ハンガーにかかったたくさんのTシャツとYシャツ

これでもう悩まない!海外ボランティアの服装選びのポイント

スタッフ | 2020年 12月 28日
更新 2023年 11月 12日

あなたは、海外ボランティア参加にあたって、どんな服を持って行けばよいかご存じですか?

何となく想像できる、という方が多いのではないでしょうか。

プロジェクトアブロードのマイページには、活動先ごとのドレスコードが載っています。

でもその発表は、渡航約2週間前。

今から海外ボランティアの服装についてよく理解し、スマートな準備を進められたらよいと思いませんか?

そこで今回は、服装選びのポイントをご紹介したいと思います!

1. 活動中

1.1. 子供相手・アウトドア系ボランティア

チャイルドケアなどの小さな子供を対象とし活動や、建築スポーツなどの基本的に屋外で行われる海外ボランティア活動では、機能性を重視した服装選びがおすすめです。

ポイントは、動きやすい、丈夫である、通気性がよい、汚れにくい(または汚れても構わない)こと。

靴も、動きやすく、汚れても構わない履き慣れたスニーカーがよいでしょう。

加えて環境保護の海外ボランティアでは、カーキ、ベージュ、緑、茶系など、なるべく自然に溶け込むナチュラルカラーの服を選びましょう。

大自然の中での活動で、派手な色や柄ものアイテムはNGです。

環境保護活動では、スニーカー以外にもハイキングブーツ/トレッキングブーツも多く履かれています。

1.2. かっちり系インターン

基本的に、スマートカジュアルなスタイルになります。

スマートカジュアルは、上下スーツにネクタイと革靴というフォーマルな堅苦しさはありませんが、襟付きのシャツに長ズボンなど、最低限の「きちんと感」や「ビジネスライク」を感じられる服装です。

したがって、クライアントとの面談、プレゼン、取材などの対面の活動にも通用します。

靴は、ビジネスシーンでも履ける派手すぎないスニーカー、バレイシューズ、パンプス、おしゃれ目のサンダルなどがグッド。

インターネットで「スマートカジュアル」と検索すると、たくさんの画像が出てきます。

インターン系でも、プロジェクトアブロードのオフィスでデスクワークに取り組む際は、基本的にTシャツ・短パンのようなラフな恰好で大丈夫です。

ちなみに、ほとんどの医療&ヘルスケア系の海外インターンシップでは、スクラブなどの医療用ユニフォーム、またはスマート目の服装の上に白いドクターコートを着用するなど、活動先と活動内容に応じてドレスコードがあります。

また、一部の教育の海外ボランティアでも、ボランティア教師として教壇に登る際にスマートカジュアルが求められます。

東アフリカのタンザニアに広がる大自然サバンナ

2. 活動外

2.1. 自由時間

活動外の自由時間は、基本的にお好みの服でOKです!

傾向として、日本人ボランティアのみなさんは年齢を問わず小綺麗な恰好をしている方が多いのに対し、欧米出身のボランティアはとてもシンプルでカジュアルです。

イメージとしては、夏ならTシャツに短パン、ビーサン、というような飾り気のないスタイル。

プロジェクトアブロードのボランティアは欧米出身が多いので、周囲に溶け込みたい方はカジュアルスタイルがおすすめです。

2.2. お出かけ着

ここぞ!というお出かけ用に、普段よりちょっぴりおしゃれ目の服を一着用意しておくとよいかもしれません。

高校生スペシャル期間限定プログラムでは、活動外の時間にさまざまなソーシャルイベントや交流アクティビティ、観光が予定されています。

プログラム終盤のレストランでの外食では、欧米出身の女性ボランティアたちがかなり気合を入れてドレスアップしていたとか。

それを見た日本人ボランティアは、「お気に入りのワンピースを持ってくればよかった!」と後悔されたそうです。

ドレスアップといっても、現地に溶け込める程度のおしゃれが大事です。

過度に派手な服装、ジュエリー、ブランド品などを身につけて現地で浮いてしまうと、スリや強盗などの犯罪の標的になりかねません。

適度なおしゃれを楽しみましょう。

2.3. 水着

以下のような場合は、水着を持って行くとよいでしょう:

  • 活動拠点がビーチの近くである
  • 週末の観光中、海、川、滝、プールなどで泳ぎたい
  • 高校生スペシャル期間限定スペシャルのソーシャルアクティビティとして、海水浴をする、滝で泳ぐ、ホテルのプールを楽しむ、シュノーケリングをするなどが予定されている

過去には、水着を忘れ、滞在先のホテルのプールで仲間が楽しんでいる間に参加できず悔しい思いをした高校生や、洋服のままプールに入った強者の高校生もいました…!

