海外旅行保険の仕事をしています、株式会社ウィズハートの木代(きしろ)と申します。
プロジェクトアブロードの活動で海外渡航される方の海外旅行保険を担当しており、多くのお客様のご加入サポートや保険金お支払いを行っております。
活動にご参加いただくにあたり、海外旅行保険が必要となる状況に陥らないことが最も望ましいのですが、万が一必要となった場合に備えて最適な海外旅行保険に加入をしていれば不安も和らぎます。今回の寄稿を通して、海外旅行保険についてみなさんにご案内をしたいと思います。
もし海外で医療サービスを受けることになったら?
プロジェクトアブロードの活動に参加をしている際に体調を崩してしまった場合、現地で医療サービスを受ける必要があります。その場合、日本で医療サービスを受けるのと異なり多額の費用を要します。
日本ではみなさんが加入している医療保険が適用され、医療サービスを受けた場合も多くが保険で補償されます。一方で海外ではそうはいきません。自ら支払いが必要です。原則、海外においてはすべての実費負担が求められるため、その額は高額なものとなります。もし入院などが伴う場合、その額はさらに大きなものになるでしょう。
そのため、海外に渡航する際には補償内容が備わった海外旅行保険の加入が肝要です。緊急を要する場合であっても、海外旅行保険に加入をしていれば費用に関して心配することなく必要な治療を受けることが可能です。
プロジェクトアブロードの参加者の方でも、クレジットカードに付帯している海外旅行保険の利用をお考えになる方もいらっしゃいます。一方でクレジットカードに付帯している海外旅行保険の補償内容は十分とは言えず、おすすめはしておりません。特に治療費および医療費の項目に関しては、金額に関係なくすべて海外旅行保険で保障されるプランに加入いただくことを強く推奨しています。
ウィズハートを通して加入いただけるAIG損保の海外旅行保険は、いわゆるキャッシュレスサービスも提供しています。キャッシュレスサービスが利用可能な医療機関で受診した場合、ご自身で医療費等のお支払いを一切することなく、すべて保険会社と医療機関との間で決済を完了するのでお手持ちのお金が少ない場合でも安心です。
また、お電話では24時間日本語でお話しいただけるコールセンターもあるほか、現地の言葉を話せない方には通訳者を派遣するサービスもあり、知らない国で入院されるお客様の不安を少しでも和らげることも行っています。
また、お電話では24時間日本語でお話しいただけるコールセンターもあるほか、現地の言葉を話せない方には通訳者を派遣するサービスもあり、知らない国で入院されるお客様の不安を少しでも和らげることも行っています。
海外での医療費はどの程度になるの?
近年、インフレや円安の進行により海外における医療費は大きく高騰しています。私の個人的な感覚では、直近5年で1.5倍~2倍くらいになっているように感じます。
プロジェクトアブロードの参加者の方ではありませんが、ウィズハートのお客様で2023年にアメリカ旅行中に心不全で倒れられ、緊急手術と10日間の入院をされた方がいらっしゃいます。
幸いにして命はとりとめましたが、かかった医療費はなんと約2,000万円にもなりました。ご加入されていた海外旅行保険で、2,000万円全てが保険でカバーされました。こちらの事例に関しまして、下記でも掲載していますのでぜひご覧になってみてください。
https://withheart.jp/hoken/travel-insurance-voc20230730.html
プロジェクトアブロードのお客様の事例では、現在までのところ幸いにして重篤な事態に陥った方はいらっしゃいません。2023年から2024年に発生した事例でお伝えをすると、3名の方へ保険金のお支払いを行いその額は102,000円から300,000円でした。
海外旅行保険で全額がカバーされ、キャッシュレス治療でしたので、お客様の窓口支払いは一切ありませんでした。とはいえ、入院をせずとも検査や治療をすればこれだけの医療費がかかります。
おわりに
このように海外で長く入院をすることになれば、とても大きな費用がかかります。
一方で、しかるべき海外旅行保険に加入をしていればどれだけ多額の請求が生じたとしてもすべて保険で補償されます。
海外旅行保険には様々なプランが用意されていますが、とくに「治療費・医療費」の項目においては請求額に関係なく全額保険で補償される「無制限」のプランに加入いただくことを強く推奨しています。
この仕事を長くしていて、海外渡航には海外旅行保険は本当に大事だと強く感じます。
これから海外渡航を予定されている方はどうか海外旅行保険で万が一の備えを確保していただきたいと思います。
そしてもしもお困りのことが出てきたときには全力でサポートさせていただきます。
筆者プロフィール
株式会社ウィズハート
代表取締役 木代 晃輔
神奈川県出身
大学卒業後に損害保険会社で勤務
独立後は保険相談サイト「保険ウィズ」やFP相談サイトを開設し、海外旅行保険のプロとして活動中
免責事項:
このブログは株式会社ウィズハート木代様に寄稿いただいたものとなります。寄稿いただいた内容は、木代様の現在までの業務経験や知識に基づき記入いただいたものとなり、プロジェクトアブロードの公式な見解を示すものとは限りません。寄稿いただいた内容に関して正確な記述に努めていますが、寄稿いただいたブログの内容に関してプロジェクトアブロードとして何らかの保障や責任を負うことを意味していません。