国の渡航は、アメリカ経由が多いので覚えておきましょう。
Q 乗り継ぎに失敗したら、どうすればいいの?
乗り継ぎに失敗した理由が、搭乗ゲートが分からなかった、待ち時間中に居眠りをして逃したなど、航空会社の責任によらない場合は、航空会社のカウンターで自ら次のフライトを手配する必要があります。
その際、航空券の変更手数料を支払うか(よくある変更手数料は約20,000円~30,000円)、もしくは新しく航空券を購入し直すことになります。
これらの万が一の支払いには、GAICAが便利です。
特に高校生の場合は、GAICAを一枚持っておくと安心。
航空会社による出発時間の遅延などを理由に乗り継ぎに失敗した場合は、航空会社が代替航空券の手配し、必要に応じて宿泊場所を無料で提供してくれることもあります。
Q 乗り継ぎをサポートしてくれるサービスはあるの?
乗り継ぎをサポートしてくれるサービスは、あります。
その一つが、単独渡航の未成年者を対象にしたアナカンサービス(Unaccompanied Minor Service)。
アナカンは、乗り継ぎ先の空港で、航空会社職員が次の搭乗ゲートまで案内してくれる有料サービスです。
ただし、各航空会社でサポート対象年齢や内容が決まっているため、渡航者全員が受けられるサービスではありません。
どうしても乗り継ぎサポートを受けたい場合は、航空会社に直接問い合わせてみるのもよいかもしれません。
基本的に、空港内にあるインフォメーションカウンターでいろいろ尋ねれば、無料で教えてくれますよ。
おわりに
今回は、多くの海外ボランティアのみなさんが経験する飛行機の乗り継ぎについて、よくある質問を一問一答形式でご紹介しました。
直行便の場合はラッキーですが、乗り継ぎは体を伸ばすチャンスですし、時間に余裕があれば飲食やお土産を見れるなど、メリットもあります。
今回のアドバイスを参考に、ぜひ準備万端で安全な乗り継ぎを行ってくださいね。
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