そんなハプニングにならないよう、プログラム予定を事前によく確認しましょう。

2.4. 靴

自由時間用の靴は、以下がおすすめです:

  • スニーカーなどの履き慣れた靴一足
  • ビーサンまたはサンダル一足

スニーカーは、活動と兼用できれば荷物が少なく済みますね!

ビーサン/サンダルは、参加期間が現地の冬にあたる場合は不要ですので、その辺は適宜判断しましょう。

お出かけ用ワンピ

3. その他のポイント

3.1. 文化

活動国それぞれの風習は、服装にも表れています。

もちろん好きな服を着る自由はありますが、相手の国の事情を配慮し、現地の人々に不快感を与えない、紛失や盗難のトラブルに遭わないよう最低限の注意を払う姿勢が大切です。

例えば、南国フィジー

特に伝統的な生活を営む田舎の村では、極端に短いスカートや短パンを着る女性の姿は見かけません。

「スル」と呼ばれるロングの巻きスカートか、「スル・チャンバ」といって下はスル、上はスルと同じ南国風の色鮮やかな柄のトップスできめるのがよくあるスタイル。

一方、東南アジア諸国では、保守的な服装(肌をあまり露出しない服装)が一般的です。

例えば、カンボジア

寺院などを訪問する際は、肩、腕、胸元、脚の露出があると、入れてもらえません。

また女性の場合、下半身のラインがよく分かる今流行りのスパッツ/レギンスも、場所によっては避けたほうが無難です。

他にも、派手な装飾、ブランド品や高価なアクセサリーは、日本で楽しむのが無難でしょう。

3.2. 天候

服装を選ぶ際は、活動地域の天候を考慮しましょう:

  • 雨季/スコール:雨具、乾きやすい服、撥水加工の上着
  • 湿度が高い:通気性のよい服、乾きやすい服
  • 日差しが強い:帽子、サングラス、一枚羽織れるもの、通気性のよい服
  • 天気が変わりやすい/風が強い:一枚羽織れるもの、ウインドブレーカー、スカーフ
  • 屋内外の寒暖の差が激しい:一枚羽織れるもの、スカーフ

例えば、アフリカは「暑い」というイメージがありませんか?

アフリカでも場所や時期によっては、朝晩に冷え込む、カラっとしている、日本の夏は現地の冬で寒い(南半球の場合)などさまざまなので、想像とのギャップもありえます。

一方、年中高温多湿な東南アジア諸国では、冷房で室内を極端に冷やしているお店もしばしば。

ホテルの部屋の室内温度の初期設定が、15度前後ということもめずらしくありません。

ぜひ、対策を!

3.3. 洗濯

発展途上国で海外ボランティア中の洗濯は、基本的に手洗いです。

町のクリーニング屋さんに洗濯をお願いをしても、シミをつけられた、縮んだ、無くされたというケースが過去に報告されています。

また、コンクリート舗装されていない一部の地域では、土埃で服がけっこう汚れます。

したがって、汚れても無くしても気にならない、丈夫で気兼ねなく着られる服が一番!

ちなみに、下着や靴下は少し多めに持って行くことをおすすめします。

特に室内干しの場合は、乾くまでに時間がかかるので、多めが安心です。

南国フィジー伝統の服装

おわりに

このブログでは、海外ボランティアに参加するにあたっての服選びについてご紹介しました。

活動中、活動外、その他のポイントの切り口から、ぜひあなたに最適な服装準備にお役立てください。

海外ボランティア渡航前必読!みんながすすめる持ち物リスト39は、持っていく服の量やその他荷造りに関するアドバイスが満載です。

その他海外ボランティア中の服装について分からないことがあれば、経験豊富なスタッフまでご遠慮なくご相談ください。

どんなに小さな質問も、一つずつしっかり解消していきましょう。

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